ロミオ＆ジュリエット

先日、合間を縫って中島周さんの死のダンサーを観に行ってきました。
ロミオは山崎育三郎さん。
以前から一度舞台を観たいと思っていた山崎さん。
城田優さんのように背は高くないですが、
とても素敵なロミオでした。
特に声が柔らかで歌が素晴らしかったです！
ジュリエットは新人の女の子。
緊張感を保ちながらキラキラと輝く瞳で、
純粋無垢なジュリエットにピッタリでした。
GQに出演していたダンサーの方達も素晴らしいダンスで光っていました。
出演者の皆さんの歌も素晴らしくて…。
舞台装置、転換、照明、振り付け、
とても魅力的な舞台でした。

そして、中島周さん…。
オープニング、
ザワザワとした町の広場で群集の真ん中に立っている周さんを見た時に鳥肌が立ちました。
ものすごい存在感とオーラ。
そして肌が透ける衣装のせいもあり、ドキドキするくらいセクシー。

指先を動かすだけで空気を動かし支配します。
この世と別の世界に存在するものの表情。
冷たく厳しく、哀しく痛い…そして妖艶…
凄かったです。
死に神がいたら、こんな風に別世界から一人一人の生き様を見ながら
愛と生と死の狭間を揺れ動いているのでしょうか…
生き方を決めるのは人間で、ただ運命とともに存在するだけなんだけど…
吸い込まれそうでした。
言葉を一言も発しないからこそのあの世界観。
素晴らしかったです。
別キャストだとまた違う雰囲気の舞台が展開されるはず☆
何度でも観たくなる余韻の残る舞台でした。