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大学生よ、そんなに目立ちたければ学内で活躍せよ

2013年04月28日 21時00分00秒 | キャリア支援
幼稚、暗愚、無神経…
USJ迷惑騒動で判明、
今どき大学生の“嫌になるほどの低レベル”

2013年4月27日(土)18:04
(産経新聞)


写真はイメージです

前回のこのブログでも、学生による破廉恥(:最近はあまり使われない=死語)行為を紹介しました
その検証記事がUPされたので、紹介します。

衝撃事件の核心

K戸大(神戸市)の文学部2年の男子学生(19)が
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)で
迷惑行為を繰り返した問題は、
D志S大(京都市)やK西G国大(大阪府枚方市)の学生らも
加担したことが発覚し、世間を騒がせた。
一連の行為が発覚したきっかけは、
いずれもインターネット上での“悪さ自慢”だった。
ネットでの「炎上」がリアルに飛び火した格好で、
ネットでのウケ狙いのために現実世界で蛮行に走ったともみてとれる。
最高学府のそれも有名大学の学生がやることとは思えない行動だが、
学生たちの無軌道ぶりはネットにあふれている。

「アトラクションで手首折った」と虚偽投稿

「乗り物から乗り出したら柱にあたって手首を折った」
「アトラクションが運休した」-。
今年3月、ネット上のサイトに骨折した手首を撮影した
レントゲン写真とともにこんな文言が掲載された。

このアトラクションはUSJに新設されたばかりで人気だっただけに、
ネットユーザーが「非常識だ」「乗るのを楽しみにしている客もいるのに」などと猛反発。
この投稿は別のサイトへと転載され、
瞬く間に「炎上」する騒ぎとなった。

ほかの投稿などに実名や大学名を書いていたため、
ユーザーがK戸大文学部2年の男子学生と特定し、
大学側に通報することで問題が発覚した。
しかし、問題はこれだけでは終わらず、
芋づる式に学生の行為が明らかになった。

その後の調査で、
男子学生は入学前の平成24年3月から、
今年3月までに友人らとたびたびUSJに入園。
大型ボートのアトラクションなどの乗車時に
安全バーをゆるめて身を乗り出したり、
裸になって立ち上がったりした。

さらに、ジェットコースターに10数人で乗り込み、
上半身裸で腕組みをしている様子も撮影。
また、2人乗りのボートをわざと傾けて転覆させた。
少なくとも7回に渡って迷惑行為を繰り返したという。

USJは学生の保護者に連絡したほか、
「迷惑行為をしない」という宣誓書を書かせたが、
効果は全くなかったという。

さらに、問題が発覚するきっかけとなった
「アトラクションでけがをした」という書き込みが虚偽であることも判明した。
USJ側は安全管理を徹底しているとし、
「ジェットコースターからどれほど身を乗り出しても柱にはぶつからないよう設計している」と主張した。
実際は、サッカーで負傷した傷であることが発覚した。

問題の学生はネットの書き込みや虚偽の投稿に対して
「人と違うことがしたかった」などと説明しているという。

次々と明らかになる迷惑行為

さらにその後の調査で、
D志S大の学生も迷惑行為に加担していたことが発覚。
同大の学生は、
ボートが水路を進むアトラクションの途中でボートから岸に飛び移り、
再びボートに乗り込んでいた。

この影響で、安全確認のためアトラクションは約30分間運休した。
多くの乗客が迷惑をこうむった形だが、
学生らはその様子を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿し、
「偉業」などと自慢するような書き込みもしていたという。

また、K西G国語大の学生も迷惑行為を行っていたことが、
大学側の調査で判明した。
いずれもネット上での投稿が原因で迷惑行為が発覚したという。

「運行中のイタズラはほかのお客さんがけがをする可能性もあり、
絶対にやめてほしい」。
ある遊園地の関係者はこう前置きし、
「どの遊園地にもマナーが悪かったり、
アトラクションの運行中に悪ふざけをするお客さんはいるが、
これほど悪質なのは記憶にない」と、
驚きとともに厳しい口調で語った。

また、「誕生日などの特別な日に遠方からわざわざ来てくれるお客さんもいる」とし、
「運行が休止になったことで、
大切な思い出が台無しになったかもしれない。
学生のしたことは悪ふざけでは済まない」と語気を強めた。

炎上する学生たち

大学生が不適切な言動をネット上に書き込んだり
投稿したりしたことで、批判が殺到して
ネットが炎上するケースは後を絶たない。

今回の学生が所属する神戸大では、
平成21年にもネット上の書き込みが原因による炎上騒ぎがあった。
4年の男子学生が友人とホームレスを襲撃する映像を自作自演し、
仲間内で観賞するために交流サイト「mixi」に掲載したところ、
不特定多数に流出して大学に抗議が相次いで
学部長が口頭注意する騒動もあった。

22年には首T大学T京の男子学生2人が
「ドブスを守る会」を名乗って、
街頭で女性に声をかける様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」に無断で投稿。
大学には非難の電話やメールが殺到し、
大学は2人を退学処分にした。

23年には電車内で口を開けて眠っていた乗客の男性を
大学生とみられる女性が無断で撮影し、
ツイッター上に画像を載せて
「歯がありません」と中傷。
別の学生が地下鉄の車内で男性の頭部を撮り、
「ヅラ(カツラ)」と揶揄(やゆ)する書き込みをしたこともあった。

さらに、K南大(神戸市)では昨年、
ラグビー部の男子学生が寺院でアルバイト中に下半身を露出して
接客していた画像がネット上に流出。
兵庫県警が学生を軽犯罪法違反(身体露出)容疑で書類送検する事態になった。

「自由」の意味をわかっているのか

大学教授や企業の幹部ら有志で構成され、
ネットの適正利用の啓発活動を行っている社団法人
「インターネットコンテンツ審査監視機構」(I-ROI)の松原卓理事は、
「学生はネットの怖さを分かっておらず、
自由の意味を拡大解釈している」と指摘する。

同法人は、青山学院大(東京)や東北福祉大(仙台市)など5大学と連携し、
4月から学生のネットマナー向上に取り組む講義を実施している。
各大学は著作権や個人情報の適切な保護方法など
ネット利用に関する講義を年間10~30回行い、
学生のネットリテラシーの向上に取り組むという。

松原理事は「ネットに投稿をするのは個人の自由だが、
電車内で他人を無断撮影することはプライバシーの侵害にあたるし、
明らかに他人を不快にさせる内容を投稿することは非常にマナー違反」と指摘。
「親がしっかりと教育をすればこういった問題は防げる」とした上で、
「われわれ大人がそういったネットマナーをしっかりと教え、
法令遵守(じゅんしゅ)を徹底しなければならない」と話している。

「注目を集めたいという浅い考えと仲間内の悪ノリ感覚で投稿している」と
炎上ユーザーの心理を分析するのは、
同じく大学生向けのSNS炎上トラブル対策支援を行っている
「アキナイスデザイン」(大阪府豊中市)の平野逸平社長。  
過去に大阪市内の公立大学で講義を行った際、
過去の炎上事例を紹介したが、出席した学生はほとんど知らず、
「気軽に使っていたネットでこんな事態になることがあるのか」と
驚いた様子だったという。
平野社長は「書き込みに対するアクセスを増やしたいという安易な考えで投稿し、
どんどん内容が過激になった結果、
炎上する」と指摘し、
「炎上の事例はいくつもあるが、
まさか自分がそうなるとは夢にも思っていない。
ネットの書き込みは半永久的に残るし、
就職にも差し支える可能性がある」と
ネットに対して甘い認識の学生らに対し、
苦言を呈した。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130427551.htmlより

昔の学生も数々の悪さをしてきたと思うので、
いまの学生のレベルが低いとは思えない。
ネットでは目立ちたいが、授業内・学内ではおとなしくしているのだろうか?
授業内で積極的に発言し、注目の存在になってもらいたいものだ。
ただし、授業中に下半身の露出は勘弁してね。



牛丼3社の集客戦略その1

2013年04月28日 12時48分52秒 | 学習支援・研究
なぜ女子は1人で牛丼店に入りづらいのか?
値下げ競争のなか、
あえて問い直す各社の集客戦略



4月18日から牛丼並盛りの価格を100円値下げした吉野家は、
「うまくて安い」吉野家ブランドを取り戻したい考えを強調している。
一方で、すき家や松屋も期間限定で30円の値引きを実施。
牛丼業界では、再び値下げ競争が盛り上がりそうな気配だ。
おいしい牛丼を安く食べられることは、
消費者にとって嬉しいことだ。
しかし、依然としてデフレが続くなか、
自社の体力をかけてビジネスを行なう外食チェーンにとってみれば、
必ずしも最善の策とは言えないだろう。
値下げ以外に消費者を魅了できる方策を見つけることが、
今後の課題と言える。
そこで考えたい課題が、
「なぜ女子は牛丼店に1人で入りづらいのか」ということだ。
女性をはじめとする幅広い顧客層のさらなる取り込みは、
各社にとってビジネスの機会損失を防ぐ意味でも、
重要ではなかろうか。
各社がどのような女性客の開拓戦略を練っているのかを、
詳しくリサーチしてみたい。
(取材・文/プレスラボ・小川たまか)

吉野家の値下げで思い起こした素朴な疑問
なぜ女子は1人で牛丼店に入りづらいのか?


かつて牛丼チェーンが「値下げ競争」に沸いた頃と比べると、
牛丼店の集客力がややさみしくなっているようにも見える。
吉野家、松屋、すき家の2012年度既存店売上高前期比は、
いずれも前年割れだった。

そんななか、業界を象徴する存在だった吉野家が、
4月18日から牛丼並盛りの価格を
380円から280円へと100円値下げしたことが、
話題になっている。同社が「並盛」を280円へ引き下げるのは、
2004年にBSE(牛海綿状脳症)騒動で
牛丼の販売を一時中止して以来のことだ。

2013年の商品戦略発表会の場で、
同社は「うまくて安い」吉野家ブランドを取り戻したい考えを強調した。
「並盛280円」の低価格戦略で先行していた
すき家、松屋に対する危機感の表れともとれる。

吉野家ばかりでなく、4月に入ってすき家、
松屋もそれぞれ期間限定で30円の値引きを実施。
アベノミクスで物価上昇への見通しが強まる一方、
牛丼チェーンでは再び値下げ競争が盛り上がりそうな気配だ。

おいしい牛丼を安く食べられることは、
消費者にとって嬉しいことだ。
しかし、依然としてデフレが続くなか、
自社の体力をかけてビジネスを行なう外食チェーンにとってみれば、
値下げは必ずしも最善の策とは言えないだろう。
値下げ以外に消費者を魅了できる方策を見つけることが、
今後の課題と言える。

そんななか、
筆者は常々感じていた素朴な疑問を思い起こした。
それは、「なぜ女子は牛丼店に1人で入りづらいのか」ということだ。

牛丼店と言えば、「お客は男性ばかり」というイメージが強く、
一般的に考えて、女性客と牛丼店の親和性は高くない。
そのため、本当は牛丼が大好物なのに、
「男性客ばかりの店内に入るのは気が引ける」と考えて、
敬遠してしまう女子も多いのではないだろうか。

この仮説が正しいとすれば、
女性客の潜在需要の取りこぼしは、
各社にとって少なからぬ機会損失を生んできた可能性もある。
店舗のアピール力はチェーンによって差があるとはいえ、
女性をはじめとする顧客層の拡大に、
さらに力を入れる必要はないだろうか。

そこで今回は、
女性客の開拓について牛丼各社の取り組みを詳しくリサーチしてみたい。
もちろん、彼らの課題はそればかりではないだろうが、
ここでは女性客の開拓戦略に的を絞って
リサーチすることをお断りしておく。

「お1人様ですか?」に引け目を感じる
男のテリトリーに踏み込む女子の戸惑い


まず、「牛丼店に1人で入りづらい」という印象を持つ20~30代の女子たちに
話を聞いてみると、次のような声が挙がった。

「たまに入るとやっぱり男性客が圧倒的に多くて、
女性がいる場合はカップル客。なんとなく引け目を感じる」(27歳)

「地元で牛丼店に入ったとき、
店員に何度も『お1人様ですか?』と確認されて気まずかった」(30歳)

「ラーメン店には1人で入れるけれど、
牛丼店に1人で入ったことはない」(29歳)

「テイクアウトなら利用しやすいんですが……」(24歳)

一方、男性に聞いてみても、
「牛丼店は男のテリトリー」と
捉えている人は多い。

「打ち合わせ後に『それじゃあ、
私はお昼を食べていきますので』と言って、
1人で牛丼店に入っていった20代の女性がいた。
男前だなと思った」(31歳)

「牛丼店で隣に若い女の子が座ったら、
ちょっとそわそわしてしまうかもしれない」(26歳)

もちろん、中には1人で牛丼を食べることに抵抗のない女子もいる。
牛丼チェーン各社に
「女性客が多い店舗は?」と尋ねたところ、
「大都市圏の店舗。
女性の社会進出が特に進んでいる地域と推測されるため」(松屋)、
「オフィス街の店舗。
ランチタイム時に来る女性が多い」(すき家)とのことだった。
実際に、1人で牛丼店に向かう女子たちから聞かれたのは、こんな声だ。

「前職で営業の外回りをしていたときによく利用しました。
パッと食べられるし、安いので楽でした」(26歳)

「仕事の合間の外食時に利用します。
席についてすぐに出てくるところがいい。
チェーン店は、どこに入ってもシステムが同じなので、
戸惑わずに済みます」(28歳)

牛丼店の推測通り、
オフィス街で店舗を利用する女子が多く
共通していたのは時間がない平日の日中に利用するという声。
「いったん入ってみれば、
安くて早くてオーダーが簡単」という
利点に気づかされたという人も多い。

ただ、牛丼チェーンにとって本当に重要なのは、
ほとんど牛丼店に足を向けたことがなく、
「女性は入りづらい店」という印象を抱いている女子たちに、
自社の店舗に対するイメージを変えてもらうことだろう。
そのために、各社はどんな取り組みをしているのだろうか。

取材を進めると、
メインターゲットである20~40代の男性客以外の集客を見据え、
彼らは様々な工夫を行っていることがわかった。
取り組む分野によっては、
差が開きつつあるケースも見受けられる。

大都市圏やオフィス街で高い女子ニーズ
集客のための「3つのポイント」とは?


女性集客のためのポイントを、
日本フードアナリスト協会認定のフードアナリストである重盛高雄氏と、
フードライターの笹木理恵氏に挙げてもらい、
それに合わせて各牛丼チェーンの取り組みを検証してみよう。

重盛氏と笹木氏が共通して指摘したのは、
(1)テーブル席の設置、
(2)メニューのサイズにバラエティがあるかどうか、
(3)女性用メニューの有無の3つだ。
それぞれについて、詳細を見ていこう。

(1)テーブル席の設置

両氏が指摘するのが、
牛丼店のほとんどが設置しているU字型カウンターについてである。

「従業員が作業するスペースを客席が取り囲むかたちのU字型カウンターは、
対面に座っている客の顔が見える。
自分が食べている顔が向かい側の人から見えることに、
女性客は抵抗を感じるのではないでしょうか」(重盛氏)

そう言えば、
回転寿司の場合はレーンが目隠しになっており、
対面でもお互いの顔が見えづらい。
またラーメン店では、
L字型やI字型のカウンターが多い印象がある。
それに対して、牛丼店に特徴的なU字型カウンターは、
最も他人の顔が見えやすい配置と言える。

この点については、各社とも対策を練っている。
女性集客の工夫について、吉野家ホールディングス、
すき家を運営するゼンショーホールディングス、
松屋フーズ(以降、3社)に聞いたところ、
全社から「テーブル席の設置・拡大」という回答が返ってきた。

「カウンター席の他にテーブル席を用意して、
女性でも食事をしやすいようにしています。
また壁紙や照明、従業員の制服にもこだわり、
牛丼店というよりもファミレスやカフェにいるような雰囲気も
感じられるような工夫をしています」(ゼンショーホールディングス)

テーブル席は、女性客だけでなくファミリー層、
シルバー層を取り込むためにも有効だ。
今後もテーブル席を拡充する牛丼店は増えることが推測される。

以下次号

http://diamond.jp/articles/-/35251より