どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

大英博物館展

2015年05月24日 | 日記
昨日 東京都美術館で開催されている「大英博物館展」に行ってきた

コンセプトは「100のモノが語る 世界の歴史」

200万年におよぶ人類のモノ作りを時空を超えて見るというものだ

凝縮された世界史の勉強にもなりそうな展覧会だった


さまざまな理由 それは冒険心や探究心であることも 果てしなき欲望や権力の拡大ということもあるが それによって人や文化の流れがあり融合が生まれ 必要とされるものが生まれた

そこには人類が人類として共通に感動し 享受できるものが確かにあり それだけで良い

発祥がどこであるかはまだしも そのことで優位性を論じるのは全く意味が無いことだ

実際のところ「泥棒博物館」とも言われ 植民地や対戦国からの略奪・戦利品もあるのは確かであるが そのことはとりあえず忘れて見れば ヒトが見えてくる


非常に精巧・緻密なものから プリミティブなものまで どれも素晴らしい一品

作品に動物がモチーフになっているものも多い

私が気に入ったものの一つはシワテオトルと呼ばれる「アステカ文明の悪霊の像」

出産時に死亡した産婦の邪悪な霊ということだが おそらくは忌穢れるものと同時に産婦に対する憐み そして子孫繁栄を強く願う気持ちが 乳もあらわに両手を出すというどことなく可愛らしくも見える像となったのだろう

「ホクスンの銀製胡椒入れ」などもこっそりと持っていたくなる一品


今なら説明つきでこの展覧会の一部が見ることができるようなので 興味のある方は是非ここでご覧あれ

   
コメント (6)
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