今までテーマに沿って振りをつけたり、
曲を表現することはあっても、
物語そのものを表現したことはなく、
今回は、そういう意味でも初めての挑戦でした。
ストーリーを解説し、役決めをしてからは、
それぞれの役についての思いを伝え、振りをつけていきました。
できるだけ、その人その人の個性を活かせるようにと考えましたが、
それでも、演じるとなるとまた別で…。
セリフがないので、目線ひとつ、指先ひとつで伝わるものが変わってしまいます。
それに、普段より一つ一つをハッキリしていかないと、客席まで届かない。
音楽があるので、そのアクセントを外すと、なんか違う…。
ダンスと演技とがなかなかしっくりこなくて
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始めはどうなることかと思いました。
「そんな走り方は雪じゃない!」
ただ走るだけを何回やり直しさせられたか。
雪の走り方って、どんなん?
いや…私も雪ん子が走っているところを見たことはないんですが…
女王に対しては、さらに厳しくて
「それじゃあ、何をやってるのかわからない!」
「音とずれてる!」
「早すぎる、遅すぎる、弱すぎる…」
可哀想なくらいでしたが、今回は絶対に妥協しないと決めていました。
引き出して、全部出させる。
まぁ、いいか…は絶対なし!
ポイントになる重要な役でしたから。
でも、その思いを受け止めて、頑張ってくれました。
最後は役そのものの「どや顔」になってました。
なりきってくれてありがとう。
それを支え引き立たそうと裏で表で懸命になって走り回ってくれたみんなも本当にありがとう
女の子役は役者さんがダンスを覚えたのかと思われたようです。
本人は、喜んでいいのかどうなのか…微妙に複雑な気持ちになったみたいですが、
もともとダンスはミルキーウェイのなかでも、しっかり踊れ安心して見ていられるテクニックを持つ彼女。
一人でも物おじすることなく、マイペースで進むことができます。
他の振り付けや役の演技に時間がかかり、最後までほったらかしだったのですが
自分なりに工夫しながら踊らない長い時間を埋めていました。
素朴な東北の女の子にピッタリな雰囲気で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
少し手直しをしただけで演技からダンスへの流れもスムーズにつなげました。
私のお父さんの演技は、スーパーアドバイザーottsoにリハのビデオを見てもらいました。
「お父さんも遭難したの?」これが第一声でした。
遭難したわけじゃないけど、一晩中こどもを探して疲れ果てていると考えていた私ですが、
「探しているのか、遭難して自分が疲れ果てているのかわからない。」と。
う~ん、そうか…。で、こどもを探すということに焦点を定めました。
全く踊らない演技でしたが、それだけのことが毎回違っていました。
踊るほうが断然楽ですね。
でも、新しい世界が一つ開きました。
一人一人が自分の役を理解し、役を演じながら踊ってくれたことで、
物語の世界が表現できました。
「ミルキーウェイは進化している」
実行委員の方から、そう感想をいただきました。
とても嬉しいです。
そして、本番ギリギリまで練習していたメンバーが
「達成感がやばすぎる!」と感想を話してくれました。
全力を出し尽くして頑張ってくれたことが、本当にうれしかったです。
みんな、ホントにホントにありがとう