台所を預かる人にとって、毎日の献立を考えるのは結構大変なことだと思います。料理好きならばともかく、料理が好きではなくても日々台所に立っている人はたくさんいることでしょう。
私の場合、料理の苦手意識はすごくありました。でも農家になってから、「その時あるもので料理する」スタイルになり、その点ではだいぶ楽になった気がします。今日は何を食べよう、よりも、今日はこれをどうやって食べよう、という感じです。メニュー先にありきではなく、旬の素材をもとに、そこから献立を考えていく、というのが自然な流れかなと思うようになりました。
そうは言っても引き出しの数はまだまだ足りない私。どう料理して食べようか思いつかない時は、つい天ぷらにしてしまいます。味付け不要、素材任せ、それでもなんとなく食卓が華やぐような気になるのは、私だけでしょうか?
これは牛蒡と人参、それと人参の葉も加えたかき揚げです。この組み合わせはかなり好きです。
ちなみに衣は簡単に小麦粉を水で溶いたものにしてます。食べる時は天然塩をつけることが多いですが、ご飯に載せてタレをかけ、精進天丼にするのも好きです。
人参がやっと大きくなり、牛蒡と組み合わせて料理できるようになりました。
根菜が主役の季節がやってくるなと感じるます。