横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

おすすめ本コーナー3

2013-08-01 09:46:49 | インポート

今週は、火曜日夜、霧が丘のレクタスさんで

NPO法人レクタス http://www.nporectus.com/

生ビール片手にプールサイドで緑区の障害がある子供たちのこれからを考えたり

レクタス理事長の「校長ジョーク」に爆笑したり、おいしい料理をたらふくだったり

生活支援・地域交流担当の若手2人はその前に研修会「ダウン症について」

にも参加、真面目

研修への参加姿勢、懇親会での態度、発言含め、所長は

「お宅の若いお2人をみて、今日は感動しました」と

初めて会った方に褒められ、私自身が感動してしまいました

いい夜だった

で、水曜日

褒められた2人が企画した

みどり福祉ホームとして初の試み

「こどもたちの夏余暇」シリーズ①「動物園に行こう」

参加者にはダウン症の女の子もいて

早速研修を実践に

所長は留守番

仕事でこんなにドキドキしてお尻がムズムズ落ち着かない1日は久し振りでしたが

天気も味方して多くのボランティアさん協力もあって

なにより2人のち密な準備と子供たちの楽しもうという意欲で

当り前のように無事終了

みんなの感想は

「とにかく楽しかった」

それでも、ボランティア含めスタッフ達は反省会で

次回こうしたほうが、子供たちとこう関わったほうがとか、

こどもたちの言葉や動きに驚きを見出したり

真面目、向上心の塊

シリーズ②③も楽しみ楽しみ

来年以降はもっと楽しみ

地域にもっと貢献できそうな予感

で、週末は月1の大人の方向けのヨガ教室

継続は力

その夜は地域の夏祭りにお呼ばれ

地域との繋がり大事大事

お祭りは大好き

前置きが長すぎました

本題

おすすめ本2冊

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中野民夫「ファシリテーション革命」岩波アクティブ新書

先日ブログで紹介した「やさしい革命」について書かれていた本

引き出し、支援し、促進する

新しいリーダーシップの必要性に強く共感しました

スタッフを信じること

答えを先に言わないこと

(だって所長やサービス管理責任者の答えが答えかどうかなんで誰にもわからないんだから)

でも、責任はとること

所長が苦手でずっとできなかったことばかり

でも、今、必死で取り組んでいることばかり

次のおすすめ本

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船橋洋一「カウントダウン・メルトダウン上・下」文藝春秋

昨日、お隣の地区センターで借りた本

まだ途中ですが

面白い面白い

この本もテーマはリーダーシップ

危機にリーダーはなにをすべきか、人を動かすにはどんな態度をとるべきか

リーダは危機に対面するとき、パニックになり、怒鳴り散らし、周りはどんどん消極的になり、

組織は死ぬ

沢木耕太郎が昔書いていた、フィリップ・トルシエについてのエッセイにも

似たようなはなしが書かれていたことを思い出しました

所長はリーダーの端くれとして怖い

(組織のサイズはもちろん違うけど所長は紛れもないリーダーです)

そうなってしまう気持ちが痛いほどよくわかる

本はまだ上の半分くらいまでしか読んでいません

本の中にはそんな絶望的な状況の中

人の命を守るため、現場で必死に戦う人たちも書かれています

胸が熱くなる

残りを読むのが楽しみです

で、怖い

来週も熱い1週間になりそうです

みなさんも夏風邪にお気を付けて

追記

「カウントダウンメルトダウン」読み終えました

この本はリーダーシップと危機管理の本であるだけでなく

今の日本そのもののありかたについての本でもありました

パニックに陥ったリーダーの強烈な個性により

原発の最悪の危機が回避され日本は守られたのかもしれない

という視点は面白かったです

ちなみに

私の仕事である、障害者支援のキホンのキは

利用者が危機に陥らないよう事前に環境整備をし援助者が気を配る、です

それでも危機が起きてしまったら、援助者はパニックに陥ることなく、

冷静に全体を把握したうえで、落ちついたトーンで話し掛け、状況の回復を図ります

大勢でワイワイやるより、スペースを分けたところで1対1対応をするほうが大抵効果的です

今日、若い職員とボランティアに話したことです