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お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

コイツが最強ハンター!国立科学博物館のハンター展

2021-06-12 | お気に召した美術展
デイノスクス、でかいんですよ。
水辺にいた肉食恐竜も餌にしていたらしい。
ワニの化け物みたいですよね。

大き過ぎて模型を作りきれなくて
仕方なく水の中から飛び出す姿にしたとか。


ハンターといえば、
思い浮かぶのはこういうの↓








でも、アリクイとかキツツキとかも
対象の虫にとっては怖いハンター。
トンボは、ハエや蚊を食べてくれる。

白亜紀のトンボはニワトリくらいあったよ。
そんなの飛んでたら、泣く。

狩るか、狩られるか。
長い進化の時間の中で
バランスをとりながら生きてきたわけですが、

ニンゲンが登場して
ほんの数万年で
地球はガタガタです。

ニンゲンて、地球のバグなんじゃないかと
長大な進化の系図を眺めながら
ちょっとナーバスになりました。


ちなみに売店には普通のぬいぐるみや
学術的な本もありましたが、
片隅に発見しましたよ。
学芸員さんの悪ノリ商品。

カエルの卵ゼリー🐸
コオロギの佃煮わさび風味🦗
トカゲサイダー🦎

食べ物なんか売れ残ったらどうするのかしら。



閉幕まであと少し、鳥獣戯画展に次男と行ってきました!

2021-06-10 | お気に召した美術展
鳥獣戯画展のチラシを片付けていたら
中3の次男が
「鳥獣戯画やってんの?」
「やってるとも。凄いぞ本物は」
「行く。連れてって!」
「じゃあ予約取るよ」

どうやら美術の時間か何かで
鳥獣戯画を学んだらしく
本物が見たいと言うのです。

こういう時にサッと本物見に行けるのが
東京に住んでるありがたみ。


授業でサラッとやっただけだと、
ベルトコンベアで本物の前を通り過ぎると
ただ流し見になりそうなので
入門編のシアターを先に見ました。

すごく面白いんですよ。
鳥獣戯画展は6月13日までだけど
シアターは7月11日までやってるので
ご興味があったらぜひどうぞ。

次男としてはシアターを見たので
本物の前ではより興味を持ってみることができた様子。


とにかくコロナ対策で
入場者数を絞ってるので
ゆっくり見られるけれども
うかうかしてると予約が取れない。

閉幕まであと少しなので
ご予約はお早めに…

メインディッシュの甲巻は動く歩道に乗って2分50秒!

2021-04-15 | お気に召した美術展
もちろん予約して行ったんですけど、
博物館前に着いたら

何時からは完売だったんだろう…

お勤め帰りの男性や
ご夫婦でふらりと立ち寄った方が
「入れないのか〜」と残念そうでした。

今はコロナの影響で予約制ですから
以前のように当日券の枚数も無いんでしょうね。


さて、まずは国宝の甲巻です!
これを見ずして何を見たと言うのか。

こんな感じの見たことありませんか?





教科書に載ってるハズです。

この本物が見られるんですが
絶対混むし列は進まないし十重二十重になる!
(以前は4時間待ちとかありましたからね)

いくら日時指定制にしても、
特定の作品の前から人が動かなければ
十重二十重になるのは目に見えてる。

そこで博物館は
「動く歩道」を導入。
歩道に乗って2分50秒で見終わるようにしました。
(時間はわたしが計りました)

もう一度見たければ、
ぐるーーーーーーっと会場を巡って
列の後ろに並ぶ。

とにかく甲巻の前はどんどん人が流れるので、
昔に比べればスマートになりました。

思っていたよりしっかり見られたし
それなりに満足感ありました。
でもまた見に行くけど。


乙巻、丙巻、丁巻は次の会場に
ひとまとまりに展示してありました。

凄い差だわ…

それなりに面白いのに。



特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」

2021/04/13 ~ 2021/05/30

 鳥獣戯画展は9:00~19:00、
 入館は18:00まで)

入館にはオンラインによる事前予約が必要です。




やっと取れた日時指定券!鳥獣戯画の人気は凄まじい!

2021-04-11 | お気に召した美術展
明日、4/12〜始まる鳥獣戯画展。

東京国立博物館での開催ですが、
もれなく日時指定券が必要です。

以前はそういうのなかったんで
早い者勝ちで中に入ったら何時間も粘る人もいて
それはそれは長い列ができていたものでした。

真夏とか真冬は命の危険を感じたものです…
(遠い目………)

美術館や博物館を愛する身としては
鑑賞しやすくなったわけなんですが、
鳥獣戯画の人気はすごい。

平日なのに15時までの予約券が完売。
この写真、やっとこさ取れた時間なんです。
(ちなみに17時閉館)

さらに大人気の巻は人が溜まらないように
動く歩道での鑑賞だということです!

立ち止まったり、見直したり、
絶対できないのです。
歩道に乗ってる間
目を皿にして見逃さないようにしなくちゃ。

それって美術の鑑賞なのかい?


と思うけれど
自由にしたら人溜まりができるのは必至なので
仕方ないのかなあ。

ま、ほかの3巻は自由なので
ゆっくり観てきます。

とは言っても17時閉館なので
何度か通うしかない…でしょうね。

人はパンのみにて生くるにあらず…久々に心に栄養、アーティゾン美術館

2021-01-23 | お気に召した美術展
琳派と印象派、
雨の中ですが行ってきました。

入り口の検温で、
いつものことなんですけど
体温が低すぎておでこで検知されなくて
手首でもすぐに体温が測れなくて
別の意味で止められました…

館内はそれなりに人がいて
土曜日だけあって、
赤ちゃん連れや
小さなお子さん連れの
若い人も多かったです。

アーティゾン美術館は
作品との距離がとても近いんです。
ライティングも…
もうちょっとだけ明るいと、と思うけれど
日本画は色が飛んでしまうから仕方ないですね。

尾形光琳や酒井抱一の作品を
じっくりゆっくり観られて大満足しました。


後半は印象派の作品群。

これもまた足元に規制線もなく
予約制で人が少ないため
近くでじっくり、
離れて全体を、
存分に楽しめました。

今回特に良かったのがモネの睡蓮のうちコレ

夕暮れの池の水面が揺れそうな…



一方ピカソや



マティスや



カンディンスキーも観て

最後に大好物のモネに戻ります。
「黄昏ヴェネツィア」


この絵は何分その前にいても飽きない。


あんまり大きな美術館ではないのですが
とても充実しています。

ゆっくりじっくりしていたら
見切れない作品もありましたので
また予約して来たいと思います。

久しぶりに美術館でのんびりして
心が満たされました。

ここは銀座の真ん中で
隣に日本橋高島屋の灯りも賑やかです。
でもほんの少し離れた美術館の中は
とても静かです。