さ て、みなさん

最近のニュースをピックアップ!そして、若干のコメントを。

サード・ウォッチ

2005年03月31日 00時55分30秒 | 社会
『サード・ウォッチ』    (※TSUTAYA

 他の地域ではどうだかわからないが、関西では日曜の深夜、放送している。
ニューヨークの警察官、救命士、消防士、それぞれ仕事や私生活を含めて、
9人の生き様を描くドラマである。
決まったストーリーがあるわけではなく、ただ日常を描いているだけなので、
とりとめがないドラマといえばそうなんだけど。

 ニューヨークという街が特別そうなのかはわからないけれど、
例えばここで描かれている警察官は、かなり街と溶け込んでいる。
もちろん、なんでもかんでも首を突っ込むというわけではなく、
あくまで民事不介入という原則が貫かれてはいるが、
日本と違って、警察官がごく身近にいる。

 日本の警察官は遠い、怖い存在である。110番を押すのは究極の選択である。
もちろん、些細なことまでなんでも警察に言える環境が望ましいと言うわけではない。

 日本は治安が悪くなったと言われている。
(本当に治安が悪くなっているのかどうかは、検討の余地があるところだが。) 
その中で、「町のおまわりさん」を復活させよ、という声もある。
その意見に賛同する。

 今のままで、警察官が家の周りをうろうろされたら、
「何か起こったのか」と気になってしまうから、そう簡単にはいかない。
まずは、交番の機能を充実させることからはじめる必要がある。
警察官も、権力を振り回すだけでなく、税金で食わしてもらってるのだから、
地域住民に気軽に声をかけるなど、国民との距離を縮める努力が必要だ。

 治安維持のためといって、むやみやたらに警察官を増やすのではなく、
「地域」の中で生きる警察官を、目指すべきであろう。

安保理

2005年03月30日 22時00分00秒 | 国際
国連安保理改革 日本めぐり賛否鮮明 中韓朝反発/露は外交カード狙い

 相撲をみて気を良くしたのか。
フランスがここまで、支持を明確にしたということは、
日本が常任理事国入りにとって大きな後押しであることは間違いない。

 ところで、日本が安保理常任理事国になることで何が変わるのか。
世界の中心的な国家になれるということか。外交上も、より説得力が増すことになるのか。
その程度にとどまるなら、単なる名誉のためとも思える。

 今、国連改革が目指されているが、まず国連というものを
組織として機能させていかなければならない。
日本は、国連の組織運営費の分担率において、アメリカに次ぐ2位である。  
アメリカはたしか払っていないので、実質的に日本のお金によって、国連が運営されている
といっても過言ではない。(首相官邸HP・キッズルーム
国連が世界の安定と平和にどのように貢献していくのか、
そのビジョンなくして、常任理事国という肩書きを得ても意味がない。

 まぁ、日本やドイツが常任理事国入りすることで、国連改革の端緒となるともいえる。 
そのためには、まず現在の常任理事国の支持が必要だ。
アメリカは全面的支持、イギリスの支持も得られるだろう。
そして、フランスも今回、指示を明確にした。
残るは、ロシアと中国。

 ロシアは外交カードとして扱うようだ。
北方四島をあきらめたら、日本を支持するとでも言うのか。厭味な国だな。
まぁ、外交にはこれぐらいのやらしさが必要なんだろうけど。
友好、友好と、歯の浮くようなことを言って、外交が深まるわけがない。
 中国は靖国問題をはじめとした歴史問題の展開次第か。

 それから、韓国・北朝鮮が反対とか言っているようけど。
韓国の鄭東泳統一相「国際的な指導国家になるには隣国から信頼されることが必須条件」

それなら、あんたの国は一生、常任理事国になんかなれないな。

 まぁ、何を言おうが自由であるが、韓国・北朝鮮のいうことになんの効果も影響力もない。
(日本がどれだけ国連に血税を注いでいるのか、わかっているのか。)

 常任理事国を目指す前に、国連の意義、それから、日本の外交方針を
今一度、考える必要があるだろう。

BSE

2005年03月29日 22時43分18秒 | 社会
BSE全頭検査緩和を容認 専門調査会

 なぜ、日本の全頭検査を緩和する必要があるのだろうか。
現に、今月27日にもBSE感染牛が発見されている。
国内16頭目のBSE感染、北海道の乳廃牛で確認

 ただ、専門調査委員会の中でも、異論があるようで、
実質的には今後3年間は、全頭検査が続けられるようだ。

 輸入再開するなら、それで構わない。
消費者には、選択の余地があるんだから、「アメリカ産」とはっきり正確に、
表示してもらえれば、命のリスクを負ってまで買わなくて済む。

 このような動きもあるようだ。↓
米国産牛肉の輸入再開訴え 牛丼ファンが署名提出

 そんなに牛丼が食いたければ、家で勝手に作ればいい。
あほとちゃうか。まさに、国賊である。

知る権利とホリエモン

2005年03月28日 21時22分09秒 | 
ライブドア・堀江社長インタビュー 一問一答全文

 今日行われる予定だった、堀江-北尾会談は中止になった。
北尾氏のいう、「大人の解決」とはどういうことなのか、
おそらく、ライブドアにおとなしく引き下がってもらうということ
だと思われるが、どうなるのかな。

 今後どうなるかはともかく、産経新聞の堀江氏のインタビューを読んで、
自分なりに、ホリエモンが目指さんとしていることを理解してみた。
特に、国民の「知る権利」の観点から。

 「知る権利」とは、情報の受け手としての自由である。
それは、表現の自由から導き出される。
表現の自由は本来、自分の意見を表明する自由であるが、
現代社会において、一般庶民が情報は発することがないとされる。
情報の送り手は、専らマスメディアであり、そこから流される
情報を一方的に受け止めるのが、国民となってしまった。
芦部信喜『憲法』163頁

 これまでは、たしかにそうだった。それが悪いと言うわけではない。
しかし、今日、インターネットが急速に発達している。
その中で、一般の国民は単なる情報の受け手ではない。
また、これまでマスメディアから流される情報は、国民に流通するまでに、
送り手の側で、いわば恣意的に情報の取捨選択がなされていた。
我々国民は、その「限られた」情報を受け取って、
それをもとに自分の主張を組み立てるしかなかった。

 しかし、インターネットの登場で、我々の知らない
情報がまだまだたくさんあることを知り、また、
自分が積極的に送り手となりうることを知ったのである。

 つまり、ホリエモンが言わんとしていることは、
「送り手たるメディアは、もっとしっかり情報を流通させよ」
「国民も情報の送り手であることを自覚せよ」
ということだと思う。

 今後、ホリエモンがどうなるかはわからない。
フジテレビ、ソフトバンクといった巨人によって、
結局、踏み潰されることになるかもしれない。

 けれども、ホリエモンのやらんとしていることは、
企業買収に対する日本企業への警鐘にとどまらず、
テレビ、新聞を含めたあらゆるマスメディアに対し、
強烈な問題提起を投げつけているのである。

 ホリエモンを過大評価しすぎているようにも思えるが。

楽天

2005年03月27日 21時55分02秒 | スポーツ
 楽天、26失点で大敗 打線もわずか1安打

 パ・リーグが昨日、開幕した。
「新生・パリーグ」の目玉、楽天イーグルスは100連敗するのではないかと
言われながら、開幕戦は岩隈の完投勝利。
「なんだかんだいって、まあまあ行けるんちゃうん」と思ったが、
今日の試合は、「26」失点…厳しいなぁ。
打線はともかく、ピッチャーがいないのが痛いねぇ。
それに、チーム全体の平均年齢がかなり高いようだから、
老体に鞭打って頑張ることになるのだろう。
別にファンというわけではないが、頑張ってほしいです。

 それにしても、従来通り、パリーグのテレビ中継は皆無ですねぇ。
地元ではどうなのかわからないけれど、関西では全くなし。
今日も阪神のオープン戦をやっていたし。

 パリーグではスポンサーがつかないってことなのかなぁ。
楽天の試合とか見たいんだけど…去年あれだけゴタゴタがあったのに、
今年も巨人中心の構図は、変わらないってのは残念だ。

 そうすると、もうテレビはダメだな。ホリエモンではないが。
インターネットに頼るしかない。
今日も、ソフトバンクは試合を動画中継していた。
ソフトバンク・ホークス 動画中継
ヤフーBB会員ではないので、カメラは一台しか見れないが、結構楽しかった。
キャッチャーとバッターの真上からのカメラだったが、バットとボールが当たる瞬間や、
ピッチャーの投げたボールがベース上を通っているかどうかなど、新鮮だった。

 ホリエモンが近鉄を買収していたらどうなっていたかわからないが、
ソフトバンクがやるようなことを目指していたのだろう。
堀江氏は明日、ソフトバンク・インベストメントの北尾氏という、なんとなく
胡散臭いおっさんと会うようだが…どうなることやら。

自分探し

2005年03月26日 22時43分00秒 | 社会
 「自分探し」という言葉をよく耳にする。
自分はどういう人間なのか、自分のやりたいことは何なのか。
自分を見つめなおし、「自分」を探すと言うことである。
そのために、世界中を旅したり、海外に留学したり、
お遍路の旅にでかけたり…

 たしかに、そういう体験は自分の心を豊かにする。
人生観、世界観が変わることもあるだろう。
しかし、「自分」というものは、今ここにいるのではないか。
旅をしなくたって、自分を見つめなおすことはできる。
それに、いろんな体験をいくらしたって、それを
現実の社会で活かすようにしなけらばならない。

 以前、ドキュメント番組でお遍路を旅している青年がいた。
2,3ヶ月かけて、88ヶ所を巡る。その中で、人々の優しさ、
あたたかさにふれ、スタートする前とは顔つきが違った。
しかし、いざゴールが近づくと、足が前に進まない。
ゴールすれば、家に帰らなければならない。
日常に引き戻される恐怖があった。

 誰もが、この青年のように、悩み苦しむことがある。
「自分」がどういう人間か、「やりたい仕事」とは何か、と。
しかし、そういうことは容易にわかるものではない。
もちろん、「自分」を探求することを止めてはならないが、そ
れを完全にもとめてはならない。
社会の中で、いやなこと、つらいことも多い。
そういうことを抱えながら、一歩ずつ進むしかない。
「自分」とは何か、その答えが完全にわかるのは、
おそらく人生が終わる時ではないかと思う。
それまでは、もがき苦しみながら、生きていく。

 徳川家康の言葉に、「人の一生は、重荷を負うて遠くへ行くがごとし。」とある。
まさにその通りだと思う。

 だから、「自分探し」という言葉は、まやかしなのだ。 

イラン

2005年03月25日 23時45分18秒 | たわごと
 来年のドイツW杯の予選、日本-イラン戦を今やっている。
おっそろしい環境でやっているなぁ。
観客が10万人、しかも全て男…スタジアム中、異臭を立ちこめているのでは…
僕なら確実に小便ちびっていそうです。こりゃ、選手も浮き足立つのも無理ないなあ。
まぁ、この試合は負けてもいいんじゃないかな。引き分けで行ければいいけど。
最終予選は2位までに入ればいいんやし。まぁ、中田の処遇が困るけれど。
中田、緊張Too Much…公式会見あわや拒否

 ジーコ監督はなんだかイラン人に人気があるようだ。
イランでは、ブラジルの試合が放送されてたりするのかな。
それとは裏腹にジーコ監督は、不機嫌なようで。→ジーコ監督、イラン人記者の質問にムッ

 アメリカとはウラン濃縮や武器輸出を巡って険悪な関係にあるイランと、
アメリカべったり仲良しの日本が、普通に試合をやるってのは不思議な気がする。
こういうことを考えると、日本はアメリカやヨーロッパとは異なる立場で、
中東諸国と外交ができるのではと期待を持ってしまう。

 まぁ、なんにしても、ガンバレ ZICO !!!

尊厳死

2005年03月24日 01時15分00秒 | 
米議会、尊厳死を阻止 司法に異例の「介入」

 今、アメリカで大論争となっているらしい。
日本でも議論となって久しく、非常に難しい問題である。

 「尊厳死」は憲法13条から導かれる自己決定権の問題である。
「死ぬ」ということが権利として認められるのか。
自己決定権というのは、簡単に言えば、自分の生き方は自分で決めるということ。
最高裁の判例では、エホバの証人の事件で、輸血の拒否が自己決定権として認められた。

 私は、尊厳死を自己決定権として認めていいと思う。
人間は必ず死ぬ。自分の人生をいつ、どのように終えるか、
それを決めるのも、その人の人生である。

 昨年の大河ドラマ『新撰組』の終盤で、勝海舟のセリフの中に、
「大事なのは、どう死ぬかではなく、どう生きるかだ」というのがあった。
そう考えると、死ぬ時は自然に肉体が果てるのを待つべきだとも考えられるが、
尊厳死と言うのは、「尊厳生」でもある。

 もっとも、これはその人の人生観、人生哲学が大きく影響することだから、
いろんな考え方があってしかるべきところである。

 では、尊厳死を望む場合はどうすればよいだろうか。
考えられる方法としては、脳死後の臓器提供と同様、
前もって、尊厳死の意思を明らかにしておく必要がある。 
日頃から家族の間で、意思表示しておくことが大事だ。

 今回のアメリカでの事例も、患者の夫と、患者の両親が
尊厳死の意思をめぐって骨肉の争いのようになっている。
行政がその意思を担保する制度も考えられる。
まぁそれでも、実際、家族の死に直面した時には、
「まだ生きる望みがあるなら…」と思うのが自然だろうなぁ。

 それから、この問題でもう一点注目することのがある。
議会が裁判所の判断に介入していることだ。
ブッシュ大統領は、宗教的右派、キリスト原理主義者とでも言うべきか。
「人の命は神によって与えられたもの」であるから、人工中絶は絶対反対。
今回の尊厳死の問題も、「彼女には生きる権利がある」として、
尊厳死を認めた裁判所の判断に対抗するべく、法律を成立させた。
それは、三権分立に反し、やりすぎだ。

 人生設計の締めくくりを、元気なうちに考えてみよう。
※参考までに→日本尊厳死協会HP

ホリエモン

2005年03月23日 21時32分57秒 | 社会
ニッポン放送の新株予約権発行、高裁も差し止め認める

 今回の決定は両者共に、予想通りと言うことか。
ここで、ニッポン放送は、勝てば万々歳というところだったが、
負けてもそれはそれで、対応するというスタンスだったのだろう。

 フジテレビも着々とライブドアによる買収に対し、策を練っているようだ。
フジ、買収封じで新株5百億円発行枠 対ライブドア
今回の対策はとてもよく練られている奇策らしい。

 それにしても、この問題を巡るメディアの取り上げ方はやりすぎではないか。
ホワイトナイトやら、パックマンディフェンスやら、クラウンジュエルやら…
そういう愉快な単語が次々に出てくるのは、視聴者としても楽しい。
それに、今まで視聴率もトップをひた走り、楽しくやっていたフジテレビが
ライブドアなんかに買収されるのではないかという危険性が出てきたことが、
他のメディアにしてみれば、愉快で仕方がないのだろう。

 今回の問題で、「会社は誰のものか」という問題が改めて問われた。
(その点で、ホリエモンや村上氏の功績は大きい。)
それともう一つ。「メディアの公共性」というものも問われている。
そういうことを自覚しているのだろうか。
一体、他の企業にはないメディアの公共性とは何なのか、
「放送事業者の高い倫理観と価値観」とは一体…古館さん、教えてください!
クラウンジュエルの模型を作ったり、楽しくやるのもいいけど。
(自分たちの無知を垂れ流しているだけとも思えるが。)

 メディアには、権力の監視機能があると言われるが、
メディアに対しても、国民が監視の目を向けなければならない。

救命病棟24時

2005年03月22日 23時20分44秒 | 社会
『救命病棟24時』

 今日は最終回だった。
フィクションといえども、近い将来に起こりうること。
しかも、おととい20日に福岡県で大きな地震があったばかりで、
都市型地震を現実的に考えさせるもので、なかなか良かった。
 ただ、最終回あたりの集団食中毒ってのは、ちょっと無理があるような気が…
そんなに真剣に見ていたわけではないので、なんともいえないけれど、
そんなヤバイものを誰も違和感なく食ってしまうってのは、どうなんだろう。

 まぁ、そんなことは別に問題ではなくて、今後、起こりうる地震にどう対処するか。
「日頃から危機意識を持って」と言うけれど、日常の生活に追われ、非日常の事態を
想定するのは困難なことだ。できることとしては、ヘルメットや缶詰やらを備えておくことか。
天井が落ちてきたら、もうどうしようもないけどな。耐震住宅に出来たらいいけれど、
築何年も経ってるものをいまさらどうしようもできないし…
 
 こういうことを考えていると、「死ぬ時は死ぬんだ」と思うしかないという気がしてくる。
それがいやなら、日本を離れるか、船の上で暮らすか、それとも宇宙に行くか。
ほんとにこんなちっちゃい島なのにねぇ~厄介な土地に住んでるもんだなぁ。

 明日からがんばろう!って言うしかない。