旅は犬連れ 北海道2013 津軽海峡フェリー

夏に犬を連れて北海道に行こうと考えている人の参考になればと、書いておきます。

基本的な事はフェリー会社のHPに書いてあるので、
実際に使った感想と、こういう事もあったよという事で。

去年の夏、使ったフェリーはブルードルフィン。ドッグルームと船上ドッグランがあります。

青森10時台発のブルードルフィンのドッグランは、風は涼しいですが、
日陰が無いので、晴れた日は床がかなり熱くなり長時間外にはいられない感じ。

ドッグルームは冷房が効き、空気清浄機もあって清潔です。

犬のケージ前には扉があり、周りの様子が見えないので、
ハウスに入って落ち着けるワンちゃんなら、ゆっくりできると思います。

ただし、人が一緒に過ごすには部屋が狭く、硬いベンチしかないので
正直3時間40分はツラいです。


家の犬は、ハウスで長時間おとなしくしていられないので
一緒にベンチに座っていましたが、お尻は痛くなるし結構大変でした。

なので、今年は犬と一緒に過ごしやすそうな「びなす」のドッグルームを予約。

乗船してみると朝5時台のせいか気温も低く(20度ぐらい）、
車を停めた場所が良かったのか、空気良くて快適。
これなら、不慣れなドッグルームより車の方がゆっくりできると判断、
結局ドッグルームを使いませんでした。

途中1時間おきに車へ戻って様子を見ましたが、
犬達はぐっすり眠っていたので快適だったと思われます。
（航海中は車両甲板に戻れないことになっていますが、鍵がかかっているわけではないので様子見ぐらいなら戻れます。）
おかげで人間もゆっくり寝れました。

そして帰路は函館20時台発の「びるご」。
この日は函館も暑く、夜7時というのに気温は25度。
往路の状態を考えると、夜なのでこれ以上気温が高くなることはないし
車でぐっすり寝られるならと、予約してあったドッグルームをキャンセルして乗船。
ただし、一応犬を載せているので、車は通気性の良い場所へ誘導してくれることを確認しました。

にもかかわらず、誘導されたのは大型トラックのすぐ後ろ。
しかも前方のトラックの何台かはエンジンをかけっぱなし。
出航してしばらく一緒に車に乗っていましたが、暑いし排気ガス臭いし、
とてもじゃないけど、こんな所に犬を置いておけません。

というわけで、一旦キャンセルしたドッグルームを船内で再申込みし（空きがあってよかった）ドッグルームで犬と過ごすことになりました。
対応してくれたスタッフの方、ありがとうございます～。
スタッフさんいわく、本当はフェリーに乗ったら車のエンジンを切ることになっているそうです。が、言う事をきかないトラックの運転手も多いそうで…。

「びるご」のドッグルームはブルードルフィンより広く、
テーブル、椅子、ベンチがあって飼い主もだいぶ快適。
もちろん、こちらも非常に清潔です。

ただ、犬のケージ前に扉がないので、余所のワンコが丸見え。
犬や人が吠えたり動いたりする度に気になって休めないワンコもいるかも。
（うちの犬の場合はこれだ）

この時は、予約したケージ前の床に、他のお客さんが既に座っていたため、
ケージに犬は入れず、椅子の背もたれで視界を防いで犬を寝せました。
（人も一緒に椅子で仮眠）

2匹とも、ケージよりおとなしく寝ていてお利口さん。

というわけで、夏に津軽海峡フェリーを使うなら、
小・中型犬はドッグルームの予約は必須。
たとえ使わなくてもチェックインすべし、という事を学習しました。

ドッグルームを使えない大型犬の場合、何があるかわからないので
夏はやめた方が良いです絶対。

そもそも、犬達がどんな時もケージの中で大人しくできるなら、
何も問題ないのだけど。

絶対無理だから。（ｂｙエル）