南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島の残業

2007年10月11日 | ミクロネシアの小学校
きょうは、学校の校舎から1教室だけ夕方になっても煌々と明かりがついている部屋が。

日本では当たり前の光景ですが、この南の島では皆無、いや未知の世界かもしれません。

今日は算数ワークショップに参加している隊員があつまって、次回行うローカル教員の授業に必要な教材を作りました。

一人ではなかなかはかどらない作業も3人寄ればなんとかで、なんとか3時間くらいかけて作ることができました。

最初は要領を得ませんでしたが、だんだん作っていくうちに要領を得てこれなら次回はもっとスピィーディーにできるかも。

作ったものは、フラクションバーといって分数を視覚的に子どもに分かってもらうためのものです。
今回は35名くらいいるクラスをグループで分けて、グループ作業を中心に行う予定なので、グループ分を作りました。
正直、そんなに難しいものではないですが、やはり時間がかかるので、ローカルの先生がどこまでその労を惜しまずにしてくれるかは、わかりませんが、まずやってみようです。

この島のワークショップのローカル教員の要望を聞くと、それワークショップにでてすぐに授業ができるものがいいとのこと。

日本だったら、そんな虫いいことあるかーって感じですが、やはりお国柄、労を惜しまないのは難しいようなので。

でも誰かがそれに興味を持ってくれたら、同じものを作れなくてもそういう視覚を通して、子どもに教えて、子どもが数的なイメージを持つことがいかに大切かを伝えていくにはいろいろな手段を用いていくしかないと思います。

残業をした後、日本ならこんな時間まで仕事をするのは、あたりまえなんだけどなあと思いながら、家路に着きました。

家族も「今まで何していたの?」と心配してくれていました。

あと数ヶ月したら、残業しながら南の島の生活が懐かしくなることでしょう。
コメント (3)
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