カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

続・朝顔の花

2006年07月22日 | カナダ
「朝顔に釣瓶とられてもらい水」

加賀の千代女の有名な俳句である。井戸のおけに結んである縄に朝顔の弦が巻きついて花を咲かせたのだろうか?取ってしまうのはかわいそうなので、井戸は使わずに、近所にもらい水に行ったというのである。実に季節感と女性的な情感あふれる見事な句である。

うちの朝顔は5月27日の記事で紹介したように、近所の苗木屋さんで買ってきたものである。マルバアサガオかどうかは、残念ながら確認できない。二枚葉の苗から花が咲くまでは2ヶ月弱であった。急速に弦が伸びていって、葉をつけ、花を咲かせる。弦の先端は、常に支柱を探していて、弦は全体として時計と反対方向(左巻き)にらせん上に支柱に巻きついて成長する。地球の裏側でやっても、理科の実験で見たのと同じだ。アサガオに関するもっと詳しいことは、「アサガオの生理学」というサイトをご覧ください。

うちの朝顔

2006年07月22日 | カナダ
今年初めて植えた朝顔が、本日(7月21日)開花しました。見事な空色の花弁の中に黄色い花弁が見えます。早朝7時前には、少し萎んでいたのですが、8時過ぎには見事に全開し、この写真に納まりました。ほんとうに綺麗ですね。東洋の花は実に華麗で素敵です。帰宅後、薄暗くなってきた夜8時過ぎに、朝開花していた花を見に行くと、写真の花は完全に萎んでいました。また、明日の朝見るのが楽しみです。

日本では、どこでも見かける朝顔の花ですが、小学校の理科の観察授業以来、朝顔をしっかりと観察したことがなかったので、「アイ・オープニング」です。見ているだけで楽しくなります。それにしてもこの花は美しい。