三重県伝達講習会の講話では「アフリカにおけるソフトボール競技の現状と普及活動について」というテーマで三重県公認指導者の沖田みどりさんが講演された。
講師の沖田みどりさんと佐野仁美さんは平成21年8月6日から21日まで日本ソフトボール協会普及委員長の宇津木妙子さんとアフリカのガーナとガンビアにソフトボールの普及活動に出かけた。ケニアのナイロビとガンビアのパンジュールで現地のソフトボール指導者や若者にソフトボールの技術指導をされた。
まだまだソフトボールの普及が行き届いていない地域だけにどんなものになるか心配だったが現地に行ってみると熱心な指導者や身体能力抜群の若者もいて今後の取り組みが大いに期待できた。
しかし、大きな目的であったオリンピック競技への復活の願いは届かず衝心の極みだったが、「Back softball」をめざしてアフリカの若者達と普及活動を続けて行きたいと考えた。日本からのフトボールの道具の提供はありがたく参加した地域の皆様に分配した。
宇津木妙子さんのソフトボール指導の五つのポイント
①元気な挨拶 ②元気な掛け声 ③道具を大切に ④道具の整理整頓 ⑤指導者は選手の見本となって動く
この基本コンセプトをどの会場でも選手に求めた。
少しずつではあるが参加していた指導しやや選手の動きが大きく変わってきた。きっと近い将来アフリカから優秀な選手が出て来る可能性はあると考えた。

いっしょに指導された佐野仁美さん
「アフリカの若者には大きな希望がある。すべて支援ではなく自立への支援を送りたい。機会があれば皆さんの様子を何かの形で紹介する機会が作ればと思う。」と語られた。