心あるバスの運転手さん。

2007-02-13 23:28:55 | ・その他・暮らし・日常
地元の東急バスはよく利用する。

今日はいつもと逆方向であまり乗り慣れない路線のため、
目的地停留所に留まるか念のために聞いてみた。
運転手さんは丁寧にやさしく「はい、留まります。」と、答えてくれた。

しばらくして、途中の営業所でバスの運転手が交替した。
この路線ではたまにこういうことに出くわす。
以前、途中でバスがガソリンを給油したのにも乗り合わせたことがある。
バス専用のスタンドがあるのだ。ちょっとおもしろい体験だと思った。
運転手さんは交替してバスを降りる際にも、私に声をかけてくれた。
「○○は○○駅の次ですから。」
「わかりました。ありがとうございます。」と、お礼を言った。

ところが、次に変わった運転手さんがちょっとコワイ。
次で降りる乗客が走行中に少し早めに席を立ったら、すぐさま、
危ないから立ち上がらないでください。もう一度座って、と大きな声で。
注意するのは当然のことだとしても、その言い方が気になる。
強い調子であきらかに怒っているのだ。何かあっても知らないぞ、って感じで。

バス会社に勤務する大勢の運転手さんの人柄もそれぞれ様々なようだ。
めちゃめちゃハイスピードを出す人もいれば、
超スローの安全運転で、こちらが急いでいるときは少々じれったいく思うほど。

そして、私は無事に目的地で用事を済ませて、再び帰りのバスに乗った。
ある停留所で、運転手さんが席を立ったので、またチェンジに出くわしたか、
と思っていたら、
車内後方のベビーカーの女性が、ステップを降りるのを手助けしてあげた。
その光景はとても自然で、私は親切な運転手さんをほほえましく思った。

ふとお顔を見ると、その運転手さんは、眼鏡をかけていて、
なんと私が往きに乗ったあの最初の運転手さんだったのだ。
同じ親切な運転手さん、私はすごくうれしくなった。心が和んだ。
やさしくあたたかい心に触れると、こんなに気持ちがよいんだなと感じた。

やはり人には、どんな状況でもできるだけ穏やかに丁寧に接するのが
大事であり、いちばんその人の心がしぜんと現れる、伝わる。
それは仕事であるからなどとは関係なく、そうだと思う。
どんな人にも親切に優しくありたい、忘れずにいたいと私も思った。
今日はステキな出来事に出会えてヨカッタ。

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