さ て、みなさん

最近のニュースをピックアップ!そして、若干のコメントを。

堀江メール

2006年02月24日 18時57分50秒 | 政治

メール立証困難 永田議員、辞職の意向 進退を幹事長一任 民主緊急役員会 (産経新聞) - goo ニュース
民主「永田進退」先送り…「休養」扱いで入院 (読売新聞) - goo ニュース

 サッカーに例えるのなら、チーム自民は、チーム民主のカウンターを受け、数的に不利な状況に。チーム民主としては、ここで確実に1点を取り、試合の流れをがっちりつかめるはずだった。さあ、ここからきっちり攻めていこうとしていた矢先、チーム民主のミッドフィルダー、N選手が強引に攻め込み、シュートを決めるのかと思ったら、観客の方に向かってミスキック!おまけに、そのN選手は、そのミスで勝手に激しく混乱し、タンカーで運ばれてしまった…こんな感じだろうか。

 民主党は、ライブドア、BSE、耐震偽装、防衛施設庁談合、これらを「4点セット」して、自民党政治の腐敗にどんどん切り込んでいくはずだった。それなのに、根拠不十分な証拠のおかげで、形勢が一気に逆転してしまった。まさに、自爆、という感じだ。本来、あまり責められたくない小泉さんにも、「民主党、もっとがんばってください」と、エールを送られてしまっている。

 野田国対委員長は、武部氏、竹中氏、堀江氏を、「ライブドア三兄弟」と命名し、世論を囃し立てた。が、結局つまずいてしまった。かつて、菅直人氏は、当時の閣僚を「未納三兄弟」と命名したが、自身も未納だったと指摘され、代表を辞任している(結局、未納ではなかったようだが)。関西弁で言うところの、「いちびる」というやつだな。こういうのは、民主党の文化なんだろうか。

 このままでは到底、民主党に政権を任せるということは無理そうだ。しかし、このまま民主党が信用を失い、衰退していくということは、自民党の力をますます助長させることになる。それは日本の政治の発展とって良いことではないだろう。

 それに、この永田氏が提示した堀江メールは偽物であっても、前原代表も出す出すと言っている銀行口座、あるいはそれ以外のところで、なんらかの金銭のやりとりはあった、という説もある。民主党幹部の責任問題も重要だが、自民党が責められるべき問題は他にも山積しているわけで、それをきっちり追及していけば、まだまだ民主党に挽回の余地はあるし、挽回してもらわないと困る。前原さん、辞めるとか言う前に、今度こそ、確実に爆発する爆弾を自民党に投げて下さい!


紀子さま御懐妊

2006年02月06日 18時00分00秒 | 政治

秋篠宮妃紀子さま懐妊 男子なら皇位継承第3位 (共同通信) - goo ニュース 

 とりあえず、おめでたいニュースである。この状況での皇室典範改正は慎重に、という空気にならざるを得ないだろう。「雅子さま御懐妊」というニュースもないとは言えないわけで…。

 この直前の記事の通り、私は女系天皇の容認および皇室典範改正に賛成の立場であるが、必ずしも今国会で改正を成し遂げる必要はないと思う。小泉首相もどうやら今国会での改正は見送るようだ。さすがは世論の空気を読むのは天才的な感性の持ち主である。

 もしこの秋に男子が誕生すると、「別に無理して皇室典範を改正しなくてもいい」という流れになりそうだ。しかし、依然として、側室もなしに男系の皇統をつないでいくのは困難なことに変わりない。

 この秋に男子が誕生すると仮定して考えてみると、今の皇室典範のままであれば、その御子は、次の次の天皇となる資格を有することになる。今の皇太子さまの年齢から言うと、その御子が即位する時期は、おそらく今から3、40年後となるだろうか。

 このまま皇室典範を改正しないとなると、今から3、40年後には、眞子さまや佳子さまも今のまま行くと民間の方と結婚すれば皇族ではなくなり、三笠宮さまの系統も同様であり、今以上に天皇家が、寂しい状態になる。この秋に男子が生まれたとしても、その男子以外に男子がいなければ、その次はどうするのか。今の平成天皇には二人の男子に恵まれたが、男子が一人だと非常に難しい状況になる。

 ここまで考えてきて思うことは、そんなに男系にこだわる意味はあるのだろうか、ということだ。前の記事の内容とも重複するかもしれないが、今の天皇は現人神ではない。男系論者は、神武天皇以来、2665年も続いてきた男系の皇統をここで断ち切っていいのかと言うが、2665年の皇統というけれど、戦後から今に至る天皇と、戦前より前の天皇は、その存在あるいはそれに対する国民の意識が根本的に違うといわざるを得ない。

 天皇は日本国の統治者ではなく、国民統合の象徴に過ぎない。悪く言えば、お飾りに過ぎないのである。西部氏の言葉を借りれば、今の皇室は「プリースト・キング・ファミリー(祭祀王族)であり、それの取り行う国家儀式が(日本国民の最高意識としての)神道によって装われるということに注目すれば、「最高位の神主家族」である」ということだ。そうすると、天皇家の家長が男系である必要性はない。この理解が、日本国憲法の想定するところであると思うが、このことを男系論者はどう考えているのだろうか、甚だ疑問である。

 たとえば、男系維持の急先鋒の平沼赳夫議員は、先日の皇室典範改正の反対集会において、「守るべきものは、断固、命を懸けて守らなければならない」とスピーチしていた。さすがは政治家、しかも徳川慶喜の孫を義父に、そして戦前の総理大臣、平沼騏一郎を養父に持つというサラブレットだけあって、鬼気迫る表情から発せられる言葉には迫力があった。しかし、平沼さんは、もし天皇が崩御されたら、殉死でもなさるおつもりか、と思ってしまった。なぜ、そこまで男系にこだわるのか、私には理解できない。

 おそらく平沼さんたちは、2665年も続いてきた男系が守られてこそ、天皇の正当性が確保され、国民の信頼が得られるというお考えだろう。それを安易に変えてしまえば、国家の根本としての天皇制が崩壊し、ひいては日本という国が瓦解するのではないか、そこまで危惧しているのかもしれない。しかし、はたしてそうだろうか。

 男系論者の方々が危惧しているのは、かつての道鏡のような人物が出現することのようだが、たとえ、そういう人物がたとえば愛子さまの婿になったとしても、皇室と政治が厳格に切り離されている限り、その現代版道鏡には大した影響力は有さない。かつての道鏡の時代と現代は全く違うのである。

 ここで何より大事なのは、天皇家と政治権力が結びついてはならないということだ。その意味で、皇室典範の改正にあたっては、天皇陛下その他の皇族の意見を聞く必要はない。これまで三笠宮寛仁殿下がいろいろと述べられているが、もちろん個人的にどうお考えになろうがそれは自由であるが、それをマスメディアを通じて明らかにしたり、あるいは皇室典範の改正という国会の問題に大きな影響力をもたらすということは、あってはならない。三笠宮殿下の意見を有識者会議の吉川座長は取り上げなかったのはそういう趣旨だと思う。それを、無礼だとか不敬だとかいうのは、それこそ戦前である。今の皇室典範は戦前と違い、あくまで法律に過ぎないのであり、それをどう改正するかは、国権の最高機関たる国会の役割である。

 男系論者は、すべてとは言わないが、天皇を神と思っているのではないかと思われる。そう思っていなくても、その主張は、明治憲法第一条「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」という規定の趣旨を、言葉を変えて述べているに過ぎないものも多いと感じる。

 要するに、日本国憲法における天皇制ということをよく考えれば、女系天皇容認という方向にならざるを得ないということである。


女性・女系天皇

2006年01月31日 14時21分49秒 | 政治

皇室典範に関する有識者会議報告書

 私は、女性天皇および女系天皇を認めることに賛成である。 

 1月27日付産経新聞の「正論」に西部邁氏が寄稿されている。西部氏も女性・女系天皇が認められるべきだとしており、産経新聞の主張とは毛色の違う。この人の著書を読んだことはなく、真正の保守思想とか言われているところはよくわからないが、基本的に私の考えと合致する。

 産経新聞のHPには掲載されていないので、いくつか引用させてもらうと、

 『天皇制において連続性を要求されるのは「天皇の血統」なのか「皇室の家系」なのか。両者が合致するのが理想ではあるが、それに不都合が生じているというのなら、優先的に考慮さるべきは後者の家系のほうである』

 『現在、天皇は文化的な元首であり、政治的元首は総理大臣である、という輿論が定着しつつあるようにみえる。それでよいというのなら、(慣習ではなく)伝統を保守するとの見地に立って、女帝・女系の可能性を天皇制において容認すべきだ。いずれにせよ必要なのは、天皇制への文化論的解釈であって、それを生物学的に論じることではない』

 これらの考えに加え、やや長くなるが、私が「女性天皇および女系天皇」を認める理由を述べる。

 明治憲法では、その第一条において、 「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と規定されている。ここでいう万世一系というのはいうまでもなく、男系の血筋が維持されてきたことを意味するだろう。

 しかし、日本国憲法およびその下位の法律を見ても、「万世一系」という言葉は存在しない。もはや天皇は現人神でもなんでもなく、生身の人間なのである。つまり、日本国憲法が制定された時点で、「万世一系」というのは断ち切られたと見るべきである。そういう認識の中で、今の「天皇制」は維持されているのである。

 そうであれば、父親が天皇の血を引くかどうかは問題ではない。全く天皇の血筋ではない、全くの部外者が天皇となることは容認しないが、母親か父親に天皇の血を引く者であれば、それで構わないと思われる。

 であるから、有識者会議の「長子優先」という結論を支持する。「天皇制を安定的に維持する」ということを最大の目的とするのなら、この結論は妥当である。

 これに対し、これまで2000数百年続いてきた伝統をたった10ヶ月足らず、実質数十時間の審議で変えてしまうのはあまりに拙速ではないか、旧皇族を復活させるなど他にも男系を維持する方策を模索してみてもいいのではないか。また、「女性天皇」と「女系天皇」の違いを国民が未だ十分に認識できていないのに、これで国民的合意が得られるのか、という批判もよく耳にする。

 男系を維持させる方策としては、①旧皇族を復活させる、②側室制度を天皇家にだけ認める、ということだろう。

 まず、①について。旧皇族とっても今や普通に民間人として暮らしているのであり、今さら皇族に引っ張ってくることは現実的に可能なのか。それができたとしても、今の皇族にここ何十年女の子ばかりしか生まれて来ないように、いずれ旧皇族の男系の血筋も絶えてしまうという事態も十分に考えられる。 

 次に、②について。これまでは側室という制度が機能していたからここまで男系が続いてきたのだが、現代においてこれは容易に認めることはできないだろう。それを認めたところで、そこに入る女性が現れるのか、いたとしてもその女性に対し国民からどういう目を向けられるか、そもそも天皇、皇太子らがそれを望むとも思えない。 

 このように今のまま、男系を維持することは現実的に困難なのである。それなのに男系にこだわろうとするのは、自分の血を皇統につなげられる女性天皇の婿に対する男性の嫉妬とも思えてくる。また、これ以外の方策としては、もはや遺伝子操作等で男系を残すというタブーを打ち破ることしかないのではないだろうか。

 たしかに、今すぐに結論を出す必要はないかもしれない。小泉首相は今国会において皇室典範の改正を成し遂げたいようだが、必ずしも今国会での成立にこだわらなくてもいいように思える。あと2,3年、国民を巻き込んだ議論をしても良いだろう。

 しかし、この問題は、あと10年、20年議論したところで、統一的見解を示すということはおそらく無理であろう。ひょっとしたらその議論の過程で、ますます溝が深まるかもしれない。それならば、ここで一定の方向を示すことが必要であろう。

 最後に付け加えておくが、私はフェミニストでもないし、天皇制廃止を目指す左翼勢力でもない。天皇陛下あるいは天皇家に対し、敬意を払わないというわけではない。実際、皇族の方とお会いすることになれば(そんな機会は訪れないだろうが)、特別な感情を抱くだろう。そして、今後も天皇制が維持されることを切に願っている。

 私は、有識者会議がいうように、あくまで「天皇制を安定的に維持する」ためには何が必要か、という現実的な観点から、「長子優先」という結論を支持するということである。


オジャマモンとホリエモン

2006年01月17日 23時01分56秒 | 政治

「非姉歯」拡大なら底なし 国交省、木村の169件重点調査 (産経新聞) - goo ニュース
安倍長官秘書に相談 問題発覚でヒューザー社長 (共同通信) - goo ニュース

 なぜ、このタイミングでライブドアに強制捜査が行われるのだろうか。たまたま、と言えばそれまでだが、証人喚問の前日というタイミングに、国会および行政と検察庁のズブズブの関係が見え隠れする。

 マスメディアの役割、使命はこういう関係を明らかにし、権力と戦うことにある。「時代の寵児」ともてはやされてきたホリエモンの凋落していく(かもしれない)様子をみるのも愉快なことかもしれない。しかし、マスメディアには、今何が大事なのかを自覚して、裏には何があるのか、ということにまで迫って、それを明らかにする責務がある。

 さて、オジャマモン。「あなた、何しに来たの?」とどこかの議員も言っていたが、本当にそういう印象だ。人間誰でも自分の身が恋しいわけで保身にはしっても構わないが、もう、ここまで来たら、洗いざらい白状して、関係する議員や行政職員らを道連れにして地獄に行ってやる、ぐらいの男気?を見せてほしかった。証言のたびに、補佐人の弁護士といちいち相談する姿も見苦しい限りである。

 民主党議員は次期首相候補、安倍官房長官との関係まで言及した。傍聴された住民の方も言っていたが、自民党と民主党の戦いの構図も見え隠れしている。それはそれで構わないが、この前の証人喚問ともっとリンクさせて、証拠テープや資料を用意して、証言せざるを得ない状況に追い込まなければならない。でないと、こんなことを繰り返しても進展がないように思える。

 もっと追及の上手い、元検察庁職員の議員とかいないのかねぇ。国会と検察庁、仲良いのだからいくらでもリクルートできるでしょ…


大阪市長選

2005年11月27日 21時57分49秒 | 政治

出直し大阪市長選、関氏が新人3人破り再選

 「市民の声を聞いてみたい」…小泉さんの手法のパクリか?と揶揄されながらも、前市長関さんが、予想通り、波乱もなく、再選となった。やはり、自民、公明の推薦は大きかったのか。

 それにしても、投票率が低すぎる。これだけ、選挙前、選挙中にも市政の様々な問題についてメディアでも取り上げられていたのにもかかわらず、前回とさほど変わらず、33%という投票率。投票は義務ではないし、「投票しない」ということも民意だと思うが、もう少し大阪市民も考えないといけない。

 ただ、大阪市民の気持ちもわからないではない。入れたい候補者がいなかった、ということが一番の問題だろう。4名の候補者がいるが、事実上、関さんか辻さんかという選択だった(他の2名の方には悪いが)。やはり、ここは誰か、「大阪市を変えてやる!」というパワーを感じさせる候補者が必要だった。たとえば、長野県の田中知事や、横浜市の中田市長のような人が。関さんの突然の辞職で時間的に余裕がなかったのかもしれないが。

 今更どうなるわけでもないので、再選された関さんにはぜひともしっかりやってほしい。もう後戻りできない。まさに背水の陣である。大阪市の英雄となり、都市再建のモデルとなれるか、それとも大阪市の失政者として汚点を残すか、そういう生きるか死ぬかの間で、老体に鞭打って、突き進んでいかなければならない。


日米首脳会談 in京都

2005年11月16日 23時55分08秒 | 政治

イラク支援継続を確認…日米首脳会談、同盟強化で合意
紅葉の金閣寺訪問、日米首脳が親密ぶりアピール

 「京都御所を封鎖せよ!」ぐらいの勢いで、京都の街は至る所に警官がいた。

 京都御所には何回か行ったことがあるが、野球のできるグランドが何面かあり、あとは木が多く茂っていて、ジャングルみたいになっているところもある。もし、ブッシュを狙撃でもしようと思うなら、格好の場所ではある。

 裏を返せば、警備が大変ということで、京都御所の周辺は来日の数日前から警察官がパトロールしていた。京都府警と全国からの応援で、警官総勢約5800人だそうだ。お勤めご苦労様です。ただ、全国からの応援で人員を賄うのはいいが、いざっていう時に、はたしてうまく連携できたのだろうか、と不安にも思う。

 ブッシュさんと小泉さんは金閣寺にも行かれたようだ。金閣寺はたしか去年ぐらいに屋根とかのふき替えや手入れが施され、以前に増して、ピッカピカである。日本人が見たら、京都のイメージとあいまって、風流と言うのか、わび・さびの精神を感じるのだろうけど、外国人が見るとどう思うのだろう。「金!」と全面にアピールしていることから、これぞまさに日本だな、と思ったりするのかな。

 あと、このブッシュ大統領が京都の地を歩いているのをみて思ったのは、この光景を幕末の志士たちはどう思っているのだろうか、ということだ。今から140年ほど前、京都の地は志士たちの活躍の場であった。特に、坂本竜馬。「竜馬がゆく」を読んで間もない時だからかもしれないが、昨日11月15日は坂本竜馬の誕生日であり、亡くなった日でもある。竜馬は、民主的な政体を実現させようとしていた。特にアメリカを手本として。

 京都、東山に眠る竜馬はこれをどうみているだろうか、考えずにはいられない。


第3次小泉内閣

2005年10月31日 10時15分00秒 | 政治

官房長官に安倍氏、総務相・郵政民営化担当相に竹中氏

 「小泉サプライズ人事」とメディアでは囃し立てていたけれど、それほどのサプライズはなかった。片山さつき氏や、杉村タイゾー先生が入閣したりするのかなと思ったが、小泉さんもそこまで変人ではなかった。残りの任期を着実にこなすための、実務的な内閣と言えるだろう。

 今度の内閣はポスト小泉を占うものでもある。「麻垣康三のうち、「康」さんは名前がなかった。ポスト小泉候補は残り3人…とは限らない。その3人が有力ではあるのだろうけど、他にも中川昭一氏、額賀福志郎氏、与謝野馨氏らも後継者としてあり得る。

 党人事については、政調会長以外は、留任となった。正直、悪名高い大幹事長、武部氏は変わってほしかった。忠実なイエスマンが必要だったのだろうか。あと、中川秀直氏も小泉さんの威を借りて、人を小バカにするような態度がどうも好きになれない。

 ところで、この光景を、郵政民営化反対派の人々はどういう心境で見ているのだろうか。特に反対票を投じて、公認を得られず、落選していった人たち…「あの時、賛成票を投じていれば、自分もポストがあったかもしれない…」と本音のところでは、しみじみと思っているのかもしれない。

 さあ、これで、選挙が終わってふわふわした雰囲気を切り替え、重要な課題に取り組んでいかないといけない。メディアも小泉シスターズやタイゾー先生やらのケツばっかり追っかけていないで、しっかりやってもらいたい。


小泉首相、靖国参拝

2005年10月17日 23時55分16秒 | 政治

小泉首相、靖国神社を参拝…昇殿・記帳せず <読売新聞>
滞在5分、慌ただしく 拝殿前で30秒手合わせる <共同通信社>

 小泉さんは、一体いくら、賽銭箱に入れたんだろう、ってのが気になる。500円くらいかなぁ。まぁ、そんなことはいいか。

 参拝するシーンをニュースで見たが、随分あっさりしたものだった。司法の判断、あるいは、中韓の反発を考慮したのか、靖国神社の行事にあわせて、これが小泉さんの言う、「適切な判断」の結果なのか。

 私は総理大臣の靖国参拝は違憲であると思うが、どうせ参拝するなら、従来のように昇殿にのぼり、記帳もして、もっと思い切って参拝すべきだと思う。靖国に眠る英霊も、「もう帰るんかい!?」とツッコミをいれていたかもしれない。

 スターウォーズに出てくる、元老院議長のように、いつのまにか民主主義を破壊し、皇帝が誕生する、というフィクションが、この日本でノンフィクションとならないと保障ができるなら、いくらでも参拝してもらっていいんだが…。


郵政法案可決

2005年10月11日 17時34分46秒 | 政治

郵政法案を衆院委可決<産経新聞>

 賛成338票、反対138票、という圧倒的多数で郵政法案が可決された。このままおそらく参議院も通過するだろう。

 賛成票の中には、野田聖子氏の票も含まれている。野田氏に対して特別の思い入れはないが、ここまできたら、筋を通して反対票を投じるか、それができないなら議員の職を辞するべきだと思う。でなければ、政治家の信念とはそんなものなのか、有権者は本当にがっかりする。

 さて、これで今の日本郵政公社は、ちょうど2年後の2007年10月に解体され、あらたに「日本郵政会社」としてスタートする運びとなっている。

 小泉さん、竹中さんらが言うように、これが本当に真の改革なのか、それとも、反対派がいうように欠陥法案なのか、それは実際民営化された後、数年経てば自ずと明らかになる。民営化されて数年後と言えば、2009年あたり、つまり、次回の衆議院総選挙では、郵政民営化は真の改革なのかどうかが問われる選挙となる。

 そのときに、郵政民営化はウソの改革だ、という流れになれば、亀井氏や綿貫氏らがまたのこのこ出てくるのは気に食わないが、反対派の主張が正しかったということで、自分たちが主導権を握ることもできる可能性がある。総理候補とされた平沼氏らはそういうことも見据えているのかもしれない。だから、野田氏も長い目で考えるべきだった。

 もちろん、数年後に、「郵政民営化、失敗しちゃいました」ということになってはいけない。郵政以外にも課題は山積みでもある。

 以前、新聞でこういう言葉を発見した。「安(とうあん)」、意味は目先の安逸をむさぼること、だそうだ。小泉さんをはじめ、チルドレンの皆々様、この言葉を自分自身の戒めとして、心に刻んで、政治活動に励んでもらいたい。


民主党代表

2005年09月17日 22時06分08秒 | 政治

民主党新代表に前原氏、2票差で菅氏を破る

 民主党のニューリーダーが誕生した。前原氏と菅氏の二人から選ぶというなら、前原氏を選ばないと、民主党の再起は不可能ではあろう。菅氏であっても、会見等で意気込んでいたようにできればいいが、やはり新鮮さに欠ける。

 が、結果は2票差。これが演出なのかどうなのかはわからないが、とりあえずこれで、民主党の「仕切り直し」にはなるだろう。もちろん、これまでの総括、反省等、これからが大変であるが。

 民主党は大幅に議席を落としたといっても、100を超える議席がある。参議院議員山本一太氏が、「そして本物だけが生き残った。」と評しているように、ふるいにかけれ、いわば民主党の「精鋭」議員が残ったとすれば、そのメンバーが団結していくことで大きな力を発揮しうる。

 例えば、前原誠司氏、枝野幸男氏、野田佳彦氏、古川元久氏、原口一博氏、安住淳氏など。まぁ、こうしてみてみると、エリートというのか、優等生が多いように思う。庶民らしさが感じられない。一概には言えないが。そういうところにも、民主党の敗因があるのかな。

 とにかく、前原氏がどこまでやれるのか、期待している。思い切って政党名を変えるのもいいのかもしれない。良い名は浮かばないが。あと、「次の内閣(ネクスト・キャビネット)」とかいうのはやめたほうが良いと思う。イギリスでは公的な存在としてそういうものがあるようだが、まだ政権を取ったこともない政党がやるべきではない。まさに、絵に描いた餅である。もっと、謙虚になるべきだ。

 「民主党を、あきらめない。」