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5月マンダラ

2006-05-26 23:11:24 | ・山本達彦ミュージック
↓ Tatsuhiko Blogに書き込みしたので、記念にこちらにも残しておきます。

達彦さんの紡ぎだす世界はまるで万華鏡のよう。☆★
1987・2CVやオーガニック、吉村冬彦を点描しながらの5月ライブ。
しかし、私が最後まで漂っていたのはきわめてセンシュアルな海。
それは一曲目から既に気づかされ、まどろみの♪MAY STORMへ。
鏡球と真紅の照明がさらに妖しさを織りなす♪Last-Good bye、
すっかり酔いがまわってしまいました。
そしてこのまま『Libido game』へと誘われるわけですね。
白いパーカーがラストのアンピエントな音色を喚起したのであれば、
ステージを立ち去る後ろ姿の印象的なベルト、★
カテゴリーはポップミュージックのシュルレアリスムでしょうか。
♪パシフィックブルーのリアレンジな不思議さが良かったです。
ジャンルを問わず、常に新鮮に美しく変化する魅惑的な世界。
とても奥深くて楽しいです、どうもありがとうございます。
今回の私のとっておき一番は♪恋が僕をはなさない~~♪


Posted by: みっちょる | May 26, 2006 22:54


さつきばれ

2006-05-23 21:28:32 | ・山本達彦ミュージック
もう少しだけ、達彦さんライブの名残のお話をします。
今回は、5月生まれ(Happy Birthday★)のお友達とご一緒しました。
お友達と言っても、私より世代が上のお姉さまです。
キリッとしていて、とってもステキな方なんです。
ライブ後、いつものことながら、達彦さんを出待ちしました。
フラッシュの嵐、ファンに囲まれながら、にこやかな表情の達彦さん。
お召しになってたフード付き白いパーカーがカワイイかった。
すると隣で「パクちゃんぽいよ」と、つかさずケイタイの画面をみせてくれる。
なるほど爽やかテイストの白いパーカー。ただいま彼に夢中なんですよね。
パクちゃんて、韓流の冬ソナのサンヒョクことヨンハくんのことです。
あらぁ~そうつなげるかしら。と、私はほほえましく笑ってしまったのですが。

達彦さんをお見送りしてから、帰り道のこと。
外苑西通をはさんで、南青山のライブハウス向かいにある目を引く建物、
「ちょっと変わっているでしょ、あれはドーリック(1991)なんだけど・・・
設計者は隈研吾といって・・、そうそう達彦さんと同い年。」
なんて、ついつい好きな建築の話を私はしちゃったのです。

そのまま横断歩道をわたり、黒川さんのベルコモンズを左手に仰いだころ、
地図を手にしたひとりの外人女性が私たちに話しかけてきました。
どうやら道がわからないらしく・・・
さすが友は、アテンションプリーズ・スチュワーデス(客室アテンダント)さん。
即座に流暢なイングリッシュで青山一丁目の行き方を教えてさしあげました。
ところが、その女性はしばらく歩き出してから再び振り返り、
横道のすき間の竹に目が留まったらしくアレは何かという感じでしたので、
私はあわてて、梅窓院というあちら側にあるお寺が所有するホールで、
設計者のアイデアで、アブローチに日本の竹をモチーフにしているのが特徴と、
口にしました。当然ながら日本語です。
すると、友人は、それらしいことを訳して彼女に伝えました。
ohーイエス。どうやら笑みを浮かべながら納得のご様子。 

この出来事は、さきほどのドーリックとあわせて、
隈さんつながりで私としてはちょっとうれしかった。
そして、さらりとカッコよく英語を話す年上のお友達もまぶしくて、
ひさびさに晴れた五月の爽やかさと共に心に残るワンシーンとして、
きっといつかまた私はこのことを思い出すだろうと、そんな気がしたのです。
もちろん達彦さんのすばらしかったライブが甦るのはいうまでもないのですが。

音楽と文学と美術と。

2006-05-22 20:50:41 | ・山本達彦ミュージック
昨日のライブの余韻にひたりながら・・・
ひとり静かに思い出しています。

昨日は、達彦さんの爽やかな色香がただよう・・
ライブだったと言ったのですが、
実は、私、とっさに隠してしまいました。
ちがうんです、本当は。本当は違うんです。
爽やかなという形容動詞はある意味ふさわしくはありません。
正直に告白すると、漂っていたのは実に刺激的で官能的な色気だったのです。
ピアノ・アコギ・エレキとプレイされている達彦さんは艶やかだった。
昨日のライブほど、私、『音楽』が聞こえてしまったことはなかった。
音楽とは三島由紀夫氏の、汐見和順氏の意図するところの音楽です。
もうそれ以上はお話しできません。
私はミセススノウですが、あくまでメンタルな意味での白い雪なのです。
なのに、達彦さんは、紅く染めようとされるんですもの。
やわらかく優しい笑顔に秘めたるミュージシャンの情熱の色模様。
困りますわ。
いえ、それをどこかで望んでいるのは事実なんですけど。
困ります。

最近、達彦さんは、寺田寅彦の随筆集などを読まれているそうです。
寅彦の別のペンネームが吉村冬彦だって。
お父様もお好きだったから、やっぱり好みが似ているのかなぁ、なんて。
ジャンルは文学より科学寄りのイメージがあります、私には。
地球物理学者の竹内均先生は確か寺田寅彦のお弟子さんでしたよね。
雑誌『ニュートン』の編集長でもありました。
もう亡くなられてしまいましたが、
高校生向けのテレビ番組「ハローサイエンス」にご登場されていました。
ついこの間のようになつかしく思い出されます。

バンドメンバーのパーカッションの山田さんこと、ともちゃんは・・
かなりの活字中毒だそうで、常に読む本がないとダメで、
もうすぐ読み終わるから、早く次の新しいのを準備しなければと思うらしいです。
詩や文語などの世界、達彦さんが「勉強会」しようか・・・
ぜひ私もその会に入れてくださいませ!
昔の、レトロなものを見直す話題から、インテリアや建築の話も出ていました。
そうそう、ほんと特に近代建築はロマンティックですわよぉ~。

ポップミュージックのシューレアリズム
♪パシフィック・ブルーのリアレンジはなんとも不思議な音がながれて・・
ダリもビックリ、って感じでした。

お衣装のポイントは、開いたシャツの胸元と、
大人の遊び心のある、メタリック仕様なベルト(特にカッコイイ後ろ★)でしたね。


タツヒココールの美学

2006-05-21 21:53:52 | ・山本達彦ミュージック
達彦さ~ん★
ライブでは、タツヒココールの美学があるんです。
もちろんみっちょるオリジナルです。
ワタクシ、キャリアのある常習犯ですから。

まず何より、思わずお名前を叫んでしまいたくなる、
その自然な心の発露、胸の高鳴りの極めつけを大事にします。
それは感激すると自然と沸きあがってくるものですね。
だけど、コールはライブ中一度だけです。
スキだからといって、何度も叫べばよいというものではないのです。
一回だけのいわば渾身の雄叫びです。

そして、一番大事なのはタイミングです。
曲が終わってからの、達彦さんの呼吸にあわせます。
達彦さんご自身、気持ちよくプレイされているのですから、
それをちょっとでも途切らせて邪魔するようなことがあってはいけません。
そんなことをしてしまうと、たちまちイキでも、スイでもなくなります。
細心の注意を払って、ぜったいマヌケなことをしてはいけません。
必ずや気持ちの高まりとズバリのタイミングがクロスする
ここだというピンポイントがやってきます。
そこを逃さずはずさず、そして気持ちよく・・達彦さ~ん★
と、キメます。
それが、私の掟、美学なのです。

その私の声が達彦さんのお耳に確かに届いて、
その後に「どうもありがとう★」を言っていただけたら最高です。
やったぁって、うれしいものです。

大阪の雰囲気はコールしやすいのですが、
まだまだおすましモードの東京マンダラですから、
多少の勇気と緊張感を強いられるのはしかたありません。
それでもやっぱり声が前に出ちゃうのです。
やっぱり達彦さんは、
愛しさをこめて、そのお名前を呼びたくなります。
これまでも、これからも、ずっと。




恋が僕をはなさない

2006-05-21 21:41:04 | ・山本達彦ミュージック
達彦さんのマンダラライブに行って来ました。
バンド編成は、さすがに織りなす音色があざやかです。
あぁ~ん、やっぱめっちゃヨカッタ。
アタシって、オンナだわ、って思った。意識したの。
達彦さんの爽やかな色香がただようライブでした。

特に♪Last Good-byeは、
ミラーボールをふんだんに使った(タツヒコ発言)のと、
妖艶な真紅のライトが効果的でワタクシ酔ってしまいました。
だって、あれはねぇ。

今回の私の目玉◎一番は♪PHOENIX ISLANDSでした。
ギターの弦をかきあげる達彦さんをみつめながら、しあわせ気分★。

♪愛していると 何度ささやいただろう
 ♪恋が僕をはなさない・・・

達彦さんね、白いシトロエン2CVを手に入れたんですって。
1987年製なんだけど、コンディションがいいんだって。
女性なら子犬とかフランスパンとか載せて走るんだろうけど、
でも、男だから甘くは乗りたくないんだよね。
シャープなモノトーンのモダンな白さ、それでいてアンニュイ。
それを自転車のように乗りたいなって、
かわいがってあげようかなーと思っています。だって。
うふふ、達彦さんらしいです。

アンコールの・・・
♪優しさが君の証だよと ピアノ叩き告げたいね

これはまさしく達彦さんのお気持ちとして、いただきますぅ。

どうもありがとうございました。

昭和の輝き 三信ビル1929

2006-03-30 21:47:19 | ・山本達彦ミュージック
Message from Tatsuhiko
 父の墓参りの帰りに、食事を兼ねて銀座へと向かった。目的は、今年の3月いっぱいで取り壊されることになった、1930年の登場以来76年間皆に愛され続けてきた日比谷にある三信ビルディングに最後のお別れをすることだった。
 一階にある洋食レストランでステーキを注文し、名物おじさん、おばさんと一言二言交わし犒う。子供の頃に僕の家庭でも使用していたお皿に料理が添えられ、その味はことさら暖かく優しかった。食後に一階のエレベーター(アールデコ様式)、二階の壁いっぱいに磨り硝子を使ったオフィス、それに壁や手摺など、この建物の中にある様々なフォルムや色彩をできる限り記憶の中に封じ込めようとした。
 古き良きものが失われてゆくのはとても悲しい。けれど、自分の心の中にある古き良きものへの尊敬と感謝の気持ちは失われることなく永遠に生き続けるだろう。


さすが達彦さん、よくご存じ、三信ビルにお別れに行ったんですって。
エレベーターホールでの貴重なお写真、感慨深いなぁ。
とうとうお別れですね。
さみしいです。

愛しい人

2006-03-18 16:01:56 | ・山本達彦ミュージック
昨日の達彦さんのブログメッセージから。

「随分と陽が長くなったものだ。
 西の空深くゆっくりと沈んで行く太陽を眺めていると、
 作りかけのメロディーを置き去りにして、
 黄昏と自分の間(はざま)に出来る淡い空間としばし戯れることがある。
 季節の変わり目は何故か哀しく美しい。」

やはり達彦さんはロマンティストなんです。そして、それが自然体。
だから彼を慕うファンも、おしなべて同じようなロマン派タイプが集まる。
達彦さんのもつ美意識に共感し、それごとぜんぶ愛しているといった感じ。


世の中の事象すべて、目に映るものであれ、心に浮かぶ何かであれ、
美しいと感じたことを美しいと素直に表現できる人がステキだと私は思う。
そんな人に心を奪われるし、愛しく想う。
私なりの愛を抱く。長い時間ずっと微笑ましく大切にしたいと思う。


MAY STORM

2006-03-16 23:06:08 | ・山本達彦ミュージック

    さりげなく花に隠れて
    すばやい くちづけを


              目をとじてあなたを描く
              まどろみ 浅い夢
              しなやかに肢体(からだ)かさねて
              しだいに すきとおる

                  詞・松尾由紀夫

MY FAVORITES

2006-03-11 10:52:44 | ・山本達彦ミュージック
♪ピアノメロディーだけのミスティレディー
スタッカートの和音、チャーミングとても可愛かった。

♪時には仔猫のように淋しく歌えよ~

歌ってイイの?
歌ってるよ、アタシ、
あなたのスキな仔猫のように、たぶん。

おはようって、言ったっけ。
でも、ここには軽やかにTATSUHIKO INSTRUMENTSが流れている。
それだけでしあわせな土曜日の朝。 No.fourty