お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

今日のお題#雪 大雪の朝、通学路は全て同じ高さの雪原に。

2021-01-20 | 今日のお題
忘れられない大雪の思い出。
小学校編。
(写真は姪っ子の小さい時。わたしはこんなに可愛くはありません)


実家はけして豪雪地帯ではないです。
それでも雪かきしない年はありません。
根雪も春まで残ります。


大雪の思い出はそれなりにありますが
子供心に途方に暮れたのは
ある朝起きたら
学校までの通学路(田んぼの中の一本道)が
田んぼも、道も、土手も、用水路も、
全てが雪に埋まって平な雪原になっていて、
全く歩けなくなっていた事です。

(でも休校にならないところがやっぱり雪国)

集落の出口の踏切までは
大人は夜明け前から雪かきをしていたので
なんとか歩いて行けました。

しかし踏切を超えて
学校指定の通学路に足を踏み入れた途端
腰まで雪に埋まって進めなくなりました。

その頃…今を去ること45年くらい前ですが、
雪で学校を休むという選択肢は
発想すらなく
見渡す限り雪原と化した進路を
どうやったら登校できるのか
そればかりを考えていました。

迂闊に足を踏み出したら
あっという間に用水路に落ちるのは必定。

かと言って指定された通学路以外の
大きな道路を通る考えも度胸もなく。

未明からの雪かきに疲れた大人たちが
子どもを小学校に送り出したものの
「もしかしてどこかで埋まってないか?」
と気付いて駆けつけてくれるまで
わたし達は雪を漕いで歩こうとしていました。

みんなスノーブーツを履いて
スキーウェアに準ずる格好で登下校してたから
雪中行軍できなくはなかったけど
わたしはまだ低学年で体も小さかったので
上級生の背中を見て必死にもがき進みました。

大人たちが駆けつけて雪を掘り起こし
獣道みたいな細い通り道をつけてくれて
ヨタヨタと歩いて行ったけれど
全長2kmに及ぶ雪原を掘り起こすことはできず、
途中から大人の付き添いのもと
除雪で歩道の無くなった車道を歩いて
歩き慣れない道を怖くて震えながら学校までたどり着いた、
そんな思い出です。

今だったら休校ですよ。

でもあの頃みんな何とかして学校に来てた…
もっと遠くから来る子もいたし
山の中から通ってる子もいたし
どうやって辿り着いたんだろう?


雪で大変な思いをなさっている地方の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。


今年の書初めは行書に初挑戦…画数が少なかったから。

2021-01-13 | 今日のお題
今日のお題が#書初めなので
次男が初挑戦した行書を出してみました。

行書に挑戦したのは
楷書のお手本がやたらと画数が多く
練習するだけでウンザリしそうだったから。

かなり消極的な理由ですが
せっかく学校で行書を習ったんだから
一回作品にしたらいいんじゃないかな?
少しは書くことが楽しいと
感じてくれたらうれしいな、と
そんなふうにわたしも考えました。


ずーっと指導してきて思うのは
「なぜ原寸大のお手本を用意しないの?」
という学校教育への不満です。

何万人も同じ手本で書くんだから
原寸大の手本を作っても
一枚あたり大した金額にはならないはず。

小さな見本を手元に置いて
「大きくのびのび書きなさい!」ってのは
初心者に対して酷いと思うんです。


わたしは少しだけ指導できるので
手本を原寸大で書いてやって
それを見ながら書くようにさせています。

それで今年の結果はコレ。

普段のノートの字は
なんて書いてあるの?というくらい乱暴なので
ここまで持ってくるのに一山超えましたが
まあまあ嫌にならずに集中できました。

言いたいことは山積ですが
「2度とやるもんか!」と
思わせないことも大事なので
とりあえず褒めておきました。


来年は受験勉強があるから
書初めの宿題は無いのだそうです。

高校では選択制になると思うんだけど
そうするとこれが最後の書初め…かな?


いつのまにか、次男にも身長を追い抜かれ…嬉しくて少し寂しい

2020-10-27 | 今日のお題
今年の春の休校期間中は、 
まだわたしの方が大きかったはずです。

夏休み頃には並んだかな、
と内心ドキドキしていたのですが

先週一緒にスーパーマーケットに行く時
並んで歩いたら確実に目線を見上げていました。

わたしは身長が167cmあるので
自分より大きな同性はあまりいないし
男性もそんなに大きく感じません。

だから我が家のチビちゃんに抜かれたのは
ちょっとばかりショックでした。


そして自分が産んだとは思えない
今時の子のスタイルの良さ…

なんであんなに足が長いんだ〜

どこでどう遺伝子が組み変わったのでしょうか?
(11歳年上の長男は普通に日本人体型)


ラーメンの思い出。

2020-09-22 | 今日のお題
麺類は好きなんですが
ラーメンは急いで食べないと伸びちゃうので
ちょっぴり苦手です。

それから実家での思い出。

わたしが子供の頃はご飯をガスで炊いていました。
電気炊飯器は美味しくない、という
偏見に満ちた父の独断で、
母は毎朝6時前に起きてガス台に向かいました。

もちろんすぐに冷めてしまうし
すぐには炊けません。
炊飯器と違って十分吸水させる必要がありました。

だから外出からの帰りが遅くなったり、
みんなで食べるにはご飯が足りない時、
よくインスタントラーメンを作りました。

それも大きな鍋に野菜を山ほど入れて、
袋のインスタントラーメンを放り込んで煮るスタイル。

そして鍋からドンブリに取り分けて
みんなでラーメンライスを食べました。

嫌いじゃなかったけど、
ラーメンのつゆの分量を考えずに
野菜をたくさん入れるので
いつも味が薄かった…

そしてチャーシューとかメンマとか
そういうものが入るのがラーメンだとは
一人暮らしするまで知りませんでした。

そんなわけでラーメンには
あまり良い思い出がありません。

美味しいお店がある、のもわかりますが
熱いものを急いで食べなきゃならないのが
猫舌のわたしには少々つらい。

ポニョに出てくるラーメンは
本当に美味しそうなんだけれど…

この味じゃなきゃ。六花亭のマルセイバターサンド

2020-09-12 | 今日のお題
*画像はお店のサイトからお借りしました

六花亭のマルセイバターサンド。
初めて食べた時の衝撃は忘れられない。

バタークリームなのに軽やかで
嫌味のない上品な甘さ。

レーズンの主張が程よく効いて
重ねた厚手のクッキー生地に引けを取らない。


会社勤めをしている時は
お客様のお土産で
鎌倉の某有名店のバターサンドを
お裾分けしていただくこともあったけど、

自分で買うなら、断然これ。

とにかく。
この品質でこの値段。
コスパが良すぎるくらい。

それは六花亭の創業者が
「日常のおやつとして食べられるお菓子を」
目指して作り続けてきた賜物なのだ。

六花亭のお菓子はどれも美味しくて、
財布に余裕のある頃は
よく詰め合わせをお取り寄せしていた。

今は詰め合わせはちょっと厳しいけれど、
近くのスーパーマーケットの北海道展には必ず行って
マルセイバターサンドをゲットしてくる。

たいていの美味しいものは
平等に分配せよと迫る次男だけれど
彼はレーズンが苦手だから
このスイーツだけは競合しない。

冷凍庫の隅にキチッとしまって
いちにちにひとつだけ、
楽しみにしてゆっくり食べる。

買ったばかりはバタークッキーがパリッとしているが
3日目を過ぎるとクリームの水分でしんなりしてくる。
その変化も愉しんでいる。


ちょうど今日から地方物産展。
お店に着いたらまずは冷蔵ケースで
マルセイバターサンドを確保しなければ。