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憲法改正

2005年02月17日 00時05分08秒 | 
 今年は自民党結党50周年で、これを機になにやら憲法改正の動きがある。
僕ははっきりいって、このまま憲法改正が進むことに反対だ。
強い危機感を持っている。いわゆる「護憲」の立場になるのだろう…

 しかし、僕は決して左翼ではない。社民党や共産党の主張など、耳障りの良い
ことを叫んでいるだけで、「寝ぼけたことばっかり言うなー!」と腹が立ってくる。

 では、なぜ改憲に反対かというと、たとえば自衛隊の存在を明記したとしても、
そりゃ見た目にわかりやすくなる。けれども、それは表面的なことであって
集団的自衛権や、自衛の範囲、武力行使など、一義的に明記することはできないだろう。
その場合は、やはり解釈によらざるを得ない。今のままで、憲法を改正しても、
また新たな解釈の問題が出でくる。そうした場合に、「やっぱり、前の憲法に
戻しましょう」なんてことはできない。普通の法律ではなく、「憲法」なんだから。

 一体何のために、憲法は改正手続きを厳格に要求しているのか。それは、憲法が人権の
最後の砦だからである。「憲法なんかで人権が守れるのか?」という疑問も呈されるだろうが、
戦前の悲惨な状態から、今の状態に至った根本には、憲法があるのである。アメリカからの
押し付けだとか寝ぼけたことをいうもんではない。

 もちろん、時代が大きく変わっていることは感じる。時代と共に、国のかたちが変わるように
憲法も変えていかなければならない。憲法は国のかたちをあらわすものだから。
 
 でも、今のままで、国会議員主導で、憲法が変えられてしまって良いのか。私たち一人一人が
「今の憲法のままで、何が問題なのか」を考え、これからの、「日本」という国のかたちを
考えなければいけない。

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