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江戸文化 広重 「東海道五十三次」 14 原

2009年07月11日 11時15分56秒 | ビンちゃん
<14> 【朝之富士】
   
    空の朝焼けを表すため、画面の上の1文字引きは赤色を使用している。

又、右側の宝永山のある方の富士の斜面にも朝日が赤く照り映えている。

広重のこのシリーズでは雨天は黒、晴天は藍色と天候によって上部の一文字引きの

色を変えている。この色の変化にも目をとめて見て下さい。

図の人物は煙草をふかしながら後を振り向く母と冨士を見ている娘と挟み箱を天秤

棒で担いでいる供の者との三名と、野原に降り立っている二匹のつがいの鶴。

広重は冨士の大きさを表すために頂上を画面枠から突き出させている。

また右の愛鷹山の凸凹を描く事によって富士の美しい線が強調されている。

           吉原まで三里二十二間(約12km)

原宿は東海道中、最小の宿場。約680年前に建立された臨斉宗伯隠派大本山の

松陰寺がある。名僧白隠が住職になってから有名になった。

                             byビンちゃん