畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

春にまた

2011-12-17 21:52:50 | 

毎日のように霜が降りるようになりました。
朝の畑では、霜柱が立って一面白くなり、土は凍って固くなっています。
当然ながら、露地栽培の野菜にはダメージがでてきます。

こちらはレタスです。

レタスは寒いのが(暑いのも)苦手です。
8種類ほど作っていたレタスたち、日に日に傷んできてしまいました。

10月の配達が始まってから毎週のようにセットに入れていた「サラダセット」は、今週が最後となりました。
配達のとき、このサラダセットを喜んでくださってる方の声をよく聞きます。
ずっと用意できたらなと思うのですが、露地栽培主体のうちの畑では、作れる期間が限られてしまいます。
ハウスがもう1棟あればな・・・と思いながら、今週の配達を終えました。

春にまた会えるのを、楽しみにしたいと思います。


せっけんで煮洗い

2011-12-14 17:36:08 | その他

毎月開催している「アースデイマーケットちば」が出会いの場となり、結婚されることになったお二人の、結婚披露パーティーに出席する機会がありました。
本当に和やかな雰囲気が印象的なパーティーで、お二人の幸せがゆるぎなく続くことと感じました。

さて、私事に話を移しますと、「きちんと感のある格好」をしなくなって、かれこれ10年以上たちました。
1回目の仕事先は東京で、それなりにちゃんとした身なりだったと思います(お洒落だったかは別として)。
その後学生に戻ったり、2度目の就職先はGパンOKだったので、このあたりから楽~な服装にすっかり慣れてしまい、そして今や足袋を履き、土と戯れる(?)生活です。

というわけで、今回このパーティーに出席するにあたり、どうゆう服装で行こうか悩みました。なにしろ、以前の服はだいぶ断捨離しました。
唯一とっておいたジャケットに袖を通してみると、その肩幅の大きさにびっくり。肩パットは分厚く、両肩ずり落ちている感じ。当時のファッションてこんなだったんだ・・・。でも、それ以外は定番っぽいデザインだし、新しい服を買いに行く余裕もないので、リフォームすることにしました(結構リフォーム代が高かった・涙)。
そして(ここから本題)、中に着ようと思うブラウス・・・これまた15年くらい前のでしょうか、綿素材なのですが、着ない間にすっかり黄ばんでしまいました。

以下、ダメ主婦写真。

ここで、石鹸によるナチュラルランドリーの出番です。
水と粉石鹸、酸素系漂白剤を鍋に入れ、ブラウスも入れて煮洗いします。
この時、石鹸のアルカリに弱いアルミ鍋は不向きなので、ホーロー鍋を使っています。

煮立ってから弱火にしてしばらくぐつぐつすると、汚れがすっかり剥がれ落ち・・・

すすいで干した時には以前の白さに。写真ではわかりづらいでしょうか、黄ばみはもうありません。

煮洗いについては、勤めていた生協でベテラン組合員から教わりました。「ふきんを煮洗いすると、本当に真っ白になる、専用の鍋も用意してあるのよ」とおっしゃっていました。そんな何気ない会話が、ずっと私の参考になっています。


今年もカイロの季節

2011-12-11 22:54:34 | その他

先週は、冷たい雨の中の出荷作業が続きました。
野菜を洗う指先の動きが、どうにも緩慢になってしまいます。
寒さ対策にいろいろ工夫しなければならない時期となりました。

そこで、今日はカイロをご紹介いたします。
こちらは3年ほど前から愛用している「ハクキンカイロ」。写真ぼけていてすみません。

ちょっと小さめで、「こはるちゃん」という名前だったと思います。
ベンジンを入れ、一瞬マッチの火を近づけると、みるみるうちに温かくなります。
それを専用ベルトのポケットに入れ、腰に当てています。
温かさはじんわりと12時間ほど持続します。

私がこのハクキンカイロを使うきっかけとなったのは、「愉しい非電化(藤村靖之著)」という本を読んだからでした。
電化製品ならぬ、非電化製品が紹介されていて、例えば、非電化冷蔵庫、非電化掃除機など、アイデアと工夫が満載の本です。
そこに、ハクキンカイロのことが紹介されていました。
もともと使い捨てカイロは不燃ゴミになり使いたくなかったので、これは欲しい、と思ったのです。

昔っぽいでしょうか?でも、もっと復活してもいいんじゃないかな、と思います。