春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

プラタナス並木  変化

2019-11-10 | 樹木

青空に8列、総数
160本のプラタナス並木の樹木が秋色に染まり

地上に枯葉を落としてます。先週帰宅途中、大木土門からの駐車場に
留め置き、新宿御苑内のフランス庭園内に出向きいつものように

思い出いっぱいの並木を歩いてみました。枝に絡まる葉には
緑の葉も見え隠れしてました。 今年は出向くことの少なかった

プラタナス並木、カサコソと枯葉が鳴る、季節の移ろいの音。
過去の思い出が沢山蘇りました。























    




















  





  





季節の移ろいはプラタナスの
葉の色に現れます。 さらに樹皮の斑模様にも春夏秋冬の季節の色柄が出ます。

160本、日が差し込む場所は鮮やかに、奥の場所は
くすんだ色に変化するのが、この場所の特徴です。斑模様も濃い緑、薄い緑
樹皮も剥げ落ちます。 樹木たちは季節によって変化をします。100年を越す
プラタナス並木、どうぞ来園したら歩いてみてください。思わぬ出会いがきっとあります。















カラスウリ 朱の実の美しさ

2019-11-09 | 植物、花


かつて雑木林の森の前に
カラスウリの実が色変化して、多数ぶら下がってます。

縞模様の青実、オレンジの実、成長が止まった実、朱の実
変化した実が、サザンカの葉に見え隠れしてます。

かつてこの背後には、雑木林が広がってた地域でした。この場所の雑木林のクヌギ、ナラなど
伐採したのは、当時建設部に在籍してた私どもです

理由は荒れ放題の森に、当時の安行区役所が大きな税金を掛ける
案を出し、所有者に更地にすること方針を出しました。

電動ノコや重機を使い更地にしたのがもう6年前、樹木が好きな自分は
通路脇のサザンカは残したのを覚えてます。仕事とは言え

何とも、いたたまれない気持ちで当時更地にしたのを覚えてます。
そんな場所にカラスウリの朱の実を見つけたのは偶然です。

























 






      




細い道があるので
意識的に道の両側の小さな木々を残しました。その木々に

カラスウリの実が生りました。当時6年前にこの近くで花を
見たことを覚えてますが、それ以後は全く花は見ることが
出来ませんでした。 今年は実をこの場所で見て驚いてしまいました。

何かの巡り合わせか。






     











月日の流れの早さですね。
更地にしても毎年見ての通り雑草が生えてきて、秋になれば枯れて一冬越します。季節は流れてゆきます。
所有者の気持ちもわかります。

当時の雑木林のほうがまだ良かったと思うのは、私一人ではありません。


























亀甲竜 変化

2019-11-08 | 多肉植物

 

自宅の亀甲竜は7年目、
アフリカ産と言われる冬型の亀甲竜、実生苗の今年で7年目

夏の蒸し暑い時期に休眠をして9月頃から枝ツルを伸ばして
今や鉢周りにハート型の葉をこんもり茂りだしてます。

この時季から来年の5月頃まで成長をして、葉を茂り株が充実してきます。













芋から去年切り落とした枝から

新しいツルを伸ばした9月20日、1日で約10cm以上ツルを伸ばします。

更に10月25日1本のツルを支柱に巻き付けていきます。

現在はハート型の葉が沢山茂る。 理由は葉の付け根から

新しいツルが無数に伸びるのでこのような状態になる。






 



 



上の写真は6月頃の休眠に入る前の亀甲竜、
葉は黄色くなりすべての葉をその後に落とします。







      



今は多肉植物でも、塊根植物、
コーデックスと言われる芋の株を持つ植物が人気です。

一つ持てば小さいながら現地と同じように育てられ楽しみが

1年中見られます。    恵比寿笑い









































キカラスウリ 3 実の変化

2019-11-08 | 植物、花

キカラスウリの大実が

寒空に揺れてます。 1か月前の実は薄い緑色でしたが

今では暗緑色、縦にシワも入り始めました。雑草でありながら

花も実も魅力的な姿を見せてくれる、キカラスウリ、さらに変化を

季節の移ろいで、実によって変化の度合いが違いますがこれから

更に朽ち果てるまで追いかけていきます。











10月2日と昨日の実








 





   

























今週は天気が良く、
秋の深まりが進む1週間でした。 安行地区家々の周りに沢山の小菊が目立つように
なりました。   




















イイギリ 赤実の美しさ

2019-11-07 | 樹木


今の時季、安行地区の
造園の敷地内の、イイギリ 別名ナンテンギリの赤実が目を引き、じつに綺麗です。葉の緑、

赤の実、とても引き立ちます。まだ枯葉では無く落ちる前ですが、鳥たちの餌には
なってませんが、いずれは、けたたましい鳴き声で、餌となる日が

近いです。 鳥の認識できる唯一の色彩は赤、今は青葉に
隠れ目立ちません。 数年前に安行の実の美しさを


選ぶアンケートには樹木の部ではイイギリが1番を取ってたのを
思い出しました。 



















































5月頃のイイギリの
花ですが、極めて見る機会の少ない樹木の花、地味な花ですが、赤実は素晴らしい。




































シクラメン栽培所 安行地区

2019-11-06 | 植物、花


安行地区の大規模なシクラメン栽培所の老舗
西沢シクラメン栽培所に今期のシクラメン発注の出来を見に行く。

広大な敷地内には50棟の大小温室、その他鉢物の苗の栽培、
11月の中旬からの大鉢の発注をお願いをする。又花まつりのシクラメン鉢の予約。 関東地方の多くが

西沢シクラメンからの鉢植えの大鉢を購入してることを、私どもは
知ってます。 温室の棟ごとに花を咲かせるのを調整して、どの時期でも

各所に配達や取引を行ってます。 冬の花を言えばシクラメン、今や
種類も、形も、色彩も多種多彩。 香りまで発するシクラメンも

登場してます。 11月初旬は一部のシクラメンだけの発注。
本格的には11月中旬から~12月一杯、大忙しの時が来ると
社長は言ってました。  一部を載せて見ます.
個人の一つ買いの売店も毎年好評で値段も極めて安く
毎年私もここで購入してます。 勤め先の園芸店は知ってます。 お許しを。
































              






   













最も忙しい11月下旬~12月には
大温室は、はるか遠くまでシクラメン色に染まる。



























   

白刺サボテン 成長

2019-11-06 | サボテン


夏型の花サボテンの

成長は緩やかに止まり始めてます。 逆に白刺のサボテンは生長が白く色付き

綿毛を吹き始め来年の春の蕾を付け始めてます。

寒さが増すにつれて、ツルビニカルプス属のバラ丸 マミラリア属の希望丸

ノトカクタス属の白セン小町が、再び成長点を白刺を出し始めてます。










先端の小さな黒いのが
来年の蕾です。













































多くが来年の2月頃に
小さな多種多彩の花を咲かせてくれます。 可能な限り冬場でも外に出したり

家の出窓でも良く、太陽光線に当てることが来年の成長を促進、花付きも良くなります。

 冬場の水やりは霧吹きや又表土面に冠水をして根を極端に

乾燥させないこと要素です。








            

ハス田 果托の世界

2019-11-05 | 水生植物

上野不忍池はすでにハス葉は枯れて

ハスの花托は終わり、果托になって水面に落ち、あるいは花茎が折れ

首を傾ける、そんな姿が多く見られ、秋のハス田の終わりが

近づきました。 季節の移ろいが1年の最後に近づき始めてます。





































      







     



すでに何度も同じ場所からの

撮影を続けてますが、その場所に立つと新鮮な気持ちになるのが1月。






クスノキの巨樹 物語

2019-11-04 | 巨樹


谷中、大雄寺(ダイオウジ)には
推定樹齢500年弱 樹高18m 幹回り6.2mのクスノキの巨樹が境内本堂前に
鎮座してます。 谷中は上野台地と本郷台地に挟まれた谷間にあり、

多く坂と社寺仏閣があります。明治、大正の古い建物が今でも多く懐かしい
町並み、路地が点在してます。 1604年に創建された大雄寺は
地図的に言うと、言問い通りから入った場所にあります。

寺の入り口の前に立つと、本堂前横に巨大なクスノキがすぐ見えます。
今でも葉を青々として境内を覆いつくし、緑の美しさで覆われてます。見ての通り
樹皮の表面には沢山の苔が生えて黒々してます。クスノキは樹皮にショウノウの成分が
出ると言われてますが、苔が幹や枝にたくさん生えてるのが驚きです。
多くのクスノキの巨樹を見てきましたが稀なる形態をしてます。




















株元はすでに樹皮が
かなり浮き出てこぶのようになってます。クスノキの樹皮とは
まるで違います。







   



クスの巨樹の根元には
幕末の3舟と言われる 勝海舟 山岡鉄舟 そしてこのクスノキをとても愛した

高橋泥舟。 彼らはこのクスノキの下で酒を飲みかわし
日本の未来をおおいに語ったと言われてます。 高橋が没後この
愛したクスノキの下で眠ってます。 




















       






 





いつ来てもお客さんが
並び、店内は満員 カバヤ珈琲 有名ですね。何度か入ってます。大雄寺近く。















 





壁面緑化 7年目

2019-11-03 | 樹木


前に依頼を受けて、
作り上げた壁面緑化が7年目を迎えました。 帰り道に都内の体育館前に寄り道。側面に緑を敷き詰めて

内部を少しでも気温が下がる様にと依頼を受けて、
当時、壁面緑化の工事を請け負ったのが、かつて務めてた建設会社、

植栽は今の安行の親方の造園。 今では壁面緑化は見られるように
なりましたが、当時はまだ普及がしてませんでした。

植物選定は当時の造園の職人さんがかかわり、1年中葉を落とさない、緑濃く
乾燥に強い植物から (ヘデラ ハクリュウ タマシダ バコバ アベリア)
選び、縦3m弱 横1.5mの7À材のアルミ箱を作り、地中からパイプを通して

上部から水をラバーの中に流す設計をいたしました。植物は乾燥に強い
種類を選びすでに7年の歳月が流れましたが、植物は丈夫に育ってます。
長さが200m近くあります。1区画の数量が25植物箱、









































一番苦労したのが時刻に合わせて
タイマー通りに水を上部から流すこと、そして下部の受け皿に流れてきた水をパイプを

通して下に流す設計、流し込む水の量の設定でした。そこは
安行の職人さんの手腕でした。 枯れることなく、また体育館の横側は
とても日が当たりますが涼しい館内で喜んでくれたのを、この場所にきて

当時を思い出しました。 おかげさまでこのタイプと似てるものが
今では都内で数台設置されたのがここ数年ありました。
今では自分が安行にいることが、何かの巡り合わせでしょうか。