カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

札幌のレストラン・ハイチ

2010年01月30日 | カナダ
ハイチの悲惨な惨状に心を痛めている。国際的な支援活動が進んでいるとは聞くが、一刻も早く復旧が進むように願ってやまない。そして、被災して亡くなった方々の冥福を心からお祈りします。

ハイチという国が、カリブ海に浮かぶ小さな国であることを知ったのは、大学時代のことだった。札幌に「ハイチ」という名前のレストランがあって、その独特の異国情緒が好きで、友達と何度か訪れて食事をしたことがあった。もう30年以上も前の話しである。

大通り西16丁目あたりの角地に、ひっそりと木造の建物があって、外見も何だか異様な雰囲気を持っていたように記憶している。どんなものを食べたかまでは、今となっては記憶が脳みそのしわから完全に消えてしまっていて、思い出せない。

そこで、少しでも脳みそを活性化するために、早速Google MapのStreet View(これはすごい!)を使って、いま「ハイチ」のあったあたりがどうなっているか調べてみた。木造の建物は見当たらなかった。ところが、何とその角地には現在「大通ハイチ」と言う名の学生用マンションが建っているので、びっくりした。まさしく、これがレストラン「ハイチ」があった場所に違いないと確信を持った。

遠い学生時代の思い出は、つい最近のことのようにも思い出されるのだが、それと同時に、30年という時間の流れを感じざるを得ないでいる。ぽっかりと口をあけて、Google Mapを見ている自分がそこにいる。