歳をとると何故早く目が覚めるのかと言う話。
何故、年寄りは朝起きるのが早いのか?
何故、歳をとるとやたらと朝早く目が覚めるのか?
それは、無意識のうちに、生きる時間が残り少なくなったという事を
自覚しているからだそうだ。
若いときは、時間が余るほどあって、残り時間なんて想像できないほどある。
ところが年をとってくると、生きることができる時間が、
残り少ないという事を無意識に自覚し、
活動できる残された時間を少しでも味わいたいという、
生きたいという気持ちが無意識にそうさせるのだという。
「自分はそんなに生きたいと思わない。長生きしたくない。」もっと極端になると、
「早く死にたい」と思う人もいるかもしれない。
でも、おぎゃあと生まれてきた時に、
人は死に辿り着くまで生を貫くというスイッチが自動的に入っているのだ。
一歩一歩人生を生きて、やがて余生を意識した時、潜在的行動(朝早く目が覚める)
と言うのは、生まれた時既にプログラムに組み込まれているということかもしれない。
そう考えると、途中で命を絶つという事は、一番重要なメッセージを知る義務を
放棄することになるのかも。
人間として知らなければいけない、誕生がもたらす重要なメッセージを知る義務。
(権利ではなく、義務だ。)
そしてもう1つの理由がある。
眠りに就くと、もしかしたらこのまま目が覚めないのではないかと言う不安が、
そうさせるのだという。
人生に疲れた、もう生きたくない」と思っても、『生きる』をちゃんと実行していけば、
やがてきちんと『生きることを大切に受け止めている自分』
『最後の一日まで悔いなく生きたい自分』に出逢えるということかな…
なんてことを思った。