お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

梅雨の記憶〜俳句練習

2019-12-01 | 歌詠の綴り〜
紫陽花が道を譲って傘の花
傘立てに忘れ物増え風光る
雨上がり傘引きずって一年生
梅雨明けて傘立てにまだ花の色
気がつけばひまわり伸びて夏近し
向日葵を見上げて夏の空の青
向日葵の向こうに気づく空の青
放課後に傘の花咲く通学路
紫陽花のおもかげなぞる傘の色
夕立ちの上がりて気づく夏の香に
蚊遣り焚く煙りの先に夏の空
校庭に歓声響き梅雨明る
プールから響く歓声空の青
傘閉じて気づく向日葵夏の空
傘閉じて仰ぐ向日葵青い空

ワルツ

2019-11-27 | 歌詠の綴り〜
好きなように想像して良いということは
羽が生えて空を飛べるのと同じ

もう独りきりで泣かなくて良いということは
暖かな毛布に包まれているのと同じ

あなたの手に手を重ねる時に言い訳しなくて良いのは
五月の風が髪を梳かしていくのと同じ
とても自然で気持ちの良いこと。

風の中で、光が踊っている
静かなワルツを踊っている。