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路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

町家でもハロウィン

2010-10-20 | 今日の路地町家

久々の更新です。
秋は行きたいところがいっぱい!
写真は溜まる一方なのに時間が足りなくて~ サボってしまいました。
目も疲れていたから、ちょうど良い休養になりましたけれど ・

一番最近のこと。
丹波篠山へ秋の実りを求めて恒例のドライブに出かけました。
「黒豆の枝豆」「丹波栗」「つくね芋」「松茸(相変わらず高値!)」
この辺りの農作物は、本当に美味しいんですよね~

帰りの山道には秋草がいっぱい!もちろん摘んで帰りました。
ススキ、イタドリ、へクソカズラ、また名も知らない草花まで。
一番欲しかったワレモコウが、どこにも見当たらなかったのは残念でしたが・・・


路地町家でちょっとした集まりがあり、この秋草たちを挿してみました。
ついでに「おもちゃカボチャ」でハロウィン気分。
玄関も床の間もすっかり里の秋。座卓の上には茹でたての枝豆を。
おもたせまであって、和やかな集まりになりました。



ススキの穂がフェードアウト。。。


さぁ~て、10月31日まではハロウィン気分で行きましょうか!


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急勾配の階段

2010-09-10 | 今日の路地町家
先日、町家を改修して住たいと希望されている方が見学に来られました。
もう工務店も決まり、そちらの社長さんと設計の方も同行です。

小学生の女の子とご夫婦の3人ご家族で
階段が急なのが心配でお悩みとのことでした。

この路地町家を紹介された方のネライは的中!
結果から言いますと、悩みは即座に解消。
安心して以前のままの傾斜で、改修を進めることにされました。

なぜなら、改修希望の町家は一間半に作られた階段。
路地町家はたった一間のスペースに取り付けられた階段だったからです。



一間の間に、踏込みと狭い踊場を採っての階段ですから、急なのは当たり前。
初めて来られたマンション暮らしの方などは
「登れても、きっと降りられないから止めておきます」とか
「とても生活のできる階段ではない!」とまでおっしゃいます。
私も、そう思います。

ところが馴れれば、返って良い運動になり
子供たちは、アスレチック感覚で楽しんで登ります。
そんなお話しをしていると、改修物件はこれより緩やかな傾斜ですから
ご家族も心配ないと思われたようです。



私の感覚では 「短時間で2階へ移動できる!」です。
考えてみてください、直線距離は殆ど天井までの距離と変わらないのですから。
早く登り降りできる様になれば、まるで「瞬間移動」!(笑)
身体機能に問題がなければ
老人になっても、このくらいの脚力は維持していきたいものです。



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今年のヒオウギ

2010-07-22 | 今日の路地町家
お馴染みの祇園祭のお花、ヒオウギ。
今年も涼を誘ってくれました。


   先端が切れてしてしまいましたが・・・

今回は友人で、お花の先生の作品。お盛花風です。
例年の扇のような活け方とは、また趣の違った華やかさです。

豪雨だった梅雨と一転して猛暑に見舞われた祇園祭が終わり
後片付けもようやく終了しました。

どうぞこの夏も、元気に乗り越えられますように!!

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南観音山の帰還

2010-07-17 | 今日の路地町家

(人に揉まれ、こんな映像になってしまいましたが・・・)

梅雨明け炎天の祗園祭山鉾巡行。
しんがり(最後尾)の南観音山は、9時出発14時15分の帰還となりました。
無事巡行を終え、拍手で迎えられます。
そして、神事役の山崎さんのご挨拶。

豪雨でずいぶん湿っていた懸装品も
快晴の巡行でしっかり乾いたようです。

皆さん、暑い中ごお疲れ様でした!


南観音山のご神体「楊柳観音」にちなみ
巡行当日、鉾には「柳」が取り付けられます。

ご挨拶の終了後
鉾の後ろ見送りの横に挿した柳の枝を、観客が取り合います。
ちまきと共に玄関に吊るすと
さらに厄除けになるとの由縁です。


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路地から見える鉾

2010-07-17 | 今日の路地町家

新町通りは鉾の帰り道、ほとんどの山鉾が通ります。
動画は路地から見える船鉾の巡行。
建物で切り取られた祭りの華やかさに、息をのむような感動を覚えます。



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茶碗披露の茶会

2010-07-12 | 今日の路地町家

11日(日)茶碗飾りのお茶会が当町家にて開かれました。



    キラ星のごとく、みめ麗しい女性陣

友人が永年勤めた大企業を先頃定年退職されました。
その職場では恒例として、バカラのグラスが記念に贈られるそうですが
彼は「茶道クラブ」部長でもあったため「抹茶碗」を所望。
そして祗園祭に合わせ、その「茶碗披露の茶会」を企画されました。

そこで、ぜひ路地町家でとお話が巡ってきましたが
茶室仕様には作られていない当町家。
真夏に、まして西日の差し込む時間帯にクーラーもなく
どうしてお茶会などできましょう!
「無理やわ~!」とお断りしましたが、「大丈夫!」と強気です。

よくしたものです。
彼の幼馴染で仲良しだった○○子ちゃんが
今では知識豊富なりっぱな茶道の先生に!
そして、このお二人が久々に出会っていたのですから。

茶会の企画は、あれよあれよという間に実施の運びとなり
暑さは覚悟で準備をはじめました。。。

   当日おりしもの雨に、目に涼やかな「文人盛」

茶碗飾りのお点前。かのお茶碗は小帛紗に載せ丁重なお扱い。

彼女の機転で、見立てのお茶室に早替わりした六畳間。
和やかなお茶会は時を忘れるほどスムーズに進み
やがて○○先生と私も一服お相伴。

虎屋の「若葉蔭」:ガラス鉢や池に泳ぐ金魚は、彩りも美しく涼を呼ぶことから
           夏の季語となっています。『若葉蔭』は、水面に浮かぶ
           青葉の蔭を金魚が泳ぐさまを表わしています。

涼やかで程よい甘さの夏の生菓子。さすが虎屋さん涼感たっぷりです。
またその後いただいたお薄の、爽やかで美味しかったこと!!

湿気が多く、お茶杓にお抹茶がたくさん付きましたけれど
爽やかに華やぐお茶碗を両手に受け、ゆっくり堪能させていただきました。

あとはお近くの「矢尾定」さんへ移動して
豪華で美味しいお食事をいただき
例の「幸野媒嶺」の掛軸「大船鉾」も拝見しました。

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ミニチュアの長刀鉾

2010-07-04 | 今日の路地町家
祇園祭には毎年
お玄関に「桧扇(ヒオウギ)」を生けています。
ヒオウギには魔除けの意味があったり
扇の形をしていて夏向きだから。
などの言い慣わしがあり、どのお家も飾られます。
でも、夏はお花が傷み易いので、鉾が建ってからにしています。


今日は、ささやかに「アジサイ」と「ミニチュアの鉾」を飾ってみました。


これは友人の、そのまた友人のご主人の手になる「ミニチュア鉾」
市販されている、プラスチック製の物ではありません。
車輪も木をくり抜き、スポークを1本1本嵌め込んで作られています。
誰もが欲しくなる優れものですが
そう簡単にはご要望に応えられないそうです。
さもあらん、分かりますね!
ちょうど今お預かりしているので、飾らせていただきました~♪

小さいけれどお祭の雰囲気が漂って
お囃子の鉦の音が聞こえて来るようです。





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大船鉾 復興!

2010-07-03 | 今日の路地町家
7月1日の吉符入り
7月2日のクジ取り式 
と、祇園祭は始まっています。

今年は休み山の「大船鉾(凱旋船鉾)」の復興が正式に決まり
あのまぼろしの「大船鉾」が、近い将来、実際に姿を現すこととなりました!!

祇園祭は私の原風景。
小さい頃から五感に摺り込まれたこのお祭には
言葉には尽くせない思い入れがあり
大船鉾は、お話だけのあこがれの鉾でした。

ですから、大船鉾の「お囃子」が10年前から復興され
お町内の方や支援者が「大船鉾」に思いを馳せてらっしゃるだけで
込み上げるような嬉しさを感じていました。
いずれ何十年後かには、と未来に希望を掛けていたのですが
本当に実現に向け動き出すなんて!!

 読売新聞の記事より
  掛軸「凱旋船鉾」

蛤御門の変(1864年)で焼失する以前に
明治初期京都画壇の重鎮として活躍した幸野楳嶺(こうのばいれい)
によって描かれた「凱旋船鉾 掛軸」が
7月31日まで
京都市下京区新町通四条下ル「ごはん処 矢尾定」さんに飾られています。
来週には是非伺おうと思っています。

京都新聞の記事
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100626000026




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祇園祭の「ちまき」

2010-06-28 | 今日の路地町家
6月26日(土)の夜
鉾の建つ我町内では、町会所に老若男女が集まり
祗園祭の「粽(チマキ)」の飾りを付ける「粽つくり」が行われました。
これは毎年の恒例行事。その数は数千本にも及びます。

「粽(チマキ)」に「のし紙」と「蘇民将来子孫者也」の赤い短冊を付けます。


私は、今回用事が重なってしまって、この「粽つくり」を欠席してしまいました。
ウェスティン都ホテルで何十年振りかの旧友達と会う日だったのです。
本当は両方に出たいくらいでしたが・・・

また来年は頑張りま~す。



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雨中開花

2010-06-15 | 今日の路地町家

入梅早々、お向かいの孔雀サボテンが開花しました。
奥さま、丹精のたまものです。


雨に濡れた石畳に、ハッとするほどの鮮やかさで咲いています。
お写真の許可、ありがとうございました。



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雨もまた良し

2010-06-15 | 今日の路地町家
ひと月ほど前、葵祭に友人を伴って従兄が町家を訪れました。
従兄といっても17も年が離れ、伯父さん(失礼!)いや兄のような人です。
元社長、元某県立博物館長、元商社勤務のキャリアウーマン、etc
錚々たるメンバーながら、人生の円熟期を迎え
もう悟りの境地かしら?と思うほど気さくで穏やかな人たちでした。

先日そのメンバーのお一人からお手紙をいただきました。
とても親しくして下さった元キャリアウーマンの方です。
その文面にこんな一行がありました。


「うっとうしい梅雨も生きている限り生命の水と受け止める事にしています。
 恵みの雨と思うと雨もまた良し。」

あまりの達筆にお返事を書く手が竦みましたが
「本当にそうだわー!」
日曜からの入梅も 「雨もまた良し」 と微笑んで過しています。

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愛宕山 「火迺要慎」

2010-05-31 | 今日の路地町家
路地町家のお町内には、7月に祇園祭の山鉾が建ちます。
囃子方やお祭にかかわる人達は
毎年5月最後の日曜日に愛宕山へ登り、お詣りをして身を清め
お囃子を奉納して、お祭の無事を祈って来られます。

昨日晴天の下、その「愛宕詣り」が行われました。


愛宕山の山頂では、「火迺要慎」(ひのようじん)のお札が授与されます。
京都の町家でよく見かけますが、愛宕山に登らなければ受けられないお札です。

しかし、結構険しい山道が続き、気軽には登れない山。
そこでこの折に「ウチの分も3枚、受けてきとおくれやす」とお願いしておきます。
ご近所とはありがたいものです。
ちゃんと3枚受けて来て下さいました。
「路地町家」と「自宅」と「長女の家」の分です。


さっそく通り庭の戸棚に張りました。(お札は北向きと西向きを避けて貼ります)
これでひと安心!
また一年、火の災難から守ってもらえることでしょう~
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路地町家で「プチ・鼓堂」

2010-05-30 | 今日の路地町家
6月28日 この季節には珍しく肌寒い夜
30名のお客様を迎え「プチ・鼓堂」が開催されました。

今回で3回目となる催しです。
2008年 曽和尚靖氏(小鼓) 宇高竜成氏(謡)
2009年 曽和尚靖氏(小鼓) 左鴻泰弘氏(笛)
そして今年は
2010年 曽和尚靖氏(小鼓) 田茂井廣道氏(謡)


小鼓のレクチャーと希望者3名による「小鼓体験」
最初、緊張もあって難しいようでしたが
次第に力が抜けてくると良い音が出始め・・・
初体験いかがだったでしょうか?


次に「お謡い」のレクチャー
田茂井氏の指導で「高砂」を割稽古。
その後、小鼓の演奏を付けていただき、全員で「高砂」を謡い上げました。
「お謡い」はその情景を思い描きながら謡うのがコツのようです。 

最後に、小鼓と謡による「駒の段」他一曲をご披露いただき
小さな会場は、幽玄な雰囲気に包まれました。







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楽町楽家「朗読カフェ」をまったり堪能

2010-05-25 | 今日の路地町家
22日路地町家でのイベント「朗読カフェ」は
テーブルを挟んで超満員の盛況の裡に終了しました。

<グラス・マーケッツ>さんの都会的で、透明感のある朗読を
皆さん、目を瞑ったり天井を見たり。。。
様々なスタイルで楽しんでいただいたようです。
殆んどの方が2時間通してお付き合い下さって
会場は熱気に溢れていました。

<グラス・マーケッツ>の皆さんお疲れさまでした!
チームワークも良く、とても素敵でした。
これからも、ますます良い作品をお聴かせ下さい。


会場風景の写真お借りしました。

今後カメラのSDカードには、気を付けるようにします。



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会場の準備

2010-05-20 | 今日の路地町家
22日の楽町楽家イベントの準備を始めました。
町家とは良くしたもので
建具を外すと、三室の小間が一続きの広い部屋に早変わり。

今日は人もなく、風だけが通り抜ける夕方でしたが
当日はどのような雰囲気になるのでしょう?

5月22日(土) 「朗読カフェ」
          15:00~17:00(15分毎に出入り自由)2時間通しもOK  
          予約不要 ¥1000
         <グラス・マーケッツ>のメンバーによる朗読は
          お話の情景を、鮮やかに描き出してくれることでしょう~!
          たくさんのメニューの中から
          お好きなのをリクエストなさって下さい。。
      
ドリンク片手に町家で 「ほっこり」 どうぞお出掛け下さい。

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