漢詩215 2012年12月01日 | 書 蛟龍得雲雨 非復池中物 如何風塵裡 徒使英雄屈 「題菊池容斎図」 藤田東湖 この詩は東湖三十九歳、藩主・徳川斉昭公に連座して江戸小梅村に蟄居中 菊池蓉斎の書いた龍の図に書きつけた詩だそうです。 尊王攘夷の気概を抱きながらも幽閉されてしまっている無念さを龍の図に寄せたと思われます。東湖は水戸藩の英雄的存在。詩書に優れていた。