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やめといた方がいいんじゃないの? と、レース前は思った。たとえスタートラインに立てたとしても、5キロぐらいでリタイヤするんじゃないかと思っていたが、最初から先頭集団で突っ走り、35キロ付近でスパートをかける…超人ですね。
ゴールした後も何事もなかったようにケロッとしていた。そして、優勝者インタビューがなかなか良かった。『いい言葉ねっと』というサイトでも取り上げられているが。
「この6月にチームQを結成してから、唯一つ、高橋尚子復活とか順位だとかタイムとかって言うよりも、この2年間本当に皆さんに支えられて、一度は陸上を辞めようと思った時にも、本当に暗闇の中でも夢を持つことで、本当に一日一日を充実した、時間を過ごすことが出来ました。
なので陸上関係なく、いま暗闇にいる人や悩んでいる人、本当に一日だけの目標でも3年後の目標でもなんでも目標を持つことで、凄く、一歩一歩、一日が充実すると思います。どうか夢を持って、一日を過ごして欲しいと思います。
そして、小学校中学校の子は勿論なんですけれども、30代、そして中高年の皆さん方も、24時間という時間は皆さん本当に平等に与えられたチャンスの時間です。もう二度と来ないこの一日の時間を精一杯、そして充実した楽しい日にしてください。今日は皆さんのおかげで私はとてもいい日になりました。」
あらかじめ考えていたコメントなのか、それともレース後の興奮から自然と湧き上がってきたものなのか、わからないが、普通の人が普通にこれと同じ事を言っても、「ふーん」と、僕なら聞き流してしまいそうになるが、高橋さんが言うとやはり説得力があった。
世界陸上、オリンピックとがんばってほしい。