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自衛軍

2005年04月04日 23時04分22秒 | 
自衛軍明記、集団的自衛権「解釈で」 自民新憲法起草委 (朝日新聞)
「自衛軍」国際平和に寄与 自民、条文化作業へ 新憲法要綱全容固まる (産経新聞)

 憲法改正の問題については以前にも書いた。
詳しく検討するのは、また時間があるときにしたいが、
僕は憲法改正に反対である。改正に絶対に反対というわけではない。
今の状態、つまり、国民的関心が高まらず、いわば国民が置き去りにされた状態で、
国会主導で改正が進むのは、きわめて危険だということだ。

 改正案で、一番のポイントは、
9条2項を全面改正し、「自衛のために自衛軍を保持する」としている点だ。
「自衛軍」って何…?軍隊、自衛隊とは違うの?
この時点で意味不明である。

 さらに、政教分離の緩和、表現の自由の制限、「国防の責務」など…
「責務」って何…?義務と法的効果はどう異なるのか。
さらに意味不明である。

 これは、素人の集団が作ったものなのか… 
それに、自民党新憲法起草委員会とやらの委員長が、森喜朗前首相という時点で、
無性に腹が立つ。平成の大失政の張本人がなぜ、のうのうと出てくるのか…

 憲法学者の中で、憲法改正を主張している人はいない。
憲法は国家権力を制限し、人権を保障する砦である。
実際問題として、国会が主導で改憲作業を行わなければならないのだが、
それには、必ず国民の意思が反映されなければならない。

 もっとも、改正時の国民投票で、「反対」票を投じればそれでいいことだが…

国民一人一人が真剣に考え、それぞれ意見を持たなければならない。 
僕も、改正案等をよく吟味し、考えていきたい。

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