ねむの木

公園に大きな「ねむの木」があります。
夜になると、ゆっくり、ゆっくり、葉が眠るように閉じるそうです。
だから、「ねむの木」



暑い日も、優しいピンク色の花が、
ソッと風を送ってくれます。



夜中に激しい雨が降って、花が傷んでしまいました。
それでも、大好きな花…。
会えて幸せでした。

七夕

幼い頃、この日に雨が降ると、いつも泣いていました。
「織り姫さまと彦星さまが会えない…可哀想…」
ポロポロ泣いては、
父と母を困らせていました。
「あれは作り話だから、ホントのことじゃないよ。」
そう言われても、
悲しい気持ちは、少しも消えませんでした。
愛とか恋とか、まだ知らない頃だったのに、
せつない想いが胸に溢れて、涙が止まりませんでした。

今夜は、雨は降っていませんが、
空は暗く、星も見えません。
やっぱり　悲しいです。
でも、きっと、厚い雲の上には、
天の川が　煌めいているはず。
そして、織り姫と彦星は、
1年に1度の時間を　大切に過ごしているはず。
それに、たとえ会えなくても、
気持ちは繋がっていると　信じていたい。

私も、どんなつらい時も、
小さな希望を集めて、
幸せを見つけながら、
大切に生きていきたいから…。
そんな風に思うようになりました。

ムラサキカタバミ

明日は、七夕。
雨が降ると天の川も渡れない。

神様、どうか、雨を降らさないで…。




ポツポツと落ちてきた雨を受けながら、
祈るように空を見上げているムラサキカタバミの花。
雨に濡れると、花びらを閉じ、うつむいてしまいます。

「どうか、そんなに降らないで…
雨が降ると、あの人の姿を見ることもできないの…。」
そんな声が聞こえたような気がしました。

アガパンサス

アガバンサスが
やさしい青紫の花を咲かせていました。

雨に濡れた花びらが透き通るようで、
心を惹かれました。



花言葉は「愛しい人」
雨の中、大好きな誰かを　待っているのかな…。
私も静かに澄んだ心で、人を愛せるといいな…。

ネジバナ

ーみちのくの　しのぶもぢずり　たれゆえに
乱れそめにし　われれならなくにー　　河原左大臣

「もぢずり」はネジバナ。

私の心は、もぢずりのように乱れています。
ほかでもない、あなたのせいで…。




あなたを想う　せつない　せつない恋心…

ポーチュラカ

あんまりにも蒸し暑くて、
ちょっと休憩したいなぁって
立ち寄ったお店の玄関先で、
元気に迎えてくれた花。

小さな風車を回しながら、
「いらっしゃいませ♪」って笑いかけてくれました。