いつも来てくださってありがとうございます。
今日は非常に長い記事なので、11番の記事(ず~と下にあります)だけでも読んで頂けたら幸いです。
昨日、福島第1原発3号機のタービン建屋内で作業員3人が被曝し、
内2人が両足の皮膚に放射性物質が付着したため、ベータ(β)線熱傷の疑いと診断され、
福島県立医大病院に運ばれたというニュースが流れました。
ベータ(β)線被曝は、不幸中の幸いだったと言われています。
以下に少し放射線の種類と特徴について記しておきます。
放射線の種類と特徴
(1)α(アルファ)線の場合
α線は空気中で数cm、人体では皮膚の表面で止まる。
従って人体の外部からα線を受けても影響はない。
しかし、体内にα線を放出する物質(例:プルトニウム239)を摂取した場合は、それが沈着した組織を集中的に被曝させる(内部被曝)。
(2)β(ベータ)線の場合
α線よりも透過力がある。空気中で数m程度で、大部分は皮膚内部で止まる。
従って皮膚の被爆が問題となるが、体内組織や臓器への影響は殆どない。
一方、内部に放射性物質を取り込んだ場合には、α線ほどではないが内部被曝の問題が起こる場合がある。
(3)γ(ガンマ)線の場合
γ線はX線よりも透過力が強く、止める為には鉛やコンクリートが必要である。
外部からγ線を受けた場合には体内の組織や器官に到達し、影響を与えるが、大部分は影響を与えず身体を通過する。
(4)中性子線の場合
中性子はほぼ水素と同じ重さの粒子であり、電荷がないので透過力が強く、水とパラフィン(水素原子を多く含む物質、中性子を減速したり吸収したりする物質)等で遮蔽する。例えば、安定元素ナトリウム‐23に中性子が取り込まれると、質量数が1増え、エネルギー的に不安定な、ナトリウム‐24という物質に変わる。ナトリウム‐24は15時間の半減期で安定なマグネシウム‐24にβ‐崩壊する。
(被ばく医療マニュアル【社団法人横須賀市医師会】サイトより抜粋)
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参考までに放射線の人体への影響が書かれたサイトのリンクです。↓
科学雑誌ニュートン-【放射線】どんな種類がある? 人体への影響は?
この記事の最後に、JCO東海村臨界事故(中性子線被曝)の被曝治療記録を取り上げた
記事のリンクを貼ってあります。
絶対起こらないと言えない、最悪の被曝を直視する覚悟のある方は読んで下さい。
(チェルノブイリ原発事故関連の動画リンクも貼ってあります。)
地震、津波の被災からの復旧作業はまだまだ問題が山積みですが、
沢山の人々の支援や被災者の冷静な強い気力により、
とてもゆっくりですが明るい方向へ進みつつあるようです。
それとは別に今朝の新聞を見て少しほっとしたことがあります。
それは様々な情報が目に見える形で明らかにされたことです。
これは人々に、より冷静な判断を委ねているものだと思います。
●各地で観測された最大放射線量↓
宮城県と福島県の今回の観測値が右下※印で書いてありますが、高いですね。
●放射線量の人体への影響
●東北、関東以外のデータ/中部9県で観測された最大放射線量
ちょっとここで、素朴な疑問
●今日本にはどれくらいの原発があるんだろう?
答えはテレビでの情報ですが17箇所54基だそうです。
図リンク→日本の原子力発電所の立地点
●地球内の資源を使うのは、資源は有限なのだからどの道限られている。
これほどあらゆる技術が進歩していると言うのに、
地球外の無限(今のところ)の太陽光エネルギーを利用する技術は、進んでいないのでしょうか?
ここからは昨日の続きです。
(図は単独のもので記事とは直接関係がありませんが、参考資料として添付してあります。)
ここから以下の記事は、自分の中に湧き上がる様々な疑問を解決し自分なりに消化する為に、
色々とネットのニュースを検索をしたものをピックアップしたものです。
直視できない内容もあるので、更にこれ以下を読む読まないは、
本日ここに来て下さった皆さんがご自身で判断して頂きたいと思います。
1.海水からも放射性物質を検出…福島第1原発事故
スポーツ報知 3月23日(水)8時1分配信
放射性物質による汚染は、大気、農作物などを育てる大地、さらに海にまで広がってしまった。東電は、事故を受け、原発の排水口の南約100メートルで採取した海水を検査。その結果、法令が定める濃度限度を上回る放射性物質が検出された。
濃度限度は、仮に毎日、海水を飲んだ場合、1年間で被ばく線量限度の1ミリシーベルトに達する値。東電は21日に、0・5リットルの海水を採取し、含まれる放射性物質の量を分析した。結果は、限度の126・7倍のヨウ素131、24・8倍のセシウム134、16・5倍のセシウム137を検出。微量のコバルト58も検出された。
同じ排水口付近で、22日朝に採取した海水からは、限度の29・8倍に当たるヨウ素131を検出。前日の126・7倍よりは低下している。半減期が比較的短いほかの物質は、22日の検査では、急減している。
東電は福島県と経済産業省原子力安全・保安院に21日に連絡。同じ排水口付近や、南北約10数キロの4か所で海水の調査にも着手した。その結果、ヨウ素131について、南8キロで限度の80・3倍、南16キロでは16・4倍が検出された。原発から遠ざかるほど数値は低いが、海水汚染の広がりが確認された。
空気中やがれきの放射性物質が雨で洗い流されて海に流れ込んだ可能性や、放水によって地下にしみ込み、海に流出した可能性がある。海から、これほど高濃度の放射性物質が検出された例はなく、東電は原発事故によるものとみている。環境や海産物への影響については「まだ評価も推定もできない」としている。(以下省略)
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2.東日本大震災:放射性物質のヨウ素・セシウムを初検出 雨やちりなど落下物 /山形
毎日新聞 3月23日(水)12時34分配信
県健康福祉企画課は、雨や雪、ちりなどの落下物から放射性ヨウ素と放射性セシウムを20日に初めて検出し、21日は増加したと発表した。同課は「福島第1原発から飛来したものと推定する」とする一方、「測定値は一日中屋外にいたとしても胸部レントゲン1回の半分程度で、健康被害はない」としている。22日は減少した。
21日午前9時までの24時間の測定値は、放射性ヨウ素が1平方キロメートルあたり5万8000メガベクレル(1日あたり0・87マイクロシーベルトに相当)、放射性セシウムは1平方キロあたり4300メガベクレル(1日あたり34・6マイクロシーベルトに相当)だった。また、初めて検出した20日午前9時までの24時間の測定量は、放射性ヨウ素が1平方キロあたり22メガベクレル、放射性セシウムが1平方キロあたり20メガベクレルだった。
22日午前9時までの24時間の測定量は、放射性ヨウ素は1平方キロあたり590メガベクレル(1日あたり0・00885マイクロシーベルトに相当)、放射性セシウムは1平方キロあたり140メガベクレル(1日あたり1・13マイクロシーベルトに相当)に減少した。同課は「山形市と米沢市の空中放射線量は一時上昇したが下がってきており、雨、雪などの測定値の上昇は一過性のもの」としている。【和田明美】
3.土から放射性物質、専門家「健康被害ない」
文部科学省は22日、21日に福島県内2か所の土壌を採取し放射性物質の量を測定した結果を公表した。
それによると、21日午前9時45分に福島第一原発から西北西約40キロ・メートル地点で採取した土から1キロ・グラムあたり4万3000ベクレル、同11時51分に北西約35キロ・メートル地点で同1万6000ベクレルの放射性ヨウ素131を検出した。放射性セシウム137も、それぞれの地点で1キロ・グラムあたり4700ベクレル、1400ベクレル検出された。放射線量はそれぞれ5マイクロ・シーベルト毎時、1・5マイクロ・シーベルト同とわずかだった。
橋本哲夫・新潟大名誉教授(放射化学)は「当該地点で農産物が栽培されたとしても、放射性ヨウ素131は8日で濃度が半減する上、雨で流れたり耕作することでも薄まるので消費者が口にする頃には健康への被害はほとんどなくなるだろう。周辺の土を踏んだり触れたりしても、靴や手を洗うことで洗い落とせる」と話している。
(中略)
また、同省によると、各都道府県で21日午前9時からの24時間に行った、雨水やほこりなど空中降下物の検査で、東日本の1都10県で放射性ヨウ素131が検出された。茨城県では1平方キロ・メートルあたり8万5000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり8万5000ベクレル)と前回より低下、東京都では同3万2000メガ・ベクレル(同3万2000ベクレル)で約11倍に増えた。空中の放射性物質が雨と共に降下した影響と見られる。
国際ニュース : AFPBB News
4.長期的影響
放出される放射性物質の種類や量が未知数のため、さまざまなシナリオが考えうる。
ルプサール所長は最終的に「強い汚染地域」は福島周辺半径60キロ範囲に及ぶ可能性があるが、その圏外では「測定可能な影響はあるだろうが、劇的な影響はないだろう」と語った。
IRSNの環境的介入部門の責任者ディディエ・シャンピオン(Didier Champion)氏によると、福島原発の影響は「おそらくチェルノブイリ(Chernobyl)事故よりもさらに局所的影響にとどまるだろう」と話す。「そのマイナス面は、半径10~20キロ圏内の汚染濃度はより高くなるとみられることだ。プラス面は、それより遠い地域の汚染は少なくなるとみられることだ」
5.主な汚染源
放射性廃棄物が長期にわたって健康に影響するのは大きな問題だ。
福島原発から放出されると思われる汚染物質はヨウ素131とセシウム137だ。 半減期はヨウ素131が8日間、セシウム137は30年だ。半減期とは放射性元素が崩壊し、元の数から半減するのに要する時間のこと。通常、放射性元素の危険性が残る期間は、半減期の10倍とされる。
放射性ヨウ素とセシウムは発がん物質で、大気中や飲料水から直接体内に取り込まれても、食物連鎖を通じて間接的に摂取されても健康に脅威となる。
放射性ヨウ素は非常に揮発性が高く、大気に拡散しやすい。水源が汚染されたり、穀物や葉物野菜などに付着してそれが家畜や人間の体内に取り込まれたりすると危険だ。ヨウ素131の半減期は8日なので、数か月のうちに完全に崩壊する。
6.半減期30年のセシウム137、キノコ類や野鳥に蓄積しやすい
セシウム137は1950~60年代の核兵器実験によって大気圏に放出され、以降、汚染物質は崩壊してきているが、健康に害がない程度の量は誰もが浴びている。チェルノブイリ原発事故でもセシウム汚染が発生した。
米環境保護局(US Environmental Protection Agency、EPA)によると、汚染された土壌がちりとなって大気中に浮遊したものを吸い込こんだり、汚染された水を飲んだりすると内臓が被ばくし、生体組織が侵される。植物ではセシウムは最初に葉の部分で、次に根に吸収される。またキノコ類や野鳥の体内に蓄積しやすい。
7.除染
放射能に侵された場所の除染は巨額の費用と長い時間がかかる危険な作業だ。
汚染された土壌は取り除いて埋め立てるが、汚染された土壌自体がなくなるわけではない。特別な炉で土壌を焼却処理して有害物質を無害にする方法もあるが、非常に費用がかかる上に技術的にも難しい。汚染された土壌を溶剤と混ぜて洗浄し、汚染物質を含む廃液を処理する方法もある。
水の汚染の場合は合成繊維のフィルターでろ過して固体粒子を捕捉するが、この方法が有効なのは汚染レベルが低い場合に限られる。水を沸騰させて固形化した汚染物質を分離する電気透析法による脱塩(放射性イオンの除去)も有効だ。
損壊した原子炉は閉鎖された後も長期間にわたり放射線を出しつづけるが、これを封印する方法には何種類かある。チェルノブイリの場合はコンクリートと鉄筋製の「石棺」を建設して封印したが、この応急的な構造物には亀裂が入り、建て替えが進められている。
この記事の情報源:米環境保護局(EPA)、国連食糧農業機関(FAO)、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)
(c) AFP/Marlowe Hood
8.<福島第1原発>放射線の蓄積、注視必要 累積被ばく問題も
毎日新聞 3月22日(火)19時42分配信
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発からの放射性物質の漏えいにより、福島県内を中心に大気中の放射線量が高い状態が続いている。福島県や文部科学省の測定値を毎日新聞が積算したところ、同原発の北西約65キロの福島市では14~21日の間に、日本人が1年間に浴びる自然放射線量(平均1500マイクロシーベルト)を上回る1770.7マイクロシーベルトに達した。政府は「直ちに健康には影響しない」としているが、原発事故の収束が遅れれば、「新たな手立てが必要」との指摘もある。【須田桃子、下桐実雅子、神保圭作】
積算は、文科省や福島県が公表している1時間当たりの放射線量を足し合わせ、14日午前9時~21日午後5時の累積放射線量を推計した。24時間、屋外にいることを推計の前提としている。
(中略)
文科省によると、平常時の福島県での自然放射線量は1週間当たり最大約12マイクロシーベルトで、今回福島市で観測された値のほとんどは原発事故の影響とみられる。
一般人の年間被ばく限度は「自然放射線以外に1000マイクロシーベルト」で、もし毎日24時間屋外にいれば、約1週間で年間許容量を上回っていることになる。
(中略)
福島市の数値が突出している理由を、同県の担当者は「これまでのデータでは、風は(原発のある双葉町を中心に)時計回りに吹いているが、放出された放射性物質が福島市上空に来た際、雨や雪と一緒に地上に落ちてきたためではないか」と分析する。その上で「無用な外出は避けてほしいが、水や食料の確保のため外出するのは問題ない。雨や雪に直接触れないよう工夫してほしい」と話す。
福島県によると、福島市で観測される1時間当たりの放射線量も22日にはピーク時(15日)の3分の1以下になるなど、減少傾向にある。前川名誉教授は「この環境汚染がどこまで続くのかは、(原発の)事態をいかに早く収束させるかにかかっている」と力説する。
被ばく医療に詳しく、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーも務める山下俊一・長崎大教授は、福島市の累積放射線量について「直ちに健康に影響を与える値ではないが、もし今後もこの値が長く続いたり悪化するようであれば好ましくなく、政府が新たな手立てを検討すべきだ」と話す。
一方、放射性物質を吸い込むことで起こる「内部被ばく」に詳しい矢ケ崎(やがさき)克馬・琉球大名誉教授(物性物理学)は「政府の『直ちに健康に影響しない』という発言は、その後の影響がまるでないように言っており問題だ。放射性の微粒子が体に入ると、体にとどまるため継続して被ばくを受ける。吸い込みを防ぐためにはマスクをする以外にない。野菜などの食品も水でよく洗ってから食べて」と話す。
◇自然放射線
国連の報告によると、人は普通に暮らしている状態でも、大気中に含まれるラドンの吸入や、食物、宇宙線などによって年間約2400マイクロシーベルト(世界平均)の放射線を受ける。日本はラドンなど気体の放射性物質が少ないため、年約1500マイクロシーベルトと低い。ブラジルやイランでは地域によっては年間1万マイクロシーベルトに達している。
9.「海の放射性物質」が新たな課題に 専門家、健康被害には懐疑的
産経新聞 3月22日(火)18時57分配信
東日本大震災による福島第1原発の事故で、排水口近くの海水から高濃度の放射性物質が検出された。海水や魚の継続的なモニタリングなど「海の放射性物質」という新たな課題も抱えたことになる。
海水中の放射性物質は魚や海藻などに取り込まれると濃度が高まるため、漁業や健康被害への懸念が出ているが、専門家は「膨大な海水で希釈され、直接付着する野菜より、低い数値にとどまるのではないか」と健康被害には懐疑的だ。
10.連日の放水活動で疑問として出されていたのが、原子炉建屋に流れ込んで放射性物質に汚染された水の行方だった。放射性物質が海に流れ出たことで、海水や魚にどんな影響があるのか。↓
東大付属病院放射線科の中川恵一准教授は「(1986年の旧ソ連)チェルノブイリ原発事故では、隣国のベラルーシで被曝(ひばく)した人の2割が川などの魚から被曝したとのデータもある」とした上で、「プランクトンから小魚、中型の魚、大型の魚へと食物連鎖の過程で放射性物質が濃縮され、さらに大型の回遊魚がほかの地域に拡散する懸念がある」と警鐘を鳴らした。
福島県ではこれまで第1原発の沖合2キロなど20カ所超で定期的な観測を続けてきたが、避難指示が出された後、測定はストップ。経済産業省原子力安全・保安院も放水した水が海に流れ出る可能性について「余分に流れ出ないよう考慮しながら作業をしている」としながらも、海洋汚染調査までは手が回らなかったのが実情だ。
(中略)
海洋汚染の拡散や漁獲物の安全確保や漁業への影響なども懸念されている。政府は22日の会見で「ただちに健康への影響はない」としており、摂取した場合でも人体への影響や健康への被害を否定した。今後、漁獲された魚介類から放射性物質が検出された場合、市場に流通させない対策も必要になる。
放射線分析などを行う日本分析センターの池内嘉宏理事は「海中を調査すれば、今までよりも放射性物質の検出値は高いと思うが、海水は水量が多く希釈される。魚や海藻などからの検出値は低い数値にとどまるのではないか」としている。
長崎大大学院の山下俊一教授も「今後、問題のないレベルまで低下すると考えられる。ただちに近くの住人の健康に影響が出るとは考えにくい。ただ希釈には時間がかかることも予想され、福島原発から離れた海でのサンプル採取を含め継続しての観測が必要だ」と指摘した。
11.「東電国有化」と核燃料サイクル断念に迫られる電力行政 原発事故という人災に莫大な請求訴訟/伊藤 博敏
現代ビジネス 3月24日(木)8時5分配信
「原発は人災だ。早く保障を! 」
東京電力福島第一原発の事故を受け、福島県農協中央会が、3月22日に開いた緊急組合長会議で、組合長らからの悲痛な叫びが相次いだ。
もはや県内8万戸の農家は、"壊滅"を覚悟している。連日、原乳やホウレンソウなど露地物野菜を破棄、風評被害は現実のものとなり、規制対象外のハウス野菜や畜肉などが、「福島県産」というだけで売れない。
地震については「天災」と、諦めもつこう。だが、原発事故による「放射能汚染」は我慢ならない。「五重の防護体制が敷かれ、どんな不測の事態にも耐えられる」と、東電が繰り返していた「安全神話」は、高さ15メートルの津波で崩壊した。
「想定外」は通用しない。「人災」である以上、東電には莫大な請求訴訟が起こされる。
地元住民にとってもそうである。福島第一原発が立地する双葉町は、震災によって町が壊滅、役場ごと「さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)」に疎開したが、たとえ原発事故が終息しても、高度の放射性物質は滞留、仮設住宅すら建てられない。
農家の疎開住民は、テレビインタビューにこう答えていた。
「放射能が残っている間は帰れない。安全宣言が出たところで、コメを作っても、『双葉産』というだけで売れないだろう。もう、町を捨てるしかない…」
その人災被害の補償も、東電に求められる。東電が、これまで双葉町にもたらした地域整備や公共工事、雇用などの"貢献"とは別問題である。
(以下省略)
学識者の細かな分析や指標は必要だけれど、今回の放射性物質の影響で農作物海産物の出荷停止を強いられ生活の糧を奪われた人々(またそれらを扱い商売することで生計を立てている人々) の普通の生活に戻れる保障(補償も含め)は誰がしてくれるのでしょうか?
人間は何でも慣れます。
世界中にある原発、それを使う人々はそのうちこのような原発事故による放射能漏れや
被曝の恐怖と寄り添う生活にいずれは慣れるんでしょうか?
今は地震の被災も原発の被害も渦中にあるけれど、これが収束すると、
やはり電気に頼った快適な生活に染まりきって『喉もと過ぎれば熱さ忘れる』になるのでしょうか?
先の未来を考えた時、今何を選択するべきなのでしょうか?
やはり原発は切り離すことができないのでしょうか?
◆チェルノブイリ事故から20年 その1
◆チェルノブイリ事故から20年 その2
◆チェルノブイリ事故から20年 その3
↓かなりショッキングな動画です。視聴の際はどうぞ十分にお気をつけ下さい。
私たちはこの危険性と向き合って生きていかなければならないのでしょうか?
◆ Vitimas do Acidente nuclear de Chernobyl. Nuclear accident
↓JCO東海村臨界事故(中性子線被曝)の被曝治療記録
◆被爆治療83日間の記録 抜き技/ウェブリブログ
今すぐにでも全世界の科学者の脳を集結して、
最新テクノロジーの限りを尽くして、
原発に代わる発電方法を開発すべきです。
避難所の人、被災した全ての人、支援する人、被災地以外で何らかの影響を生活に受けている人、
災害の影響は色んな形で日本中に拡がっていて、みんなが頑張って、頑張って、頑張って、
本当に日本中みんな頑張っていると思います。
どうかどうか一日も早く、この頑張りが報われる日が来ますように、
明るい兆しが見えて平穏な生活が戻りますように。
いつも来てくれてありがとう