四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

延光寺

2006-02-14 09:01:22 | 遍路の風景(写真)
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 高知県最後の札所、39番延光寺です。
高知県は室戸岬から足摺岬を目指して歩き、
宿毛市にある延光寺が最後のお寺となります。

 土佐は「修行の道場」といわれるだけあって、
札所と札所の間が長く、1日歩いても次の札所に到達しない
場所が何箇所もあります。

 その間、歩いているときに
「なぜこんなに苦しい思いをして歩くのか?」
自問自答しています。

 歩く意義を自分で考え自分で答えを出す。
歩いているときの弱さ傲慢さなどエゴ丸出しの姿が
本当の自分の姿なのでしょう。

そんなことを見せつけてくれるのが
「修行の道場」なのかもしれません。

河内神社

2006-02-13 08:46:21 | 遍路の風景(写真)
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 土佐清水市と三原村の境界付近の山中に河内神社があります。
神社の向かい側に1軒の民家があり犬がほえています。
それにしても、辺りは鬱蒼とした森林です。

こんな山の中に住んでいる人がいるという驚きと、
こんな山の中に神社があるということに驚きます。

一体どんな人達が守っているのでしょうか?

清流・下ノ加江川

2006-02-10 09:02:16 | 遍路の風景(写真)
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 下ノ加江で打ち戻りの路と分かれ、宿毛市にある延光寺を目指します。
へんろ路は真念庵と河内神社を通る道に分かれますが、
私は、河内神社を通る道を選びました。

しばらくは車のほとんど通らない道を下ノ加江川沿いに登っていきます。
気温がドンドン上昇してきますが、太陽さんの光は林に遮られて快適に歩けます。
それでも、気温が上昇してくると、前日の疲れで足が思うように進みません。

そんな私を清流が和ませてくれます。
本当に綺麗な水で、すぐにでも水遊びをしてしまいたい誘惑に駆られました。
でも、歩かなければ前へ進めないので、清流は目だけで楽しみます。

記念写真

2006-02-08 09:01:01 | 遍路の風景(写真)
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 金剛福寺前で写真を撮ってもらいます。
一人で歩いていると自分が写った写真を撮るのは大変です。
荷物になるので三脚は持っていません。

ですから、どなたかに写してもらわなければいけません。
金剛福寺では、記念に1枚写してもらうつもりで、
門前でお参りに来られる方を待っていました。

お遍路中は、たくさん写真を撮っているのですが、
自分が写っているのはほんの数枚ですね。

金剛福寺(足摺岬)

2006-02-07 08:52:29 | 遍路の風景(写真)
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 写真は金剛福寺の境内です。
「やっと、足摺岬まで歩いてきた。」
これが正直な感想ですね。

徳島から歩き出し、四国の西の端まで歩いたことになります。
境内にはサンサンと夏の日差しが降り注いでいます。
境内の明るさがものすごく新鮮で印象に残りました。

岩本寺から約80キロ、二日半の道のりです。
でも、今日はここから久百々まで打ち戻しが残っています。
気を引き締めて行かねばなりません。

その前に昼食を金剛福寺の前にあるお土産屋さんの2階の食堂で取ります。

不思議な神社

2006-02-06 09:50:23 | 遍路の風景(写真)
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 もうすぐ足摺岬というところで不思議な神社に出会いました。
車道の山側に鳥居があるので立ち止まって見ると、
小さなお堂の後ろにあるのは大きな岩が積み重なっているのです。
誰かが積み上げたように数枚の岩がまるで、
何かを封じ込めているように積み重なっています。

神社の名前を見ようと鳥居や辺りを見回しましたが
何も発見できなかったです。

きっと、何かいわれのある神社なのだと思い、
手を合わせて通り過ぎました。

津呂・大谷の遍路小屋

2006-02-03 08:52:56 | 遍路の風景(写真)
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 津呂の街を過ぎてしばらく歩くと大谷の集落があります。
この集落に個人が開いている遍路小屋があります。
数人が泊まれるように作られており、手前の方には丸太組の
休憩スペースがあります。

 自販機もありますので、私もここで休ませてもらいました。
炎天下を歩いてきたのでとても助かりました。

以布利海岸からの道

2006-02-02 09:16:18 | 遍路の風景(写真)
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 以布利港の脇を通り海岸沿いに歩いていくと
ゴミがたくさん打ち寄せられている浜にでます。
少し歩くと正面には大きな岩があり道が行き止まりとなります。

どこへ行けばいいのか辺りを見回すと、右手の暗い沢の中に道があります。
ここから海岸段丘の上に一気に登ります。

それにしても、この海岸にいろいろなゴミが打ち寄せられています。
誰も掃除する気にならないくらいのゴミです。
その量には驚きました。

大岐浜出口の標識

2006-02-01 08:58:19 | 遍路の風景(写真)
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 大岐浜から最後に急な坂道を登ると旧道と合流します。
合流点にへんろ標識があります。

いつも思うことですが、へんろ標識は絶妙のところに建てられています。
案内が多すぎず、少ない位なのがいいですね。
あまり多すぎると、標識ばかりを追い求め景色を楽しむ
余裕もなくしてしまいます。

道を間違ったと思えば、どなたかに聞けばいい!
そんな気持ちで歩く方が、へんろを楽しめるというものです。