お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

開館25年お祝い企画第二弾、さださんと第九!

2022-10-30 | お気に召した音楽
すみだトリフォニーホール開館25年お祝い企画第二弾、
佐渡裕✖️さだまさし✖️新日本フィル✖️すみだの第九

さださんのお客さんで、
チケットは売り切れ…

お客さんの年齢層が高いのは、
ファンもさださんと一緒に年取るからですね。

わたしは抽選で2階席1列目の真ん中という
王侯貴族のような席をゲット。

新日本フィルの艶やかな音をバックに
さださんが

北の国から
命の理由
案山子
風に立つライオン

を熱唱するのを震えながら聴きました。

どれも大好物な曲です。
ツアーでは歌わないことが考えられるけど
企画からして定番のヒット曲なんだな。

たった4曲でさださんは引っ込んでしまったけれど
佐渡さんとのトークも楽しかった。

ボレロを演奏して1部お終い。


2部はベートーヴェンの第九、
それも合唱のある4楽章だけ演奏する企画。

第九好きとしては全楽章聴きたいけれど
企画ものだから仕方ない。
それにお客さんはさださん目当ての人が
たぶんほとんどなので…
佐渡さんが指揮台に乗ってもおしゃべりの囁きが止まない…文化の違いが…ふう。


佐渡さんの第九はエネルギッシュで
起伏に富んでいました。

サラッと次のフレーズは行かず
ガッと溜めてたっぷり響かせていました。

ちょっと昔風な感じだけど、
これはこれで気持ち良く熱くなれる。

トリフォニーホールのクリスマスの第九は
すでに売り切れているそうですが
その時もきっと熱い4楽章でしょう!
(わたしは買いそびれた)


合唱は区民からの応募による
特別編成のこのための合唱団。
それから墨田区児童合唱団。

コロナ以降、聴いてきた第九では
プロの合唱団が入ってたりしたので
アマチュアの公募タイプがどう聴こえるか
ちょっとドギマギしていたんですけれど。

技術的には較べてはいけないけれど
一生懸命に歌う声は心を震わせました。

第九の後は椿姫「乾杯の歌」。
ソリストの4人が前に出て楽しく歌い上げる。
合唱団もそれに続いて。

ソリストはプロで人気のある方方ですから
ドイツ語(第九)からイタリア語にサラッと変えて
楽しげに歌っていましたが、
アマチュア合唱団では「アンコールのイタリア語発音できない」って辛かったんじゃ無いかしら。
心から拍手を送りました。


そのあとさだまさしさん再び登場、
大ヒット曲、主人公。


最後は「春のうららの隅田川 のぼりくだりの…」と滝廉太郎の「花」をみんなで歌ってシメとなりました。


盛りだくさんで、
詰め込み過ぎな感じもしましたが
お客さんは大喜びしていましたので
演奏会は成功したと言えるでしょう。

わたしも楽しかった!


コンチェルト二曲堪能しました。ブラームスも良かった!

2022-10-14 | お気に召した音楽
予定していたピアニスト(兼指揮者)が急逝され
代役となった上岡敏之さんと田部京子さん。

上岡さんとはコロナでなかなかお目にかかれなくて、音楽監督の任期も終わってしまい中途半端なサヨナラをしていたのでした。

来年3月についにお別れコンサートをすることになったけど、その前にコンチェルトを堪能できてよかった。



ベートーヴェンと吉松隆。周防亮介さんのヴァイオリンにウットリ。

2022-06-19 | お気に召した音楽
金曜日、新日本フィルの「クラッシックの扉」
シリーズに出かけてきました。

木曜日お弁当作りを休んだくらいなので
ちょっと体調が良くなかったんですが
(なんとなく疲れててダルイネムイ)

周防亮介さんのヴァイオリンに
温かく包まれて所々意識が朦朧と…

先日、反田恭平さんと仲間たちのコンサートで
第一ヴァイオリンの2プルにいるのを知りました。
6月のコンサートは目を皿にして
耳をダンボにして聴こうと思ってたのに。

お客さんの熱狂している拍手から
コンチェルトが素晴らしかったことがわかります。

アンコール
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV 1004よりサラバンド
が終わっても、なかなか拍手は止みませんでした。

金曜日は中継が入っていたはずですが
時間が予定より長引いたのではないでしょうか…



あとコンサートマスターですが、
今回はゲストコンサートマスターの伝田さんでした。

伝田さんも素晴らしいのは間違い無いんですが!
ワタクシの個人的な好みは西江さんでして
今月はあの艶やかな音が聴けなかったと
ちょっとだけ寂しさが残りました。


コンサートの後半は
体が思うように動かせないというか
怠く重いのが取れなくて
かなり集中を欠いてしまいました。
もったいなかったです。


新日本フィルと和太鼓とパイプオルガン

2022-05-14 | お気に召した音楽
月に一度のお楽しみ、
新日本フィルのクラッシックの扉、
今回は井上道義マエストロと
和太鼓の林英哲さん、

それだけでもナニが起きるか期待大なのに
パイプオルガンの石丸由佳さんも。

林さんの和太鼓はテレビで見たことあるけれど
本物は初めてでワクワクしてました。


でもその前にパイプオルガンの大音量に
バーンと圧倒されました。
考えてみれば巨大なんですよね、楽器が。

これは教会で鳴り響いたら
敬虔な気持ちになるなあと思いました。
音量で思考が持っていかれちゃう感じ。

そして林英哲さんが出てきて大迫力の舞台。
初めて聴く曲でしたが
グイグイ引き込まれました。


後半の三角帽子とボレロ、
これは馴染みのある曲です。

井上マエストロの指揮は踊るようで
舞曲を体現しているようでした。

三角の帽子をかぶって指揮しようとしたのか
舞台に出てきてから帽子らしきものを
被っては脱いでいました。
本当に楽しい方です。

ボレロは各パート緊張の二文字だと思うのですが
新日本フィルは難なくこなしていました。

ソロで繋いでいく管楽器も素晴らしかったけれど
わたしは弦パートのアンサンブルが
ピタっとハマる瞬間がとても好きなのです。
特に今日のコンサートマスターの
西江さんの時には
艶のある弦の音が魔法のように噛み合って
たまりません😍


珍しくアンコールがあると思ったら
林さんが出てきてボレロのクライマックスを和太鼓でシメました!
お客さん大喜び。

いつまでも拍手が響いていました。


反田恭平さんと仲間たち!の熱いコンサートに行ってきました。

2022-05-11 | お気に召した音楽
5/9サントリーホール、
楽しみすぎて早く着きすぎて
正面玄関向かいのカフェでコーヒーを飲みました。

反田恭平さんと仲間たちの
初めてのスペシャルコンサート。

開場と同時に入るのはわたしにとっては珍しく
だいたい開演まで20分くらいを目安に行くんですが、
行ってみるまで公演の詳細内容がわからないし、
務川彗悟さんがソリストで
反田さんが指揮をしてコンチェルトを披露するとか
もうワクワクでした。

パンフレットをもらって
初めて詳しい公演内容を知る…

公演メンバーの一覧がありまして
その中に周防亮介さんの名が。
彼はソリスティアーデのメンバーだったんだ〜
ソリストとしての地位があるのに
新しい実験的な仕事の仕方をしているのは
すごいことだなあと思いました。


反田さんのショパンを三曲聴けたんですが
コンクールの時と全然違うショパンでした!
練れていて、自由で、歌っていました。

ラルゴは情感が溢れていて泣いてしまいました…

コンチェルト、
務川さんの音は初めて聴いたのですが
ほっそりとした外見とは違って
太い男性的な音で安心感がありました。

そしてオーケストラも指揮者(反田恭平さん)も
次第に熱狂していき
ピアノもそれに応じて熱の入った演奏でなっていきました。

いつまでも拍手は止まず
再三の舞台挨拶、
オーケストラがはけてもまだ止まず、
お客さんの熱い空気はなかなか冷めませんでした。

このコンサートは
いわば仲間内の楽しさを
お客さんも巻き添えにして発表したものでしょうが、

反田恭平さんとJNOを応援する
ソリスティアーデという集まりとしては
大成功だったと思います。

普通のコンサートの間に
たまにはこんなお祭りもいいなと
ポカポカ汗ばんで帰りました。