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お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

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近江路・仏女ブロガーの旅⑧  ~御朱印帳を片手に~  福林寺編

2011-10-24 08:00:45 | 近江路・仏女ブロガーの旅
~御朱印帳を片手に~ 湖に抱かれた神仏たち





この度、滋賀県主催http://www.biwako-visitors.jp/の「近江路・仏女ブロガーの旅」に参加させていただくこととなりました







2日目は琵琶湖を横断して守山方面へ向かいます




お目当ては福林寺さん
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=457

ネットで検索してもあまりデータがなく、さて、どうなることやら…








 琵琶湖大橋横断中

堅田からバスで対岸へ渡れますので、効率的に旅をするにはこの「琵琶湖大橋」を上手く利用すると良いですよ

渡ったらもう守山市です







こういうことネ

 
JR堅田駅からバスが出てます











福林寺さん訪問の目的は、井上靖が「星と祭」で“天平の貴人さま”と表現した十一面観音様にお会いすることです








とても古い仏像だということだけはわかっていたので、バスから降りてそれらしき古いお寺を探す




途中でとてもキレイなお寺があったので、とりあえず写真を1枚




「あれ?福林寺って書いてある…??」






とても古いお寺をイメージしていたのでうっかり間違えるところでした











真新しいお堂に入ると、それはそれは美しい観音様が…




 でも想像していたより新しい…



と思ったら、こちらの観音様は「天平の貴人」様ではありませんでした









こちらのお寺の十一面観音様(天平の貴人様)は通常非公開の秘仏なので、今回はご住職に電話でアポをとってからの訪問です

33年に1度のご開帳でしかお顔を拝見できない観音様でいらっしゃいます













つまりは私が見た上の写真の観音様は誰でもいつでも拝めるようにと昭和63年に作られた「身代わり仏」様だったのです










ご本尊の十一面観音様は厳重なセキュリティーで守られています





防犯のうえでも、痛まないようにするためにも、誰でもいつでも見れるわけではないとのこと








1時間ほどご住職と話し込んだ後、ようやく「天平の貴人」様にご対面

セキュリティー上あまりお話しできませんが、何重かの重たい扉を開ける振動も、平安時代の木造の仏像にはダメージなのでしょうね








ようやくご対面した十一面観音様は…


それはそれは…

ため息がでるほど美しくて

「あわよくば写真の1枚でも…」と思っていた自分が情けなくなりました

カメラなんて向けてはいけない絶対的な存在です

天平の貴人様がいらっしゃる空間は正に極楽浄土


 
こちらの十一面観音様は最澄作と伝わっています
162.2cm、腰をすこしくねらせているのですが、他の十一面観音様とは左右が逆です
手にお持ちの花は「蕾」
開いていれば極楽浄土を現し、蕾は煩悩を表すそうです
観音様の衣の裾には赤い塗料が残っています
模様が描かれていたことも窺えます

平安時代の観音様がこのような非常に良い状態で残っているのは、戦渦から住民の方々が守られたからだそうです
織田信長の焼き討ちにもあっているそうで、左ひじ肘に近い腰の部分に焼け焦げた痕があるそうです








お寺が真新しかったのにも理由があります


福林寺さんはもともとは無住のお寺。
現在のご住職のお父様の代に、その無住のお寺に赴任(?)されたそうなのです。
その頃はとても寂れたお寺で、住まいも傾き、随分と苦労をされたそうで、お父様は現在のご住職が19歳のときに亡くなられたそうです。
真新しい本堂はご住職が10年ほど前に建てられたもので、庭作りもご自身でされ、壁画もオリジナルでつくられていらっしゃいます。
檀家のいない信徒寺ということで、私の2時間の滞在中にも次から次へとお参りの方が絶えません。
ご住職のお人柄が素晴らしく、地域に愛されているお寺だということが伝わってきました。










 木慈恵ご住職





その後応接室へ通していただき、結局二時間もいてしまった私…
ご住職、とてもご多忙でいらっしゃるのに、恐縮です








「また行きたい!!」
まだまだ魅力を語りつくせていないですが、福林寺さんの御朱印です








ちなみに私の凡字帳によると、御朱印の真ん中の赤い印は十一面観音様を表す凡字で「キャ」と発音します











滋賀県観光情報
http://www.biwako-visitors.jp/









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近江路・仏女ブロガーの旅⑦  ~今夜のお宿~ 旅亭紅葉 

2011-10-22 14:46:18 | 近江路・仏女ブロガーの旅
~御朱印帳を片手に~ 湖に抱かれた神仏たち




この度、滋賀県主催http://www.biwako-visitors.jp/の「近江路・仏女ブロガーの旅」に参加させていただくこととなりました






この日お世話になったのは「旅亭紅葉」様
http://biwako-koyo.com/about/index.html




カメラに収まりきらない大きな建物です







純和風かと思いきや、ちょいモダン










こちらは夕食の最初のセッティング





いつも食べるのに夢中で途中から撮影できなくなるので、お品書きを撮っておきますね






 器、凝ってます 

椀には露打ちがされてあり、蓋の裏には「空蝉」









子持ち鮎の塩焼き!!びわ湖だもん


お魚大好きなので

 いただきます






 まずは頭から





 おいしっ!!





 しっぽもペロリ




全く臭みもなく、とっても美味しい鮎の塩焼きでした




こちらの旅館はお料理も素晴らしいですね






そういえばお食事処のオネエサンに言われました

「予約表に仏女って書いてあったのでフランス人かと思っていました」














なるほどね(笑)
天然なのは鮎だけではなかった(笑)
おもしろいオネーサンです











さて、こちらの「旅亭紅葉」さまの素晴らしさはHPhttp://biwako-koyo.com/about/index.htmlでも確認していただくことができると思いますので、私のほうでは「ちょっと嬉しい心遣い」をいくつかご紹介します








まずはこちらの座布団

 すごい高さがあります

殿様お姫様気分です






 逆から見るとこんなの

もう机にくっつきそうな高さです
ふっかふかの座布団です







一番嬉しかったのはこの「足袋ソックス」



女性スタッフの意見を取り入れているか、お客様からのアンケートに応えているのか、、とても嬉しい心遣い

旅館のスリッパ、温泉上がりに素足で履くのイヤだったので、いつも靴下履いていたんです…
これは嬉しい






で、個人的に嬉しかったのがコレ!



ご近所の佐川美術館の樂吉左衛門館の茶室の本 by樂さん

こんな本をお部屋に置いていらっしゃるなんて、紅葉さんのセンスに感服


じゃらんhttp://www.jalan.net/yad386292/kuchikomi/のクチコミで高ポイントなのも頷けます







 紅葉の引き手

こちらは襖の引き手
細部までこだわっていらっしゃいます









◆◆◆◆◆◆◆◆◆ おやすみなさい ◆◆◆◆◆◆◆◆◆





翌朝

 

部屋から見える日の出

びわ湖が神々しく見えます
きっと昔から近江の人々にとっては仏像とともにびわ湖自体も信仰の対象となっていたのでしょうね






日の出を逃さずに見れるのもこちらの表示のおかげ

 大浴場の前にあります

お風呂から日の出が見えるんですよ
でもきっと撮影はできないだろうから、今回はお部屋から








さて、朝の早い私は紅葉さんの朝食の前に旅立ちますので、朝食は泣く泣くキャンセル


そんな私に紅葉さんが持たせてくれたのが、サンドイッチとオードブルとオレンジジュース


十分にリッチな朝食でした







旅亭紅葉さま

ありがとうございました





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近江路・仏女ブロガーの旅⑥  ~ちょっと休憩~  美冨久酒造編

2011-10-22 14:45:54 | 近江路・仏女ブロガーの旅
~御朱印帳を片手に~ 湖に抱かれた神仏たち



この度、滋賀県主催http://www.biwako-visitors.jp/の「近江路・仏女ブロガーの旅」に参加させていただくこととなりました





初日最後の訪問先は美冨久酒造さま
http://www.mifuku.co.jp/






100年以上も前の建物を社員の方が案内してくださいます







ここ↑はお酒を貯蔵するタンクではなく、作るタンクだそうです








この古~い建物は建て替えることができないらしい

新しい建物にしてしまうと、お酒造りに必要な菌たちがいなくなってしまう可能性があるからだとか…

建物内の菌たちがお酒造りを手伝っていたなんて、、知らなかったぁ…
(お酒飲まないのでね









 

ちょっと余所見したら、光の加減が美しかったので一枚


んー

どうも、真ん中の窓の右側の柱に大阪の橋本知事らしき人物が写っている気がするのですが…

おかしいな

体がないよ








と思って、拡大してみましたら、ブリキみたいな金物でした(ホッ)
髪の毛みたいに見えるのは、影だったんですよね~









それもこれもきっと美味しいお酒のせい



試飲させていただいたお酒はとてもフルーティーな香り

おそらく今まで飲んだ日本酒の中で一番フルーティーでした
「山廃仕込」とのこと



フルーツ使ってないのに不思議ですね





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近江路・仏女ブロガーの旅⑤  ~御朱印帳を片手に~  大池寺編

2011-10-22 14:45:34 | 近江路・仏女ブロガーの旅
~御朱印帳を片手に~ 湖に抱かれた神仏たち



この度、滋賀県主催http://www.biwako-visitors.jp/の「近江路・仏女ブロガーの旅」に参加させていただくこととなりました






初日最後のお寺は禅寺の大池寺
http://www.sunalix.co.jp/daichiji/index.html





こちらのお寺の寺紋は「織田モッコウ」。
織田主水正信(織田信長の甥)が、大池寺再建のため多くの寄進をし、大池寺の開基となったため、織田家の家紋が寺紋として使われているらしい。


滋賀県のお寺は、信長の焼き討ちにあったところも少なくはないのに、不思議なご縁ですね。






大池寺といえば、小堀遠州のサツキの蓬莱庭園

まだサツキも青々としていましたが、冬の雪景色もキレイでしょうね
もちろんサツキの時期もね






でもそんなお寺でお庭を撮らずに、お軸を撮影している私…

 山雲海月情








さて仕切りなおして…



 ご本尊は釈迦如来様









こちらも大きな足の仏足跡







大池寺さんの御朱印








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近江路・仏女ブロガーの旅④  ~御朱印帳を片手に~  櫟野寺編

2011-10-22 14:45:17 | 近江路・仏女ブロガーの旅
~御朱印帳を片手に~ 湖に抱かれた神仏たち


この度、滋賀県主催http://www.biwako-visitors.jp/の「近江路・仏女ブロガーの旅」に参加させていただくこととなりました






バスにて移動

櫟野寺(らくやじ)へ
http://www.rakuyaji.jp/



「いちいの観音様」で知られています



こちらは日本最大坐仏十一面観音菩薩が御本尊です














 
こちらの写真も「ここからならOK」ラインで撮影しています




  ズーーーーム


一眼が無いのは心もとないけど、ケータイでがんばります

奥にうっすらと写っておられるのが、ご本尊の十一面観音様でいらっしゃいます





この大きな観音様、実は一木彫です
おなか等の膨らみ部分は後から足してあるそうです







またこちらのお寺は征夷大将軍坂上田村麻呂とも縁が深く、猛々しい田村毘沙門天立像様もおられます


 らくやじ様HPより









他にも沢山の仏像様がいらっしゃいますが、現在滋賀県下で開催中の三館連携特別展 「神仏います近江」へお出かけ中の仏像様もいらっしゃいますので、是非美術館へも併せて足をお運びくださいませ








ちなみに櫟野寺様からは吉祥天立像が MIHO MUSEUM へお出かけ中です


http://www.biwako-visitors.jp/shinbutsu/ 

三館連携特別展(MIHO MUSEUM 滋賀県立近代美術館 大津氏歴史博物館)
















そんな櫟野寺の御朱印はこちら








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