お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

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訪問着の時の羽織は…

2012-03-30 17:49:01 | 着物
3月末なのにまだ寒い…



コートも飽きてきたし、そうだ羽織にしよう









訪問着に羽織りってなかなかないのですが




訪問着に合わせる羽織りは「絵羽織」が良いですね

その名の通り絵羽になっている羽織です

あまり無いんですよね、絵羽織





画像のものは先日のお茶会で羽織っていったものですが、絵羽になっていて、扇とかいろいろ小物が描かれて、全体的には霞のようになっていて上下で色が分かれています







格式でいうと、訪問着はフォーマルで、羽織はカジュアルというイメージ

でも絵羽織だと普通に訪問着に羽織れます
絵羽なので普通の羽織よりも格が高いのです







まぁ、人によっては「訪問着に羽織はダメ!」とか「訪問着に羽織のどこがいけないの!」という考えもあると思いますので、もう個人の自由かな…とも思います
他人に迷惑をかけることでもないし…



が、やはり訪問着に普通の羽織を合わせていらっしゃると私の感覚では「おや?」と思ってしまいます



ちなみに羽織は室内OKと言われていますが、お茶室ではNGです
絵羽織であってもNGですよ







中に着ている訪問着はこちら



先日しつけ糸を取ったばかりの3年モノ(箪笥の肥やし)の着物ですが、お茶会が終わった後、日本和装のイベントへ行きましたら、そこでこの子が「桶絞り」という技法で染められた着物だということが判明



手のかかる染め方なのでニセモノも出回っているらしく、この染めている部分の境目のシワが本物の証拠らしい


このシワシワが桶に入れられて染めた証拠なんですって



桶絞り+匹田なので、かなり手の込んだお仕事らしい




ごめんなさい…、、肥やしにしてしまっていて…
大切に着ます











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雅俗山荘の茶会(人我亭茶会)

2012-03-29 17:57:08 | お茶
池田に小林一三氏(逸翁)の私邸があり、現在は邸宅レストラン「雅俗山荘」として営業されています








今回はこちらで主催されているお茶会&フレンチランチへお出かけ






小林一三と聞かれても、関西以外の方はピンとこないかもしれませんが、阪急電鉄、阪急百貨店、東宝の創業者で、戦前戦後の大変な時代に大臣をされていた方でもあります







小林一三氏のコレクションは現在は「逸翁美術館」で鑑賞できますし、毎年1月の逸翁忌では実際に美術館のお道具を使ったお茶会も開催されていて、誰でも参加することができるのです










今回のお茶会は、濃茶と薄茶
お客様は私たちの他に4名、計7名でのお席でした




お庭の桜はまだ咲いていませんでしたが
春ですねぇ。。









流派は表千家


濃茶は「カクフク(各服?)」と言われてましたが、一人ひとり、それぞれのお茶碗でいただきます
普通は濃茶って数名で1つのお茶碗でいただくのですが、これは私は初めてでした

お茶碗は通常の濃茶のお茶碗よりも小ぶりのお茶碗で、だいたい最後の人ってすごく多く残っていて頑張らないといけないか、全く残ってなくて哀しい思いをするか…、、しかも冷めてるとか(苦)、、といったことがあるのですが、一人でいただけると色んなものから開放され(笑)とてもゆったりと美味しくいただけました





薄茶タイム
みなさん和やかな方々でしたので、かなり自由な空間でした









薄茶のお茶碗もいろいろあって楽しかったのですが、注目の的はこちらの「つくし」



もぞもぞと春の大地から生えたような立体感








お茶室はこんな感じ



今回私はお詰め
わりとすんなりお正客をお引き受けくださった方がいらっしゃって良かったです





掛け物の表装が素敵なんです



本紙が春草で、一文字の部分が蝶々なんです
凝ってますよね







香合は真葛



須磨の段












ではお楽しみのランチタイム








こちらは小林氏の私宅だとお話しましたが、プライベートスペースも公開されていらっしゃいます
レストランの2階部分が書斎や台所やお風呂なんかがありますよ


書斎







とても素敵な内装です









昼間から赤ワインをいただきながら…







海老とフォアグラなんですが、サラダがたんぽぽで、面白いことに和タンポポと外来種が混ざっています
お皿の上だけなら許せますが、外来種に侵食されて和タンポポが減っているので、お外では勘弁願いたいです








サーモン
クリームソースが全くしつこくなくて絶品






お肉







デザートは美しすぎて、ソース部分を全部は壊せませんでした
オレンジソース、美味しかったんですけど。。







食後のコーヒーも終わったところでシェフのご挨拶








年度末の殺伐とした会社から離れて、しばし現実逃避の一日でした










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お道具屋さんのお茶会

2012-03-27 17:08:56 | お茶
西宮神社でのお道具屋さんのお茶会に行って参りました








こちらのお道具屋さんのお茶会にお邪魔するのは多分4回目だと思うのですが、いつもとても人気で混んでいるので、今回はお昼の12時頃に行ってみました

だいたいお茶の人って早起きなので、朝は意外と混雑するんです。。






予想通り、お席は空いていて、いつもは1席30名くらいなのですが、15名ほどでゆったりと座れて、しかもお道具の拝見もかなりゆっくりとできました

素晴らしいお道具ばかりなので、とてもラッキーです






でも久しぶりに見ました
お正客の譲り合いというか…

これがなければ5分、いや、リアルに3分くらいは短縮できるんですけどねぇ。。


私は4客で、お茶碗は永楽


ちなみに、3客までのお茶碗は、赤楽(松影)、御本、萩、だったと思います
私の好みは次客さんの御本
肥後松浦家のものらしいです
萩は小ぶりでかわいらしかったです






ちなみに覚えている範囲でのお道具紹介

待合掛物 酒井抱一の蛙と桜
棗 一閑
茶杓 山鳥
お菓子 つるや
水指 民平
釜 蒲団釜
炉縁 花筏蒔絵
菓子器 永楽と竹泉
香合 交趾(黄)
蓋置 交趾(緑)
替茶器 古染付
花 王将椿


即全と和全が出てたような気がするけど、あんまり覚えてないなぁ。。メモしておけば良かった…









着物は3年ほど前に仕立てて、そのまま箪笥の肥やしになっていた訪問着を下ろしました

しつけ糸も付いたままだったので、ちょきちょき










わりと軽めの訪問着だと思っていたのですが、着てみるとやっぱり「訪問着」ですね



「肥やし」時代はそれほど魅力的ではなかったこの子も、出して着てみるととても気に入りました
やっぱり着物は「着てなんぼ」ですなぁ

色は大好きなブルーグレーというかシルバーブルーというか

絞りも入っていて、よく見ると贅沢なお仕事ですね

そういえば、作家モノでした(忘れてた…


帯は加納幸さん














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取り急ぎ!! 14時間限定バーゲン

2012-03-27 08:59:59 | 着物
10時から14時間限定バーゲンがあります



14時間限定と言っても、その前に売り切れると思いますので、お目当てのものがあれば速攻で!!




秦流舎の夏帯が仕立て付きで22,000円とか、ひなやの組帯が仕立て付きで33,000円とか、塩瀬も仕立て付きで25,000円とかで出てます









 














取り急ぎ…








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母の羽織を帯にリメイク

2012-03-24 20:00:00 | 着物
着物生活を送っていて、他の人がとても羨ましくなることがあります






それはお金では買えないもの…






「母の着物なんです」とか「祖母の着物を仕立直したんです」っていう、アレ!!
着物の醍醐味だと思います。。

↑ これ言われると、なぜか敗北感を感じます(笑)








実際、とても憧れるんですよね










なんせ、私は裄が長い…(選択肢が狭まるので1尺8寸5分の着物を無理やり着ていますが、普通に測ったら1尺9寸なんですよね)

プロボクサーにすら憧れられる始末…
(「リーチ比べさせて」とかって言われたことが幾度かあります




10年ほど前に母から譲ってもらった着物も、全く着られず箪笥の肥やし







あまりにも悲しいので、この度思い切って「帯にリメイク」してもらいました!!






もともとは羽織なんですが、お店の方曰く、高級な絞りらしく、「とてもいいものなので自身を持って着て下さい!!」と










着物をネットで買うことには今となっては抵抗ないですし、お仕立も抵抗ないのですが、「リメイク」って初めてなので、どうなのかなぁーと興味津々で問い合わせしてみましたところ、とても丁寧なお返事が返ってきました





途中経過の、羽織を解いた状態の画像も見せていただきました










そして仕立上がったのがこちら



立派な化粧箱に入れてくださっています

帯を伸ばしてみますと、やはり小さすぎた羽織でしたので、苦労のあとが見受けられますが、とても上手に色々と工夫をしていただき、立派な名古屋帯にしてくださっています

「営利」を超えた「職人としての作品」に感動です

大変手間のかかるお仕事をかなり安価でしていただき、申し訳ない気持ちにすらなります









締めてみました

やはり古い良いものを大切にするって素敵ですね











「布が2平方mあれば帯になります」とありますが、実際に私がお願いした羽織は2平方mもありませんでした

でも、見えない部分に布を接いで上手に仕上げてくださいます!




もしまたリメイクするものがあったら、間違いなくこちらにお願いすると思います










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