畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

加工品づくり

2013-02-04 10:01:44 | 台所しごと

農家にとって、保存食や加工品を作るというのはごく自然なこと。
畑で余ったり、出荷に適さないようなものも、大切な材料になります。
それに、畑で一から作っているのに買うのはどこか変だなと感じます。

しかし、当然ながら作るのには時間を要する・・・。
普段忙しいと、なかなか手がまわらないのが現実。
自給できているものあり、できていないものもある、というのが、うちの現状です。

きっと、冬は雪に閉ざされる地域だったら、保存食作りはもっと重要な意味合いを持つのだろうな、と思います。

さて、1月最後の日曜に開催された「アースデイマーケット千葉」は、しげファーム端境期の真っ只中。
数種類の葉ものや人参、キウイなどがあったものの、それだけでは寂しい。
出店は難しいかなと思ったのですが、何品か加工品を持っていけば、なんとかなるかと、数日前から準備し始めました。

こちらは、小糸大豆で作ったきな粉と、秋の初めに乾燥させておいたドライバジル。
きな粉は、大豆をオーブンで炒ってから、製粉機にかけて作りました。

そして、栗ジャム、キウイジャム、無糖のピーナッツバター。
ラベルの絵は夫にリクエストして描いてもらった。

栗ジャムの栗は、秋に採ってから氷温→冷凍貯蔵していて甘みが増していたので、加えるきび砂糖の量は、かなり控えめにしました。それでも市販に比べて甘さ控えめなので、好みの分かれるところかもしれません。

キウイジャムは、フルーツジャムの中でもかなり美味しい部類に入るのではないかと、個人的に思っています。はちみつを入れてさっと煮詰めました。砂糖を使わない、いわゆる、無糖ジャムです。作った2日目くらいから馴染んできてぐっと美味しくなります(ちなみにラベルの絵は、キウイの輪切りと蜜蜂)。

ピーナッツバターは炒った落花生をフードプロセッサーでペースト状にしたもの。それだけですが、シンプルに落花生の味を楽しめると思います。これは私の大好物でもあります。

ジャム類はマーケットの他の出店者も結構販売していて、売れ行きはやや難航気味。他の生産者も頑張っていて、刺激になります。

ところで、きな粉は焼き菓子に加えても美味しいです。
例えば、これはきな粉と胡麻のクッキーです。素朴・とまらなくなる系の味。

大豆って本当にありがたいと思います。