ひとり井戸端会議

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リベラルは言っていたはずだ

2010年09月20日 | 外交事情考察
船長拘置延長、中国「強烈な報復措置講じる」(読売新聞) - goo ニュース

【北京=佐伯聡士】中国漁船衝突事件で中国人船長の拘置延長が決まったことについて、中国の王光亜・筆頭外務次官は19日夜、丹羽宇一郎・駐中国大使に電話で抗議を行い、「日本側が船長を即時無条件釈放しないなら、中国側は強烈な報復措置を取り、その結果はすべて日本側が負うことになる」と警告した。
 日本大使館によると、丹羽大使は中国側に冷静かつ慎重な対応を求めた。また、東シナ海のガス田に掘削用ドリルのような機材が搬入されている問題についても、一方的な開発行為を控えるよう要求した。
 中国中央テレビによると、中国外務省は、報復措置として、日本との間での閣僚級以上の省庁・地方政府間の交流のほか、8月に合意したばかりの航空路線増便のための協議などを中止したことを明らかにした。中国は、2001年に李登輝・元台湾総統の訪日に抗議して、閣僚や次官級の訪日を相次ぎ中止する措置を取ったことがある。



 今からすれば昔のことのようだが、小泉純一郎という人が総理大臣をやっていたとき、彼は毎年欠かさず靖国神社に参拝していた。

 これに対し、リベラル(笑)な御仁たちは、「靖国参拝がアジア外交の停滞を招いている」と激しく批判していたもんだけど、菅内閣は誰も靖国神社に参拝してないのに、どうして日中関係は停滞してるのかな?誰か説明してよ、リベラルな人(嘲笑)


 要するに、(リベラルが指すところの)「アジア」は、こちらが彼らの嫌がること、ないしは彼らの要求に従わないことをすると、すぐにこのようにへそを曲げて日本を揺すり、譲歩を引き出そうとするのだ。

 リベラルな御仁は全く理解できていなかったようだが、靖国参拝は彼らがゴネるための一つのカードにすぎず、したがってこのカードが使えなくとも、他の「ゴネ得カード」がなくならない限り、こうした一方的な関係悪化は永続的に生じるわけだ。

 現に、前原は民主の代表だった頃、小泉の靖国参拝を批判していたにもかかわらず、中国脅威論をぶっただけで訪中時に予定されていた会談を一方的に破棄された。



 彼らと「友好的な関係」を構築するというのは、したがってこちらが一方的に彼らの要求を飲み、それこそ「朝貢関係」にならなければ成立しないものなのである。たかが神社一か所の参拝を控えただけで好転するようなものではない。


 こちが側が何をしたって、どうせ彼らはゴネるのだから、クソの足しにもならないような談話なんか出す必要もないし、ましてやこんな国に媚びる必要など一切ない。

 なので民主は、こんな連中の駄々など一切相手にせず、日本の国境にある島々の産業活性化と過疎化対策、自衛隊駐屯を真剣に検討すべきだ。尖閣諸島に設置されている灯台の整備を口実に民間企業を海上保安庁の護衛付きで尖閣に派遣してもいいだろう。



 要するに、こんな連中のことなど無視をしていればいいのである。しかしまぁ、リベラルが期待していた民主党政権が、リベラルが批判してきた小泉政権よりも対中関係を悪化させるなんて、皮肉としか言いようがない(笑)。

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