剣道つよいよ、クラス委員 十四歳。
哀しいかな 同級生じゃない、母みたい・・じゃない。
それじゃ、この不思議な感覚、胸にほとばしる感情は何?
たった一日だけ君に逢っての今日の出来事。
胸に響いてほしい、心に届いてほしい、伝えたいって、いっつも思ってる。
だから、心を込めて語りかける、お話するよ。信じてほしい。
○○の気持ち わかってるよ。
○○のこと すごく大事だよ。
だいじょうぶ、大丈夫だよ。
だって、ミッチの、こんなちっぽけなミッチの
たったひとつ命懸けたあなたとのかけがえのない時間なんだもの。
心の気持ちの奥の奥の奥のところ、知りたい、どうなってるかなって考えてる。
何年か前に舞台で生で聴いた ♪真赤なスカーフ 感激で涙がこぼれた。
後日、歌い手の佐々木功さんにそのエピソードと感想を伝えたら、ご丁寧にお返事くださった。
「歌は大切な思い出と共にありますね」って、「ありがとう、これからも歌い続けます」って・・。
大好きだった も~り(森君)、もしももしもいつか会えたら、また歌ってくれるかな。
♪今ははるばる宇宙の果て 夢を見るのも星の中
マンダラのセットリストみた。
いいなー。いい選曲。
でも、わたしはもう行けそうにない。
ごめんなさい。
ミセススノウな思い出がどこまでも痛すぎるから。
あの世の海には達彦さんの名曲♪パシフィックブルー 持っていくと決めている。

私が両手をひろげても、
お空はちつとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(ぢべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすつても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがつて、みんないい。
金子みすゝ゛
お空はちつとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(ぢべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすつても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがつて、みんないい。
金子みすゝ゛
もうずいぶん前の話、帰りの会が始まろうとした時、後ろから子どもたちを見ていたら、ある子がずっとうつむいたままなので、どうしたのかなっと思って、のぞきこんで声をかけた。あら、本を読んでた。ページに文字少ない、詩集。「あたしとおんなじ名前なんだよ。」「あっ、そっか、そうね。」そして「大きくなったら詩を書く看護師さんになりたいの。」と続けて言った。この子はお父さんの顔を知らない。記憶に残る間もなく幼くして父を亡くしている。「すずちゃん(愛称)ならなれるよ。」ミッチは言った。ほんとうにそう思った。彼女は障害を持ってる子にもいつもいつも変わらずに優しかった。友達だよって、いろいろ手伝ったり助けてあげてた。意地悪何ひとつ言わなかった。お留守番できるからって、もう学童さんはやめたんですけど、こちらの心に残る子どもだった。