Colors of Breath

★オリジナルソング・絵・詩・写真・猫・心ブログ('07.11.4開始)★『Breath』音楽活動('11.9.4開始)

COLORSも16年目。

◆私のオリジナルソングを公開しています。(ヘッドホンorイヤホン推奨)◆世界に於ける日本の役割は原発技術を広めることではなく、自然エネルギーの活用技術を広め世界を牽引することじゃないのかと思う。◆イジメとジサツと…イジメがなければその子がジサツしない可能性は?限りなく100%に近いと思う。

ナッテル~~~!

2009-07-31 19:45:54 | 13.写真(虫出没いちい島中継)


ブログのお休み中にこんなことがありました。
Part.3
(実は気分的には未だ休み中)



なんと~~~

毎日水遣りしてたのに

全然気付かなかった~!

写真だと大きく見えますが、
只今ピンポンくらいです。

 

大きくなるといいなあ

  

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カマキリ子さん

2009-07-31 18:45:06 | 23.虫観察(コワヤバ!虫!)


ネーミングセンスなくてすみません
昨日掲載できなかったカマキリ子さんのスナップショットです。

背中がシャコみたいだ…

 

カメラ目線?

 

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今年も出ました!

2009-07-30 20:35:21 | 23.虫観察(コワヤバ!虫!)

ブログのお休み中にこんなことがありました。
Part.3
(実は気分的には未だ休み中)

何日か前のことです。
朝起きてカーテンを開けると

おおおおおおーーーーー!

今年はず~っと姿を見かけなかったから、いないのかなと思ったら
ちゃんとこんなに大きく育って現れました。

毎年1匹は現れるカマ・キリ子さん(多分メス)

今までどこに隠れていたのでしょう、とっても不思議です。
それに、よく見ると何故か網戸とガラス戸の間にいます。
(外から写したところ)

窓を開けて 網戸にしている間にへばりついて、
うっかりガラス窓を閉められちゃった、ということでしょうか?

 捕まえてichii島プランターに逃がそうとしたら
ガラスにへばりついてますねえ~(家の中から写したところ)
なんかアートな感じ

 

 

ほらね、何故か室内にいるのです。
猫に見つかる前に表に逃がしてやらねば

 

 

シークゥワーサーの木に付けてあげたら
この日からず~っとここにいます。

お腹の足しになるような虫が来るのかなぁ…?

 

ま、まさか、アゲハ蝶を狙ってるなんて言う事はないよね。
確かに相変わらず卵を産みに来ますが、
それはないと思う。

でも今年もお馴染みさんの顔が見れて嬉しいichiiさんなのでした。


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ハエトリザウルス

2009-07-29 18:30:55 | 20.日記&独り言とか


ブログのお休み中にこんなことがありました。
Part.2
(実は気分的には未だ休み中)

 ハエトリ草です。

実は食虫植物に興味があって、
園芸店を覗くたびに欲しくて仕方なかったのです。

ウツボカズラとかモウセンゴケとか…
植物なのに動くってとても不思議で面白いですよね。
興味は虫を栄養にするというところより、
植物なのに動くというところです。 (そこかいな)

そういえばオジギソウも好きで、植えたことがあるけど、
凄く大きくなったらトゲトゲの茎だったので手に負えなくなって処分したなあ。

 

でも残念ながら、日照不足のせいか瀕死状態です。
また買ってこようかな…
たまに飛んでいる小さい虫を捕ってほしいのだ。 

以下、他の食虫植物いろいろです。

どれも全部欲しい~
(カーマHPより拝借)
  


食虫植物ってどんな種類があるの?
例えば、お店で売っている食虫植物にはこんな種類がありますよ。
ハエトリソウ
ハエトリソウ
ミミカキクサ
ミミカキクサ
ムラサキスミレ
ムラサキスミレ
サラセニア
サラセニア
ウツボカズラ
ウツボカズラ
モウセンゴケ
モウセンゴケ
 


詳しくは以下のサイトをどうぞ。

季節の植物 > 夏休みスペシャル 食虫植物(カーマHP)

 食虫植物 - Wikipedia

 

 

 

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カゴに何入れる?

2009-07-28 18:20:45 | 15.写真(家猫の銀&姫&文太)


ブログのお休み中にこんなことがありました。
Part.1
(実は気分的には未だ休み中)

これはよくあるプラスティック製のカゴです。


なかなか片付けの定位置が決まらず保留状態になっていた、
実に様々な放置ブツがこのカゴの中に放り込んでありました。

例えば静電気除去用布とか文具細々とか外泊用洗面道具とか
タオルや布巾とか常備薬とか……。

なぜそんなものをごちゃごちゃと突っ込んであるかは、
まあ深く触れないことにして。



数ヶ月にわたって手が付けられずにいたカゴの中身が、
やっと写真のようにきれいサッパリとなくなったわけです。

「おお!さて、このカゴどうしよう」

とすっきりカラになったカゴに心ウキウキ周りを見回す私。

「何入れようかなあ…」

衣類でも整理しようか…なんて部屋をぐるりと見回し、
何気にカゴに視線を戻すと…



おっと

なんじゃこりゃ!

すでに中身が

……

    

 

 
「何やってんの?キミは」 

「キミの寝床じゃないんですけど…」

呟く私にシカト

この顔は聞こえているくせに聞えないフリですね。
(目を合わせようとしません)

遠くを見つめ、悦に浸っている顔ですね、これは。




そしてカゴに密着した顔の部分を見ると

うわ!ピチピチではみ出してるじゃん




思いっきり詰ってます。

はみ出してます。

思わず引っ張りたくなります。

引っ張ると隙間から出せそうです。


結局この物体を収納するわけにもいきませんので
カゴから出てもらいましたが、銀ちゃん、名残惜しそうでした。

まだお尻の病気になる前の銀ちゃんでした。

猫って本当にカゴが好きだよね。

 

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マリーゴールド

2009-07-25 23:48:23 | 11.写真(植物・景色)

 

 

 

 

 

 

 プランターのネキリムシ対策に
マリーゴールドを植えました
突然音をたてて降り出した夕立が
宝石のような雫を残して行きました
オレンジ色の花びらは
フルーツのようにも見えます

 

もう1枚オマケ
赤系のマリーゴールド

 

 

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銀ちゃん、再びライオンになる!

2009-07-23 20:00:07 | 15.写真(家猫の銀&姫&文太)


 

実は銀ちゃん

先週の木曜日から再びライオンになりました。







手抜き記事になってしまいますが、お許しを。
詳細はこちらをご参照下さい。

銀ちゃん臭腺化膿再び

現在はまだ治療中ではありますが、完治に向かっております。

流石に4回目ともなると、エリマキ(エリザベスカラー)にも慣れて
銀の動きもスムーズであります。
痒い所が掻けないから「掻いて~にゃ~」 と甘えることも覚えました。
トイレもご飯もそれほど不便はないようであります故、
ご心配無用でございます。

 

 

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発見!雨天曇天の日食を観るなら水溜り

2009-07-22 19:45:14 | 20.日記&独り言とか

皆さん、今日は日食をご覧になれましたでしょうか?

世紀の大天体ショーなのでちょっと戻ってきたichiiです。

私、日食メガネは購入していないから直接観るのは既に諦めていましたが、
何か見る方法はないかと考えて、
以前窓ガラスに映った太陽を撮影した時に輪郭がくっきりと映ったのを思い出し、
表へ出て家のサッシの窓ガラスに映る空を確認。
でも残念ながらこの時季のこの時間帯の太陽の位置は、うちの窓ガラスの枠外。


仕方なく次の方法である、興味津々だった『穴あきお玉作戦』を決行。
わくわくしながら台所へ行き、キッチンツールを物色。
しかしここで、まさかの事態が発覚!

が~~~ん!
        うち、穴あきお玉ないじゃん!!!

 今の今まで気が付かなかった……私らしいと言えば私らしいのですが…

仕方ないので代用できる物がないか探してみると、金属製の落し蓋を発見!
ある意味穴開きお玉よりスグレモノアイテム?と喜び、さっそく表へ出て撮影しました。
でも欠けてるのか欠けていないのかよく分かりません。
回りの小さい丸が欠けていると言えばそのようにも見える…(目の錯覚?)

こっちの方が分かり易い?


その後、外出の用事があった私は、一番のピーク時に曇天に一縷の望みを抱き、
カメラをバックに忍ばせ出かけました。

時々空をちらちら仰ぐも、時々覗く太陽は…眩しくて見えん!

かと思うと…雲が厚くて見えん!

薄雲になってもやっぱり…銀光りして眩しくて見えん!


諦めてふと、昨日の雨で出来た水溜りに目を落とすと、

おおお!な、なんと、、、

くっきりと美しく欠けた太陽がいらっしゃるではないか!

移動中だったので画像確認は出来ませんでしたが、こっそりと何枚か撮影し帰宅。
早速パソコンに取り込んでみましたが、残念ながら上手く映りませんでした。
どうしても皆さんに、私が見たあの美しい絵を伝えたくて、写真を加工してみました。
あまり上手く出来ない。(偶然鳥の影のようなものが映りこんでいます)

 

水溜りに映った日食の方がくっきりと澄んでいて、寧ろ実視より神秘的に見えました。
どなたか見た方はいませんか?
っていうか水溜りの日食を撮った方はいませんでしょうか?

結局写真が上手く撮れず、サイトを検索したら、カメラのキタムラさんのHP発見。
カメラ・写真情報:[Vol.547]もっと気軽な日食見物 7月22日に、ちょっとだけ日食を眺める人のために|カメラのキタムラ デジカメ販売 フォトブック 写真現像 』
視覚で見たものとは大分違い、かなり残念ですが、参考までに拝借いたしました。

濡れた道路

アスファルトで舗装された道路が、雨上がりなどで水に濡れている場合、ある程度は光を反射します。そこに、ちょうど良い水溜りができていれば、強い光を抑えながらも、その表面には、太陽の形がわかる程度の映り込みができるので、そこで日食の様子を見ることができます。写真に撮影する場合、一眼レフなら、マニュアル露出に切り替えて、最高速シャッターと、最小絞り(f値が大きい数字)に設定すれば、NDフィルターなしでも、なんとか写真に撮ることは可能です。

部分日食を、道路にできた水溜りに映して見た様子。1990年代に、フィルムで撮影したもの。

 

というわけで、日食フィーバーも終わってしまいましたね。
う~ん、水溜りの世界の日食ステキでした。

は! 

今思ったのですが、高層ビルの黒っぽいガラスに映った空なら、
日食がきれいに観れたのではないか?
どなたか見た人(撮影した人)いないでしょうか?
 是非ご一報をば、お待ちしております。

 

メモ:次回は2012年5月21日に、太陽がリング状に見える金環食があります。
トカラ列島、屋久島、種子島、九州・四国・近畿・中部・東北の一部、
関東の大部分などで観れるということです。

晴れた時は、鉄骨組の屋外立体駐車場、木漏れ日、穴開きお玉&金属製落し蓋。
水溜りがある日は、水溜りの中。雲がかかって眩しくてもかなりよく見えます。

「日食」でブログ内検索出来るように、日食記事に付け足しておきます。 

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日食資料(日食メガネ意外で見る方法と、各地の時間)

2009-07-21 07:49:18 | 20.日記&独り言とか

ichiiです。日食資料をアップしにちょこっと戻ってきました。
明日は日食ですね。

COLORS来訪者の中にも皆既日食観測可能な地域へ
出かけられている方がいらっしゃいますか?

出かけられない方のために、日食メガネが手に入らなかった人のために、
日食関連ホームページ各種を抜粋したメモです。参考にどうぞ。

各地の日食の時間帯が分かります。

各地の皆既日食・部分日食 時間詳細 ←クリックでどうぞ 

 


●日食を観察する時に、、、

太陽は私たちに身近な天体ですが、とてもまぶしく危険でもあります。
折角の日食が、暗い思い出になっては残念です。
そこで、まず、注意事項をまとめます。安全に日食を観察しましょう。

 ◎良いこと◎

日食めがねで見る
    さらに、ちらっ、ちらっと、できるだけ短時間で見ましょう。
    3年後の2012年5月には、名古屋で金環日食があります。
    つまり今回買っておけば、2回、安全に楽しめるのです。
    

  ピンホールで見る
    ピンホールで映し出した太陽は安全です。詳しくは下のほうで。

  
木漏れ日で見る
    晴れたら、暑いです。涼めるという意味でも良いです。
    詳しくは下の方で。

  
事前によく調べる
    このホームページを見たり、プラネタリウムで事前チェック!

  
科学館の観望会に参加する
    安全、楽しい、大迫力。


 ×よくないこと×

  
直接見る
    網膜を傷める場合があります。欠けていてもダメです。

  
黒い下敷きで見る
    まぶしくないって思っても、目に見えない赤外線が透過して、
    目を痛めるからだめです。感光した黒いフィルムも同じ。
    写真用のNDフィルターも赤外線を透過しているのでダメです。
    ガラスにすすは、うまくできれば良いですが、むらが有るとだめです。
    というわけで、専用の日食めがねを使いましょう。

  
望遠鏡や双眼鏡で見る
    絶対、ダメです。失明の危険があります。一つ間違うと火が点きます。
    日食めがねを組み合わせてもダメです。熱で割れたり融けたりして、
    その瞬間に直射日光が、、、大変な事故につながります。
    太陽専用の投影装置もありますが、取り扱い方によっては
    事故の危険性がありますから、初めての方は、やめたほうが良いです。

  
じっと見つめる
    たとえ、日食めがねを使っていても、長時間見たら結局たくさんの光を
    受けることになります。5-10分おきに、ちらっとがオススメです。

  
がまんして見る
    暑かったら、部屋に入って水分を十分に取りましょう。
    折角の日食で日射病になっては残念です。

  
世界天文年の日食安全観察pdfはこちらです。

***************************



●お手軽! 日食観察グッズ
ピンホールカメラの原理で、小さな穴のあいたものに太陽の光を通すと、
欠けた太陽の姿を映し出すことができます。
晴れた日に、30-40cm程度離して、太陽を映してみましょう。
きれいに丸くなったらOKです。大きな穴ほど遠くに離してやってみましょう。 


テレカ程度の穴がオススメ。テレカじゃなくても良いですよ。

 


台所用品がいろいろ楽しいです(写真をクリックすると大きくなります)。
上から、穴あきお玉、調味料入れのふた(塩)、調味料入れのふた(こしょう)

 

 

 





●もっとお手軽! 木漏れ日を見よう
 木の葉の隙間から漏れる、木漏れ日。これもピンホールの原理で太陽の像を結んでいます。背が出来るだけ高い広葉樹の根本が良いです。下の写真のように、きれいな円形になっていれば大丈夫。これが見事に欠けて行くでしょう。いい天気の日に近所で探してみてください。


 


 
 

皆既日食・部分日食

2009年7月22日 皆既日食・部分日食 

 

各地の皆既日食・部分日食 時間詳細 ←クリックでどうぞ 

 

 

メモ:次回は2012年5月21日に、太陽がリング状に見える金環食があります。
トカラ列島、屋久島、種子島、九州・四国・近畿・中部・東北の一部、
関東の大部分などで観れるということです。

晴れた時は、鉄骨組の屋外立体駐車場、木漏れ日、穴開きお玉&金属製落し蓋。
水溜りがある日は、水溜りの中。雲がかかって眩しくてもかなりよく見えます。

「日食」でブログ内検索出来るように、日食記事に付け足しておきます。 

 

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番外編    『真夜中のプレゼントには要チュー意!』

2009-07-20 09:47:38 | 22.思い出物語


 

番外編
(私が11歳か12歳頃の出来事だったと思う。) 

 『真夜中のプレゼントには要チュー意!』
 


それは家人が皆眠りに就いた真夜中だった。
がさごそと何やら不規則に走り回る物音に気付いた私は、
闇に目を凝らしながら布団から僅かに体を持ち上げて視界を泳がせた。

暗闇に少し慣れた目に、飼い猫が映った。
猫は、その戦利品が主人に見えるように
枕元40~50センチほど近付いて来ると、ちょこんと座った。
畳の上に頭を近付けて、ふとその咥えた口を緩めた瞬間だった。

そいつはまっしぐらに私の布団の中に飛び込んできた。
条件反射というかとっさに、ぎゅっと縮まるようにして、
布団の、そいつがいるであろう部分を押さえ込んだ。
動けない。どうしていいか分からない。
噛み付かれたらという不安を抱きながら、とにかく心を落ち着けた。

押さえ込んだ手を緩めぬように意識をそのことに集中して、
恐る恐る体だけをゆっくりと遠ざけた。が、ふとうっかり手元が緩んだ。
相手もしめたとばかりに布団の外に飛び出した。
といっても私が目で確認したわけではない。
暗闇に光る猫の目がその飛び出したモノの動きをしっかりと捉えていた。

とにかく私は自分に危険がないことを確信し、そっと立ち上がり室内灯を点けた。
灯りに驚いたそれは部屋の壁のヘリを目にも留まらぬスピードで移動した。
部屋の隅に整然と積み上げてあった使用していない布団と壁との隙間に、
気のせいかと思えそうなほどかすかな黒い残像を私の網膜に残して消えた。
しかし本当に消えたわけではなかった。
明らかにあの積み上げた布団の影にいることは確信していた。

草木も眠る丑三つ時、おそらくそのくらいの時間だ。
寝ずに朝を待つには先が長過ぎる。
かといって、この状況を何とかしない事には眠れない。
仕方なく私は目の前の、胸ほどの高さに積まれた布団を退けることにした。

そうっと、隠れているそいつを刺激しないようにそうっと、
上から順に布団を下ろし横へ退けた。
半分も退けると布団の上から隙間を覗き込める位の高さになったので、
私は背伸びをするように布団に上体を載せ、
そいつを刺激しないようにそっと覗き込んだ。

が、真っ暗なその隙間に光が差す気配を察知したかのように、
そいつは目にも止まらぬ速さで飛び出し壁伝いに疾走した。
角には逃げ込む物や隙間があるという本能的な動きなのかもしれないが、
そいつの予想に反して、部屋の別の角は全く物が無く、行き止まりだった。

飼猫は見逃さなかった。
飼猫がそいつに噛み付きかかるまでの一瞬に、
私の目も灯りの下でしっかりとそいつを捉えた。

何だかさっきまでの恐怖が嘘のように消えるほど、そいつは小さな鼠だった。
田舎では仔猫ほどもある大きな鼠はざらにいる。
私は、そこまでの大きさはなくとも、それに近いだろうと思い込んでいただけに、
実際のそいつの大きさに少し拍子抜けした。
私がそんな感情を巡らしている間に、窮鼠はじわじわと猫に弄ばれていた。
自然の摂理、野生とは何と厳しく悲しいものか。


 ご主人見て下さい。私が捕らえたんですよ。
 こんなに痛めつけてもまだしぶとい凶暴なやつを、
 私が力を振り絞って、ご主人のために捕まえたんですよ。
 ねえ、一杯褒めて下さいよ。

 (鼠は力を振り絞って逃げようとする…が、
それは猫が自分の戦利品の価値を上げるために施した、
死なない程度に逃げられない程度に痛めつけるという、
 自身の功名のためのテクニック。
鼠は猫の策略にまんまと踊らされる。)

 おっと意気がいいねえー。
 こいつめ、いい加減観念しな!

飼猫が私の方を見て時折り嬉しそうに笑ったかのように見えた。
それと同時に地獄の鬼のような形相で狂気を帯びながら
死へ引き摺られていく鼠の苦痛な表情と叫び声が脳裏を過ぎった。

僅かに動く度、散々猫の手であちらこちらに転がされた鼠は、
間も無くぴくりとも動かなくなった。
私がそーっとそれをティッシュで片付けようとすると、猫はすかさず、
「おっと、まだ危ないですよ」と言わんばかりにすばやく咥えた。
確かに鼠はまだ微かに息があった。
最後のトドメを刺すかのように飼猫は鼠に、これまで見ない力で噛み付いた。

私は、もうそこまでしなくてもいいだろうと見かねて、猫からそいつを奪おうとしても、
猫は益々顎の力を強め、放そうとはしてくれなかった。
結局猫が諦めるまで、私はその様子を傍観するしかなかった。
猫が戦利品に飽きてそのものを忘れた頃を見計らって、
(最早、飼い猫は食も贅沢になり鼠を食べなくなっていた)
私はそいつをティッシュで包みビニール袋に入れて処分した。



生憎、ペットでもないただの鼠にお墓を作るだのの習慣も思想もない田舎。
それは表面的な見方をすれば冷酷で無慈悲で、残虐でもある。
しかし綺麗ごとの思いやりなど存在しない、実に現実的な、
生活に密着した命との向き合い方の当然の流れでもある。
猫の戦利品として一生の最後を終えた鼠のその後は、
多分、最終的には庭先にある家庭用ごみ焼却炉の中だったと思う。

一見残酷なように思われることを日常の中で経験しながら、はっきりと、
護るべき対象が何か、傷付けてはいけない対象が何かを、
見極める判断力が潜在的に育まれていくのだと思う。

遊戯やストレス発散の為の標的に命を据えるなどという、
現代の心の歪みを象徴するような事件を知る度、
ヒトが成長していく上で不可欠と思われるこのようなプロセスが、
強制的に削られていく環境が腹立たしいと思う。
このような世の中に生きなければならない現代人、
特に何も知らない思春期の子供が、彼ら自身理解できないままで、
コントロールする術も持たず犠牲になっている。

便利化合理化と引き換えに大切なモノが削除されているようで、
失ってはいけないモノが欠如しているようで…。
そんな危機感を抱いているのは私だけだろうか。
そんな世の中を悲しいと感じるのは私だけだろうか。

昔の思い出を書きながら、現代人の、命との付き合い方の不器用さを感じた。
命を命とも思わない残虐な行動、かと思えば無暗に溺愛したり毛嫌いしたりと、
自分以外の命あるものとの距離の取り方、受け容れ方の何と下手なことか。
やはり大事なプロセスが抜け落ちているせいのような気がしてならない。 

終 

 

 ず~っと書きかけのままホッタラカシだった思い出の物語。
やっと完成、お披露目出来ました。
(さぼっていた訳ではないが、なかなか手が回らず…特に絵が…) 

思い出の物語として子供の頃のちょっと楽しいエピソードを
カテゴリー『26.勿忘草』に公開しています。

これはそのシリーズの番外編です。宜しければ他のエピソードもどうぞ。

まだ暫く思うように更新できそうにありませんが、
時々写真だけポツンとアップするかもしれません。 
ストレス解消の心象画や落書きをアップするかもしれません。
どうぞ気になさらずに皆様のペースで気軽に楽しんで頂ければと思います。
では、またまた、暫しお別れです。

夏風邪、豚風邪お気をつけて。
冷たい食べ物やクーラーでお腹をこわさないようにね。

 

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いつも沢山のアクセスありがとうございます

2009-07-11 21:30:34 | 1.ご挨拶&ご案内&プレゼント





梅雨も後半に入り、本格的にそれらしいジメジメさが続いています。
皆さんお体は大丈夫でしょうか?

巷では新型インフルエンザが相変わらず不気味に勢力を広げています。
じわじわと季節型の夏風邪も流行っているようです。
この時季は食中毒も気を付けなければいけませんね。
どうぞ健康管理には十分にお気をつけて、日々をお過ごし下さい。


常日頃たくさんの方にご来訪頂いているCOLORSですが、
勝手ながら少し更新をお休みしたいと思います。
特に大きな理由はありません。
ちょっとのんびり個人的なことを片付けています。
そんな、ほんの個人的理由ですので、どうぞご心配無用です。

多分3~4日?、1週間?
案外すぐ更新するかも知れませんが…
もし更新が途絶えていてもどうぞ気にせずに
のんびりと過去記事などを散歩して頂ければ幸いです。

コメントに関しては気付いたらその都度お返ししようと思いますので、
過去記事でも気兼ねなく皆さんのコトバを残して頂けたら嬉しいです。


皆さんとの無限の繋がりに感謝しています。
ichiiでした。ペコリ。



 

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もういっちょ続・続・我輩はシャム&偽シャムなり(完結)

2009-07-11 20:30:19 | 15.写真(家猫の銀&姫&文太)


先日、『彼女が酒と煙草が好きだという話を書こうと思ったけど、
終わらなくなりそうなので、又次回に。』ということで終わったので、
今日はその話を。

【過去記事】
我輩はシャム&偽シャムなり
続・我輩はシャム&偽シャムなり



彼女が犬のようにリードで散歩し、ドライブ好きという他に、
特異な性質はまだまだある。

ある時、友人と、粕漬けでイッパイ呑んでいた。
その頃私はまだ煙草を吸っていて(今はもう止めましたが)、
友人と二人煙草を吸いながら、粕漬けをツマミに(シブイでしょ)
ビールを飲みながら世間話に花を咲かせていた。
ふと見ると、彼女、粕漬けを舐めているではないか。
不味ければ止めるだろうと様子を見ていたのだが一向にやめる気配がなく、
いくらなんでもやばいでしょと止めさせたら、足がふらつき酔っ払っていた。
おまけに煙草の煙を、鼻の穴を広げて吸っている…。
鼻の穴を大きく開き、空中に漂う煙を追うように上向きに首を伸ばして、
くんくんと何度も嗅ぎうっとりとしている姿はちょっと引く。
煙草に火を点けるとすぐさま寄ってきて傍に座り、この仕草をする。

時にコップに入っているビールを舐めることもあり、
何とも頼もしい人間臭い猫だった。

また、普通猫は歩く時に物を落とさぬように歩くものだが、
彼女は自分の進路が塞がれるのをとても嫌い、
前に塞がるものを決して避けず、尽く蹴散らし進むのだった。

だから仕事から帰ってくると部屋の中は凄まじく荒れて、
棚の上の飾りや小物が散乱していることがしょっちゅうだった。
ティッシュは箱から全部引き出され、鉛筆などは穴だらけ、
うっかり彼女の手の届く所に煙草を置こうものなら、
1本残らず引き出され牙の穴が…。
当然その煙草は最早スカスカで吸えません…。

冬はコタツの真ん中で堂々と身体を伸ばして陣取っているのだが、
下手に足を伸ばすと噛み付かれるので(特に男性)、
遊びに来る友人達は皆この子を怖がっていた。
なかなかの『ボディガード』兼『用心棒』振りを発揮していた。

しかし彼女もお年頃になり、ある時ついに発情。
私はその頃、雀の涙ほどの給料で生活するのにメイッパイで、
避妊手術をしてやるだけの余裕もなかったので、
彼女は本能の、それも積極的なシャムの血の騒ぐがままに吼える声に
私は毎晩のように悩まされた。

私も沢山の猫の盛り声は聞いて慣れているつもりだったが、
彼女の毎夜繰り返される吼声の凄まじさは想像を絶するものだった。
(いや~、ほんと、サファリパークの猛獣です。)

結局彼女を狭いアパートに閉じ込めておくのは無理だと悟り、
彼女を実家(田舎のそれなりに大きい農家)で生活させることにした。
勿論、あれほど同居人のように生活を共にしていたので
離れるのは辛かったし寂しかったです。


↓実家の庭を探索する彼女

しかし彼女はすぐに家族に馴染み、田舎でも沢山の武勇伝を繰り広げ、
家の近所だけでなく、まさかと思うような遠方まで名前を知れ渡らせたようだ。

道の真ん中を堂々と歩き、車が来ても退かないので仕方なく車の方が退く。
実に危なっかしいと言う、苦情に等しい笑い話で名前が知れていた。
田舎は車の往来が少ないから笑い話で済むのだけれど。

またあるときは道の真ん中で自分の何倍も大きな犬と睨み合い、
犬の方が尻尾を巻いて逃げたという。
犬にでも喧嘩を売られたら買うという根性だ。
近所の犬も彼女には一目おいていたらしく、犬より強い猫という評判だった。
その行動範囲は10キロも離れた村で見かけたとか、
隣村の田圃道を歩いていたとか、オス猫並のテリトリーだったようだ。

彼女が車好きというのも有名だった。
父が車で出かけようとするとドアを開けた途端、
父より先に乗り込み当たり前のように待っているという話だった。

これが自家用車に限るならまだしも、来客の車でも同様で、
お客さんが用件を済ませ帰ろうと車のドアを開けると、
いつの間にかひょいと乗り込むので、
気付かないで発進しそうだと、しばしば来訪者を驚かせていたようだ。

 


カリカリキャットフードで育ったせいかは分からないが、
彼女もまた実家のお米の猫飯を食べるのが下手で、
必ず鼻の頭にご飯粒が1個ついていると、母が笑って話してくれた。
勿論、この子も爪を出したままカツカツ歩くので、そのことも笑話だった。
でも肝心の鼠は捕らなかったらしい。(田舎では一番、猫に望む仕事?)
彼女の性格だと、「小物には興味ない」といった感じなんだろうか?
田舎の家族はとても不思議がっていた。

彼女が田舎で産んだ子供たちもとても賢く、彼女以上に父母に可愛がられた。
見ると思いっきり普通の雑種だが、食事時には子供のように父母と一緒に、
膝の上、或いは肩の上に乗って(左の子)食卓についていたらしい。
(父が付けた名前が可愛い。はなこ&たまこ。)



大きくなってもこんな風に上手に肩に乗って、
人が口に運ぼうとする食べ物を催促していたらしい。



こんな個性的な彼女との別れは突然だったけど、実に不思議な別れだった。

何年ぶりだったか忘れたが、それは雪の冬に実家に帰った時だった。
私が家にいる時に、近所の人が笑いながらやってきた。
「○○さんとこの猫が車が来ても道の真ん中からちっともどかないから、
さっぱり車が進まない。堂々と歩いてるねえ。」
そんな話しを耳にしたのは雪の轍がくっきりと2本残る晴れた午前中だった。

午後になって外で近所の誰かが母と話す声がした。
「そこで猫が轢かれて死んでるけど、お宅のとこのじゃないかい?」
私は不安を押さえ付けて平常心を装って家の前の道へ出た。
雪に埋もれ更に幅の狭まった、真っ白な道の真ん中に、
出血した様子もなく彼女が既に息絶えて冷たくなっていた。

私が何年ぶりに帰省し、翌日に帰るというその前日だった。
まさか自分が実家にいる、とても限定された時間に、
彼女を天国に送ることになるなんて思いも寄らないことだった。
父母も私も悲しいと言うより、どこか安堵の気持ちだった。

一緒に生活した懐かしい場所へ、
あの頃のように一緒に車に乗り込んで帰りたかったのかな…って。

みんなそう思ったのだった。
今でも私の中では彼女はとても思い入れの強い1匹である。
そして、もしも叶うなら広々とした自然に囲まれた場所で、
またいつかシャムを飼いたいものだと思う。

で、今一緒にくらしているのがこやつです。


違う意味で非情に猫ばなれした人間臭い猫です。

この状態で静止、、、何を見ているのか、、、
ぼ~~~っとしている……ゾンビのポーズ



もしも銀ちゃんにシャムの要素があるというなら、

目つきの悪い三角の顔と、やかましくておしゃべりというところかな。
銀はとにかく男の癖によく喋る(啼く)のだ
(「ぎゃんた、うるさい!」と言われることがしょっちゅうです。)

 銀ちゃん、元気でいてくれよ~
そして天然おとぼけキャラでこれからも癒しておくれ~

 
長い時間お付合い頂きありがとうございます。
皆様のペットに愛と幸せが降り注ぎますように。

 

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続・我輩はシャム&偽シャムなり

2009-07-11 19:30:40 | 15.写真(家猫の銀&姫&文太)


前回のシャム記事で、超純血種のシャムを貰い飼うことになったと記した。

前回の記事こちら〔我輩はシャム&偽シャムなり

ちゃらら~ん『ごくしゃむ』
アタシはシャム組4代目~

(「ごくせん」パクリました




ここでちょっとシャム猫についておさらいを。

ピューマみたいな顔ですね。(ichii)






シャム〔短毛種〕
美しいということばがもっとも似合う猫

原産地:タイ
ボディタイプ:オリエンタル
発生スタイル:自然発生
カラー:シールポイント、チョコレートポイント
ブルーポイント、ライラックポイント等

歴史:タイが原産地。歴史はとても古く、シャムの国の書物にも度々登場している。
「門外不出の宝」として宮廷や寺院で大切に飼われていた。
ヨーロッパに紹介されたのは19世紀末のことで、爆発的な人気を呼び、
それ以後ずっと人気を保っている。

特徴と性格:手、脚、頭、耳、尾など体の末端に表れる濃い色(ポイント)が特徴。
細長いボディとそのしなやかな動きは、猫の中でもっとも美しいといわれる。
人なつっこくて賢くて、やかましくて積極的
そのすべてがほかの猫より際立っている。
感受性がとても強いが、飼い主には献身的な愛情を示す。
ただ最近はとても大人しいタイプも出回っている。

:長く先細りのくさび型。中くらいの大きさでボディとよくつり合っている。
横から見ると、頭のてっぺんから鼻の先端まではまっすぐ
鼻はまっすぐで長く、マズルはくさび型で細い。
顎の先端は鼻と垂直な平面上にある。
かなり鼻が長いということか(ichii)
 
:とても大きくてとがっている。付け根は幅広い
くさび型の線の延長線上にある。

四肢:長くてほっそりとしている。後ろ脚は前脚より長い
足先は華奢で小さく、卵型をしている。

:長くて細い。先端に向かって先細りしている。


↓凄い顔だ。可愛いとは言えない…。発情すると当に左の顔そのまんまです。(ichii)


(参考:〔新星出版社 世界の猫カタログ〕)

ついでにネットのリンクも→シャム


私が社会人になって一人暮らしをするようになったある日、
趣味繋がりの友人が子猫の貰い手を探していた。
私はアパート住まいだったから飼えなかったけれど、
何かの繋がりで里親の話が舞い込んで来るかもしれないと思い、
猫種や飼い主さんの猫事情だけでも聞いておこうと思った。

そのお宅は社会的には中流よりやや裕福なようだった。
環境も経済的にも猫の多頭飼いには何の差し障りもないようだった。
そのお宅で飼われていたのは血統書付きの純粋シャムだった。

そのうち1匹ではかわいそうだと思ったかどうか、結婚させて2匹になり、
あれよあれよと言う間に子供が産まれ、純血種のシャムが増えていった。
増えても困らないだけのお宅だったせいか避妊や虚勢をすることなく、
自然に任せ、猫の気の向くままに繁殖させたようで、
1世代、2世代、3世代、そして4世代と増えていった。
(血が濃すぎると遺伝的に問題が、と思うも、でしゃばった事も言えず…。
だからそれ以上は敢えて触れません。)

そんな話を聞いた私はその猫三昧の時間を味わいたくなり、
「うわ~、いいなあ、見てみたい」とぽろっと言ってしまったが為に、
その友人にまんまとそのお宅に連れられて行ってしまった。

幸い産まれる度に、数匹は貰い手がついていたようだったので
増えるがままを全て飼っていたわけではなかったようだ。
友人と私が伺った時は夫婦猫とその子供が3匹、
その2代目の子が結構な数を産んでいて、又その子供が?匹で、
何代目の子か分からないけれどさらに小さいの(生後1ヶ月位)が4匹程
大きなロングソファーをよじ登ったり所狭し走り回ったりしていた。
総勢15匹位はいたかもしれない。

家の中、四方のどこに目をやっても、あの独特の色彩の
茶色で耳と顔の黒い猫数匹が、猫団子になってじゃれているという、
猫好きには堪らない光景が広がっていた。

仔猫とじゃれているうちにあまりの可愛さに結局…、
結論を言うと1匹貰い受けてしまったのだが。

その頃はデート(一応私も、ね)には必ずこの子も同席して、
車での外出はどこへ行くにも一緒だった。
ドライブの運転席のヘッド部分が彼女の指定席で、車が走り出すと、
窓側に向いてヘッド部分をガッチリ抱え込んで身体を固定していた。
公園などは週末彼女と一緒によく行ったものだ。


 

個性的な靴下は見なかったことにして下さい。

小さい時から連れ歩いているせいか、いつもケージなしだった。
どこへ出かけても物怖じすることなく、リード一本でOKだった。
その毛色と、やたら堂々とした歩き姿は通り掛かった人によく犬に間違われた。

すれ違う人誰もがはっと驚いた表情になり、
「あら、ワンちゃんだと思ったら猫ちゃんだ」と思わず声を発するのだ。
サービスエリアなどでは特に飼い主を得意な気分にさせてくれた。

公園等でリードを外してもちゃんと飼い主との距離を確認しているようで、
離れてもせいぜい4~5m程度を保ち、時々後ろを振り返り、
名前を呼ぶとまるで犬のように必ず駆け戻って来る。



ビビットな服の色は見なかったことにして下さい。


写真、女の子にしては目つきがイカツイというか、
自信に満ち溢れているようにみえませんか?

公園で寛ぐ周りの犬には興味を示さず(眼中にない感じ)、
飼い主とのひと時、或いは自然の空気を楽しんでいるようだった。
彼女は小さい時から肩に乗るのが好きで、
実に上手にバランスを取りながら肩の上で高見の見物を楽しんでいる。





普段のドライブの車内では運転席のヘッド部分が彼女の指定席だが
(そこから窓の景色を眺めていたようだ←これマジです。)
高速道路を使って遠出した時などは、高速に入った途端、
「景色が見れないからつまらないわ」とばかりに後部座席に移動して、
すかさず寝る態勢に入った。何時間の移動だろうと大丈夫だった。
そんな風で外出には全く心配のない猫だった。

あれ~相当長くなったぞ~。
彼女が酒と煙草が好きだという話を書こうと思ったけど、
終わらなくなりそうなので、又次回に。

 

お宅のシャム&偽シャムの特徴はいかがですか?
共通箇所はありますか?

本日も長々と根気よくお付合い下さりありがとうございます。 

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我輩はシャム&偽シャムなり

2009-07-11 18:30:01 | 15.写真(家猫の銀&姫&文太)


最近新しくご『偽シャム団の秘密基地』というブログと縁が出来ました。

このブログ管理人のさくらさんの言葉を借りまするに、偽シャムと言うのは、
本物ではないけれど見た目はシャム猫っぽい姿をしている猫のことだそうです。
猫の毛模様は多々あれど、確かにシャムはその種類を象徴するシャムだけの
特徴ある独特の色の付き方をしていて、他の猫種とはかなり違います。

純粋種では、猫でありながら人間に対して犬のような主従関係を見せたり、
賢いが故飼い主と同等意識でまるで人間のような振る舞いをしたりします。

猫らしい高貴なプライドと併せて、『俺について来い』『俺がお前を守る』的な、
何事にも物怖じしない頼もしいリーダーシップを生まれ持っているように思います。
テリトリーを護ると言う意識に於いては臆病な犬よりよっぽど番犬の才能があり、
いざとなれば自分より大きなものにも立ち向かう勇敢さを持っています。

このとても生意気で猫らしくない性格は遺伝子的にかなり優性なのか、
他の種との雑交配でもしっかりと受け継がれることが多いようです。
主な特徴が、体の毛色とブルー系の瞳、強い愛情と正義感でしょうか。

これまで私は数匹のシャム&偽シャムと関わって(飼って)きました。
今回『偽シャム団の秘密基地』とご縁ができたことで、昔一緒に暮らした
我が家のシャム族の、特に個性的なシャムのことを思い出したので、
天国の彼らへの供養の気持ちも込めて少し綴りたいと思います。


ここから使用する写真は、古い写真をカメラで写したものなので、
あまり写りはよくありませんがご勘弁を。
あなたの飼っている猫ちゃんにそっくりな子が登場するかも。


まずシャム族猫との初めての出会いは右のこの子。
初代シャム系猫(偽シャム)です。手足が白いです。
もしかしたら、スノーシューという種類かもしれません。


 

 
左のキジトラのオチビちゃんたちは、この子が二度目の出産で産んだ仔猫です。
(家族の間では、隣家のキジトラ猫がパパだという専らの噂だった。笑)

この子が来るまでは、我が家の猫は何故か代々全身キジトラ模様の猫でした。
近所で見かけるのもせいぜい茶トラか白黒の猫でした。

ある日、長距離トラックに乗っていた叔父が関東方面へ走った帰り道に
サービスエリアで纏わり付いてきた迷子のこの子を連れて帰って来ました。
(当時この子を迷子にしてしまった飼い主さんはきっと悲しんだ事でしょう。
それを思うと、叔父のこの行動が決して良いとは言えませんが、
この子は我が家で子孫を残しとても大事に育てられました。)

初めてこの子を見た時、なんと美しい毛色の猫なんだろうと衝撃でした。
そして水色の瞳は魅惑的で、異国のお姫様のようでした。
外国とは全く縁のない(しいて言うなら洋画劇場と英語の授業くらいか)
どっぷりと和のニオイのするド田舎でのこの子との出会いは
私にとっても家族にとっても異国の宝石を手にしたくらい特別な感動でした。

我が家に来て間も無くこの子は子供を産みました。
来る前から妊娠していたのか、来てから妊娠したのか
子供だった私の記憶にはその辺定かではありませんが、
彼女は2匹の白い仔猫を産みました。
生まれた時確かに白かったその2匹は日が経つにつれ
炙り出しのように体の部分部分が薄汚れたように黒ずんできて、
瞳の青さが目を惹くようになった頃には写真のような模様になりました。


手前の、見るからにシャム模様のは男の子で後ろの子が女の子です。
まだ目ヤニがようやく取れて青い瞳だとわかるようになった頃です。


 

私が、確かペトリのカメラを活用していた時に撮った写真です。(又写し、ですが)
左の子が何かと癖があって可愛くてしょうがなかったです。
例えばご飯の時は顔中汚れるとか、牙がいつも出ているとか。

そして左の彼が大きくなったのが下の写真。
ね、牙がでてるでしょ。

そして、ますます磨きがかかった顔の黒さ。
暗闇では全く顔が分からず、目だけが光ってる。
でも、どことなく憎めない愛嬌のある顔です。

 

この頃母猫は2回目の出産をし、2匹のキジトラの仔猫を生んだ分けです。


シャム模様の強いこの子はとても甘えっ子で、いつもこんな風に寝てました。
もう1匹の妹は家人に纏わり付いてたのかな。

 


その後私は社会人になり家を離れてしまったので、
この子達とそれ以上深く関わる事は出来ませんでしたが、
この子達は家族の一員として父母やその他の家人に大切にされ、
猫生を全うしたようです。


そして次に私はたまたまある縁がもとで、
純潔種のシャムの4代目を貰い飼うことになりました。
見た目は上の写真の子と区別がつかないね。

 

この子がまたまた超個性派で数々の武勇伝を持つのですが、
長くなるので続きは又明日。

そういえば、シャムって爪が引っ込まないのか?
歩く時に爪が出たままで、カツカツ音をたてて歩く子がいる。
上の2匹ともがそうでした。
皆さんとこの子は如何ですか?



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