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路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

祗園祭 宵山行事「あばれ観音」

2009-07-18 | 今日の路地町家
MVI 9435  祗園祭 宵山行事「あばれ観音」

祗園祭巡行は無事終わりました。
路地町家「有」のあるお町内には、南観音山という山鉾が建ちます。

これは、南観音山の宵山行事「あばれ観音」の様子です。
町会所に安置されていた楊柳観音様を、翌日の巡行に備え
山鉾の上にお移しするための行事です。
なぜ「あばれ」させるのかは、文献が残っていないため不明ですが
一説には、本来中性である観音様を男性化させるため、といわれています。

観音様は、お町内を三週した後、無事鉾の上に鎮座されました。

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午睡のすすめ

2009-06-27 | 今日の路地町家

ひんやりした畳の上に、籐の枕と団扇が一つ。
体を横たえると
庭から吹き込む風がやさしく頬をなぜる。
心地よさに誘われ、まどろみから、ほどなく眠りに落ちる。。。

暑い日の、この上ない贅沢な時間は、そよそよと過ぎてゆく。

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古楽器オルガネットのコンサート

2009-06-18 | 今日の路地町家

楽町楽家最終日  「古楽器オルガネットのコンサート」
京都生活工藝館 無名舎(吉田家)・新町六角下る で行われ参加しました。

「オルガネット」
構造はアコーディオンと同じですが、左右にボタンが、それぞれ2~18個
12~44個あり、これらを押すと内部に張り巡らされたシャフトを通って
空気弁が開くようになっています。

奏者は DONATO RICCIONI(ドナート・リッチョーニ)さん(イタリア出身)
百年も前に作られた楽器は素晴らしい音色で、イタリア南部の伝統的な曲を奏でます。
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楽町楽家イべント終了

2009-06-16 | 今日の路地町家

「和紙のあかりと赤穂緞通展」13、14日は土日とあって
大勢の方にご来場いただきました。
最終のライトアップは、作家さん達のご好意で延長していただき、大好評でした。
「赤穂緞通」は赤穂郡中村(現赤穂市中広)に生まれた「児島なか」という女性によって
江戸末期に考案された、綿素材の手織り緞通ですが
制作に手間がかかり、継承する織り手さんの数が少ないため、新作は極わずか。
(制作に携わりたい方、大募集されています。ご連絡を!)
現在は、需要に応えつつ、技術の継承・向上に力が注がれています。

一方、使い込まれた緞通の汚れを取り、傷みを直す手法などを研究。
そうして再生された緞通も、展示されていました。
「手間のかかったものを大事にしてほしい」という彼女たちの「メッセージ」でもありました。


もともと京都では、祇園祭などの「ハレ」の日に、座敷に敷き詰める一帖物の緞通として発達。
お座敷を持つ町家には、必ず調度として備えられていたのが、この「赤穂緞通」です。
最近「鍋島緞通」だと一絡げにして思われていた物が、実は「赤穂緞通」だったと云うことも判明。
私の友人たちも、数十枚ある内の一枚を小脇に抱え、会場入り。
ひぐらし工房代表の 橋羽一恵さん に見ていただいたり
また逆に、先人の素晴らしい技を見せてもらえたと喜んでいただけたりと
思わぬ収穫もありました。

「ひぐらし工房」の橋羽さん、大谷さん、「YUKIYO」さん
ありがとうございました
これからも技術の継承とより佳き物を目指す姿勢で、頑張ってください。
微力ながら応援しています。

* 写真は、某友人所有の 「網利剣文・縁矢羽根文」大正期の製品。
  しっかり打ち込まれ、糸染め配色ともに非常に優れた逸品。保存も素晴しい。
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町家で「和のあかりと赤穂段通展」

2009-06-11 | 今日の路地町家

あかりと段通のコラボレーション!
町家の雰囲気活かした、見事な作品展となりました。

11日~14日、11:00~18:00の予定でしたが
14日のみ、夜20:00までの延長が決定。
深~い路地奥で、一夜限りの幻想的な町家ライトが実現します。
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町家イベント

2009-05-22 | 今日の路地町家
  


前回予告の楽町楽家イベンが始まりました。
  「路地町家 有」でも、2つの催しが展開されますので、ご案内します。

① 「プチ・鼓堂」   
   小鼓と笛によるお話と実演。小鼓を打つ体験もできます。   
   小さな会場でのレクチャーですから、身近に小鼓と触れ合えます。   
   案内人の「曽和尚靖」さんは、薪能、金剛能楽堂、観世会館などのお舞台に出演。   
   昨年に引き続き、今回も公演の合間をぬってのレクチャーとなります。    

   日時: 2009年6月9日(火)19:00~20:30    
   会費: ¥2000            
   定員: 限定30名 ※要予約           
   会場:「路地町家 有」 中京区新町通錦小路上ル西側の路地西入ル   
   ≪申込み・お問い合わせ≫    
   楽町楽家 ギャラリーひたむき TEL 075-221-8507

   

② 「和紙のあかりと赤穂緞通展」
   とても幻想的で美しい和紙のあかりです。
   緞通とのコラボレーション。 町家でどのように灯るのでしょうか?
  「赤穂緞通」は「堺緞通」「鍋島緞通」と共に
   日本の三大緞通と呼ばれてきました。
   しかし究極の手仕事のため、衰退の危機にありました。
  「工房ひぐらし」では、保存・再生・創生に取り組まれています。


   どうぞ、お出かけ下さい~~☆  
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一重のヤマブキ

2009-04-23 | 今日の路地町家
坪庭の一重のヤマブキが咲きました。
白い十字植物だったんですね~
一年前の植え込みの時には、花は終わっていたので
今回初めてのお目見えです。

可憐な一重の花びらは
八重の黄色いヤマブキと同じ仲間だとは
とても思えない。
清かに咲くからこそ、黒い小さな実を結ぶのでしょうか?
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土壁の上塗り

2009-02-15 | 今日の路地町家
ムラの出た中塗り壁の補修。
プロの意見を伺ったところ、漆喰は雰囲気が合わないのでは?とのこと。
結局、元のに近い色の「じゅらく」で上塗りすることに。

しっかり養生をして綺麗に塗上げてもらった。
これが乾くと以前より少し明るめになるそうな。

春からは、明るい玄関間。
乾くのが楽しみ~♪
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土壁にムラが・・・

2009-02-10 | 今日の路地町家
玄関間は建具が四方にはまり
土壁はナゲシ部分のみになります。
2007年の改修後
どういう訳かここだけに、しだいにムラが出始め
最近ではくっきり目立つようになって来ました。

先日工事関係者の一年目(遅れてました)点検があり
塗り直してもらうことになりました。

土壁は下塗り、中塗り、上塗り、とありますが
この町家には、中塗りの荒さが似合うから
中塗りで止めてありました。
でも今度の塗り直しでは、上塗りをすることになります。
それも下地が泣いてこないように、漆喰を塗るとか。

さて、どんな雰囲気になるでしょう?
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仏手柑のその後

2009-01-19 | 今日の路地町家
縁起物のお飾りにした仏手柑。そろそろ盛りも過ぎた様子。
そこでマーマレードにすることにしました。

包丁を入れると
レモンのような爽やかな香りが立ちのぼり、気分爽快!
なるほど、シトロンとよばれる由縁です。

中に果汁の詰まった実はありません。
白い部分は、三宝柑のようなホワホワのわたではなく
どちらかといえば冬瓜のような、きめ細かな組織です。

さあどんなマーマレードになるでしょうか?
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小鼓の初稽古

2009-01-06 | 今日の路地町家
新年おめでとうございます。

5日(月)「路地町家 有」 では、小鼓の初稽古が行われました。

1月12日に 「幸流小鼓韶風会 打初め」 の会が 「柊家」さんで開催されるため
「直前のお稽古を!」 と言う声に応えて、早々の初稽古となりました。
みなさんお着物でお越しになり、大福茶を上っていただき、いざ初打ち。

いつものお稽古場の都合がつかず
「路地町家 有」を使っていただくことになった訳ですが
おかげさまで、まだまだお正月の静かな路地一帯に、お謡いと小鼓の音がながれ

ふた昔前の、長閑で優雅なお正月の雰囲気が漂っていました。

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お正月飾り

2008-12-31 | 今日の路地町家
冬の町家は冷え込みます。
初春を迎え、明るい気分になれるように、餅花風のお飾りをしてみました。
友人が沢山かしてくれた可愛い和風オーナメント。
何と友人のお母様の手作りだそうです。
若柳の枝もたわわに取り付けました。

訪れる方に、喜んでいただけるでしょうか~~?
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根引き松

2008-12-31 | 今日の路地町家

28日、町家の門口に「根引き松」を飾り付けました。
最近は少なくなりましたが、京都では昔からこうして歳神様をお迎えしていました。
もちろん大きなお店や会社では「門松」も立てられます。

どちらにせよ
やはり新しい年を迎えるには、気持ちが改まって良いものですね。

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仏手柑

2008-12-28 | 今日の路地町家
爽やかなレモン色の綺麗に手を広げた、見事な「仏手柑」が手に入りました。
友人のご主人のフローリストで見つけ、さっそく譲ってもらったものです。
縁起物ですからお正月用に、町家の衝立の前に飾ってみました。

まだまだお正月飾りは続きます。
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町家で忘年会

2008-12-17 | 今日の路地町家
路地町家の小さな空間に、なぜか21人。キャンセルもなく集まりました。
ビールとウーロン茶で乾杯したら、さあ、開宴です!!
みんな好きな場所に座って、食べて飲んで話すことしきり。

次第に夜は更け、夕方5時から始めた忘年会も10時には終了。
賑やかで和やかな、心に残る忘年会でした。
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