さ て、みなさん

最近のニュースをピックアップ!そして、若干のコメントを。

サハラに舞う羽根

2005年11月30日 23時30分58秒 | 映画

 『サハラに舞う羽根』

<評価> ★★★☆☆

 やや古い映画ではあるが(といっても2002年だが)、前からおもしろそうと思っていたので見てみた。

 世界に多くの植民地を抱えていた時代のイギリス。その植民地の一つ(になろうとしていた)アフリカのスーダンで地元の指導者により反乱が起き、その鎮圧のため、イギリス本土から精鋭部隊が送られることになった。その中の一人が主人公で、彼とその友人、恋人を巡って話は展開してゆく。

 アフリカでの、イギリス軍vsスーダン反乱軍の戦いは圧巻だった。イギリス軍は「角陣」(この訳が適当なのかどうかわからないが)という四角いフォーメーションを組み、それは四方どこから敵が来ても防ぐことができる最強の布陣(らしい)。そこへ突っ込んでいく反乱軍。

 役者はあまり知らないが、監督のシェカール・カプールは、『エリザベス』の監督で、これもなかなか良かった。時代考証がしっかりしているからだろう。

 ということで、星3つ。 


楽天-TBS

2005年11月30日 23時22分44秒 | 社会

楽天、TBSと提携交渉 経営統合提案は撤回

 結局、楽天の負け、TBSの守り勝ち、ってことなんだろうか。

 TBS株を買い進めるにあたって、銀行からかなりの借金をし、頼みの綱だった株価も下がっているとか。

 プロ野球では、楽天イーグルスが他を寄せつけない負けっぷりをみせて最下位に沈み、J・リーグでは、ヴィッセル神戸があっけなく、地味にJ2へ降格となった。

 今年は三木谷さんにとって不運な年だったのだろう。三木谷さん、ここは細木和子さんにズバリ言ってもらえばいいんじゃないですか。


大阪市長選

2005年11月27日 21時57分49秒 | 政治

出直し大阪市長選、関氏が新人3人破り再選

 「市民の声を聞いてみたい」…小泉さんの手法のパクリか?と揶揄されながらも、前市長関さんが、予想通り、波乱もなく、再選となった。やはり、自民、公明の推薦は大きかったのか。

 それにしても、投票率が低すぎる。これだけ、選挙前、選挙中にも市政の様々な問題についてメディアでも取り上げられていたのにもかかわらず、前回とさほど変わらず、33%という投票率。投票は義務ではないし、「投票しない」ということも民意だと思うが、もう少し大阪市民も考えないといけない。

 ただ、大阪市民の気持ちもわからないではない。入れたい候補者がいなかった、ということが一番の問題だろう。4名の候補者がいるが、事実上、関さんか辻さんかという選択だった(他の2名の方には悪いが)。やはり、ここは誰か、「大阪市を変えてやる!」というパワーを感じさせる候補者が必要だった。たとえば、長野県の田中知事や、横浜市の中田市長のような人が。関さんの突然の辞職で時間的に余裕がなかったのかもしれないが。

 今更どうなるわけでもないので、再選された関さんにはぜひともしっかりやってほしい。もう後戻りできない。まさに背水の陣である。大阪市の英雄となり、都市再建のモデルとなれるか、それとも大阪市の失政者として汚点を残すか、そういう生きるか死ぬかの間で、老体に鞭打って、突き進んでいかなければならない。


耐震性偽装

2005年11月26日 17時33分18秒 | 社会

耐震性偽装、倒壊の恐れ新たに5棟…全棟の強度公表へ
ヒューザー社長、公表前に伊藤元長官伴い国交省に陳情

 今年ももう残すところあと1ヶ月ほど。そんな時期に、こういう問題が発覚し、引っ越さないといけないということになる住人の人たちは大変だろう。それとも、過去、何度かの地震の際に異常を感じ取っていたのだろうか。

 このように、他人事としてのんきにみているが、じゃあ自分の住む家は大丈夫なのか、と問われれば、大丈夫!と言い切れる自信はない。耐震性を調べるといっても、天井を眺めたところで何もわからないし、設計図をみても専門家ではない以上わからないだろう。

 そうすると、設計事務所や建築主、不動産業者を信頼するしかないのだけれど、今回の問題のようなことが明らかになると、そういうわけにもいかないようだ。指摘されている設計事務所や建築会社は氷山の一角に過ぎず、他の事務所、会社においても日常的に行われている、という声も聞かれる。

 今後、住人への救済は必要であるが、ただ、気になることがある。それは、上記リンク記事にあるが、この偽装問題が公になる前に、建築主の社長は国会議員に頼み、国交省に陳情に訪れた。そこで言った発言には驚くやら、腹が立つやら…「建て替えには何十億円もかかり、公的資金の面倒をみてほしい」…

 自分たちは儲けるだけ儲けといて、いざ問題が起こると、税金でなんとかしろ、と。どういう神経をしているんだ。それにこの国会議員もあやしい。

 住民への救済は必要で、それも早急な対応が必要なのはわかるが、じゃあ、税金でなんとかしようということには納得しかねる。まず、この事務所や会社に対し、問われるべき責任が問われ、身ぐるみをはいででも損害の賠償をしてもらう。税金の投入はそれからの話だろう。


メルケル・ドイツ新首相

2005年11月23日 00時04分00秒 | 国際

ドイツ新首相にメルケル氏選出…初の女性、旧東独出身

 さて、日本で女性首相が誕生する日は訪れるのだろうか。それに一番近いと思われていた野田聖子さんは一線から退いた。残る可能性としては、小泉シスターズの面々か。

 日本のことはさておき、ドイツでは社会民主党(SPD)と、キリスト教民主同盟/社会同盟(CDU/SCU)の大連立が組まれた。9月の選挙では、社会民主党が222議席、キリスト教民主同盟/社会同盟は226議席で、いずれも過半数には及ばなかった。そこで、一時は自由民主党や、緑の党との連立も模索されたがうまくいかず、結局、大連立という形になった。

 両党の議席を合わせると、448議席。全議席が614だから、与党が約73%を占めることになる。ドイツの議会がどのように機能しているかは詳しく知らないが、一般的に考えて、与党がこんなに巨大になると、抑制がきかなくなるおそれがあるのではないか。これは今の日本に対しても言われていることだけれど。

 もっとも、連立といっても、日本の自民・公明の関係とは異なり、SPDとCDU/SCUの間には未だ対立点も多く、妥協に妥協を重ねた上での大連立のようだから、そういう意味では与党内部での抑制が働くのかもしれない。

 ちなみに、社会民主党のシンボルカラーはで、キリスト教民主同盟/社会同盟のそれは。ということで、この大連立は「赤と黒」を著したフランスの作家にちなんで、「スタンダール連立」と言われているそうだ。

 来年6月にはW杯もあるし、とりあえずここで収拾を図ろうというのもあったのかもしれない。メルケルさんの手腕が楽しみです。


皇位継承

2005年11月22日 18時03分10秒 | 社会

皇位継承は「長子優先」で一致…皇室典範会議

 天皇制を維持することが最大の目的であるのなら、この有識者会議の決定は仕方のないことだろう。

 今後、雅子さんが男子をお生みになる可能性はゼロではなく、もし愛子さんの弟ができたら話がまたややこしくなるのではないか、など懸念、批判もあるのだろうが、現時点においては「愛子さんを天皇にする」という道筋をつけなければならない。

 そのためには、皇室典範の諸規定をはじめ、その他の関連法規を改正しなければならないが、皇室典範等を不磨の大典とすることなく、その場、その時代に応じて変化するものとするしかない。

 そもそも、側室を認めない以上、こういう事態が生ずるのは必然である。それでも、天皇制を維持しようとするのなら、付け焼刃的な解決にならざるを得ないのであり、それに伴って煩雑であっても時代に応じて皇室典範等を変えていくしかない。それができないというのなら、天皇制は維持できないし、維持する必要もないのではないか。

 ともかく、30年後、40年後には、「愛子天皇(女王)」は誕生することになるだろう。


ローレライ

2005年11月21日 00時15分45秒 | 映画

  『ローレライ』

<評価> ★★★★☆

 ハリウッドに少しでも近づいてくれたらなぁ、と期待しつつ見たが、ストーリーは良かった。ただ、やはり、映像面でまだまだ劣るところもある。潜水艦のシーンはアニメっぽいというのか、サンダーバード的な匂いのするところもあったのが、やや残念であるが、まぁ、それでもかなりの進歩だと思う。

 ストーリーは、日本人としてのナショナリズムをかきたてられるもので、今の日本に対する痛烈な批判を交えながら、日本の未来を示唆していく。逆に言えば、アメリカ人が見たら怒るだろうな、という内容。中国人、韓国人にとっては論外かもしれない…。

 ともかく、そういうことで星4つ。(勝手に採点始めました。)


高橋尚子

2005年11月20日 23時58分08秒 | スポーツ

尚子 屈辱から2年、因縁の地で復活

 やめといた方がいいんじゃないの? と、レース前は思った。たとえスタートラインに立てたとしても、5キロぐらいでリタイヤするんじゃないかと思っていたが、最初から先頭集団で突っ走り、35キロ付近でスパートをかける…超人ですね。

 ゴールした後も何事もなかったようにケロッとしていた。そして、優勝者インタビューがなかなか良かった。『いい言葉ねっと』というサイトでも取り上げられているが。

 「この6月にチームQを結成してから、唯一つ、高橋尚子復活とか順位だとかタイムとかって言うよりも、この2年間本当に皆さんに支えられて、一度は陸上を辞めようと思った時にも、本当に暗闇の中でも夢を持つことで、本当に一日一日を充実した、時間を過ごすことが出来ました。

 なので陸上関係なく、いま暗闇にいる人や悩んでいる人、本当に一日だけの目標でも3年後の目標でもなんでも目標を持つことで、凄く、一歩一歩、一日が充実すると思います。どうか夢を持って、一日を過ごして欲しいと思います。

 そして、小学校中学校の子は勿論なんですけれども、30代、そして中高年の皆さん方も、24時間という時間は皆さん本当に平等に与えられたチャンスの時間です。もう二度と来ないこの一日の時間を精一杯、そして充実した楽しい日にしてください。今日は皆さんのおかげで私はとてもいい日になりました。」

 あらかじめ考えていたコメントなのか、それともレース後の興奮から自然と湧き上がってきたものなのか、わからないが、普通の人が普通にこれと同じ事を言っても、「ふーん」と、僕なら聞き流してしまいそうになるが、高橋さんが言うとやはり説得力があった。

 世界陸上、オリンピックとがんばってほしい。


鳥インフルエンザ

2005年11月19日 14時07分05秒 | 国際

鳥インフルエンザ、中国で感染者 周辺国に被害拡大懸念
鳥インフル感染阻止で結束 APEC首脳会議が閉幕

 東条英機らのことをナチスのヒトラーと同視する某国の外務大臣がいると思えば、今度は、アメリカの現職大統領のいる公の場で、アメリカの奴隷制について講釈をたれ、挙句の果てに自分はリンカーンだと言わんばかりの某国の大統領もいる。

 悪口はここまでにして、問題はそんな指導者が治める国で、鳥インフルエンザの感染が拡大することだ。これが大流行すれば、まず中国では人口からして大量の死者が出るだろうし、世界中に拡散することになる。今のような隠蔽的な体質では迷惑である。また、中国では感染者は徹底的に隔離し、もう人間ではないような扱うことも、人権侵害甚だしい。

 人権侵害といえば、北の某国であるが、もしかの地でも鳥インフルエンザが広まるとどうなるのだろうか、おそろしいことだ。今現在、感染者がいるのかどうかもわからないし、今後感染が広がった場合、飢餓に苦しむと言われる国民は耐えられないのではないだろうか。そういうことに容易に想像も及ばず、「人権の問題はまぁ、おいおい考えていきましょう」と言える大統領とはどういう感覚をしているのだろうか。もとは人権派弁護士だったと聞いているが…。

 悪口はここまでにして…、いつ、どのように感染が広がるか、それとも広がらないのかもわからないが、お医者さんによると、今のところ、普通のインフルエンザ用のワクチン接種が有効のようだ。有効というか、実際鳥インフルエンザが流行すればそんなワクチンでは対処できないのだろうが、今、打てるものは打っといた方がいい、ということらしい。

 ということで、はやいこと、インフルエンザのワクチンを打ってもらおうっと。


日米首脳会談 in京都

2005年11月16日 23時55分08秒 | 政治

イラク支援継続を確認…日米首脳会談、同盟強化で合意
紅葉の金閣寺訪問、日米首脳が親密ぶりアピール

 「京都御所を封鎖せよ!」ぐらいの勢いで、京都の街は至る所に警官がいた。

 京都御所には何回か行ったことがあるが、野球のできるグランドが何面かあり、あとは木が多く茂っていて、ジャングルみたいになっているところもある。もし、ブッシュを狙撃でもしようと思うなら、格好の場所ではある。

 裏を返せば、警備が大変ということで、京都御所の周辺は来日の数日前から警察官がパトロールしていた。京都府警と全国からの応援で、警官総勢約5800人だそうだ。お勤めご苦労様です。ただ、全国からの応援で人員を賄うのはいいが、いざっていう時に、はたしてうまく連携できたのだろうか、と不安にも思う。

 ブッシュさんと小泉さんは金閣寺にも行かれたようだ。金閣寺はたしか去年ぐらいに屋根とかのふき替えや手入れが施され、以前に増して、ピッカピカである。日本人が見たら、京都のイメージとあいまって、風流と言うのか、わび・さびの精神を感じるのだろうけど、外国人が見るとどう思うのだろう。「金!」と全面にアピールしていることから、これぞまさに日本だな、と思ったりするのかな。

 あと、このブッシュ大統領が京都の地を歩いているのをみて思ったのは、この光景を幕末の志士たちはどう思っているのだろうか、ということだ。今から140年ほど前、京都の地は志士たちの活躍の場であった。特に、坂本竜馬。「竜馬がゆく」を読んで間もない時だからかもしれないが、昨日11月15日は坂本竜馬の誕生日であり、亡くなった日でもある。竜馬は、民主的な政体を実現させようとしていた。特にアメリカを手本として。

 京都、東山に眠る竜馬はこれをどうみているだろうか、考えずにはいられない。