ポスターに一言

先日行った飲み屋で、飲酒運転禁止のポスターを見かけました。
今は食事処には必ずといっていいほど、飲酒運転禁止を呼びかけるポスターが貼ってありますよね。
やっぱりそれだけ多いってことなんでしょうか。
普段から運転しようとしない私にはわかりませんが。
今は、飲ませた側も悪いってことになるんだから、店側も配慮しようってことなんでしょうね。

でね、それはいいんですよ。
危ないことは最初からしないにこしたことはないし、法律違反ですからね。
だけどね、そのポスターの中身に一言物申したかったワケなんですよ。

実際の画像がないのでわかりにくいだろうと思いますけど。ごめんなさい。
そのポスターにはね、「飲んだら乗るな」的なことが書かれているものなんですけど、その他にも「飲酒運転は地獄行き」みたいな脅しめいたのも書かれていたんです。
でもね、それもいいの。
それで運転をやめてくれればいいじゃない。
気になったのは「飲酒運転で家族も仕事も失いますよ」と書かれていたこと。
確かに最悪の場合はそうなるのかもしれないけれど、それは最悪の場合を引き起こしたときの結果でしょ？
どうしてそれらを失うのかというと、飲酒運転によってそうするしか他ない状況を作り出したからでしょう？
さっき“それで運転をやめてくれればいいじゃない”と書いておいて、矛盾しているかもしれないんだけれども、どうしてこれだけ飲酒運転が厳しく取り締まられるようになったかを考えて欲しいの。
自分が家族や仕事を失うんじゃない。
自分が誰かの家族や仕事を奪ってしまうのかもしれないんですよ。

自分が捕まってしまうから飲酒運転をしないようにするんじゃなくて、迷惑をかけたり何かを誰かを傷つけてしまうから飲酒運転はしないようにしなければならないと思うんです。
例えば電車とか店内とかで騒いでいる子供に対して「あのお姉ちゃんが怒るから静かにしていなさい」じゃ、おかしいでしょ？

自分に不利がでるとか、自分がヒドイ立場に置かれるって言うほうが、禁止の呼びかけとしては有効なのかもしれないけれど、どうもなんだかなーと思うのでした。
私が考えすぎなのでしょうか。