UD-501をしばらく使ってみたってことで、勝手に評価してみました。
なお、参考までに自分が試した中で最高の製品だと思ったD/Aコンバータ(Evo DAC)の評価も比較のため載せてます。
Evo DAC + Evo Supply | |
UD-501 + AI-501DA |
自分の評価は以下の通りです。
UD-501 | Evo DAC | 備考 | |
デザイン | 9.5 | 10.0 | 質感・デザインよし。惜しむらくは出力切り替え(RCA,XLR2,XLR3)が「menu」で行う点。パネルに切り替えスイッチをつけて欲しかった。 |
サイズ | 10.0 | 10.0 | USB入力&DACの複合DACとしてはこのサイズなら問題なし。 |
音質 | 9.5 | 10.0 | 音質はいいが、音の広がりが若干Evo DACに比べると劣る感じ。だだし、ヘッドフォンやPL100のような高感度なスピーカーで聴かないとわからないレベル。ちなみにS-81では全くわからなかった。 |
対応フォーマット | 10.0 | 9.5 | DSDネイティブ再生や24bit 384KHzのPCM対応など、最新のDACだけあって優秀。ただ、現在24bit 384KHzは使えないけど。 |
機能 | 10.0 | 10.0 | アップサンプリング、バランス出力時の位相切り替え、デジタルフィルタ切り替えなど、多彩。ただ、入力切替以外自分はつかわないけど。なお、Evo DACについては単品DACであり、音質重視のため機能を最低限にとどめたのではないかなと。 |
総合点 | 49.0 | 49.5 | やはりDACには対応フォーマットが一番大事でしょう。 |
以上を踏まえて、当方では自作PCのコアキシャルをEvo DACに接続、USBにUD-501を接続して、動画再生にはEvo DACを、FLACやDSD再生にはTeac HR Audio Playerを使用してUD-501を使用しています。
自分の環境では、プリアンプPM-11S2へのバランス接続とAI-501DAへのアンバランス接続を切り替えて使ってますので、いちいちMenuから切り替えを選択するのが面倒に感じました。フロントパネルに切り替えスイッチがあったら最高ですね。
あと、バランス出力時に極性を指定できるのはありがたいです。PM-11S2やC-600fは3番HOTですし、今でも3番HOTの機器はまだまだありますので。
あと、UD-501を使う上での注意点が一つ。
デフォルトではサンプリングレートが「2ch、24ビット、384000Hz」に設定されていますので、そのままではYouTubeや、Windows Media Playerで動画再生が正常に行えませんでした。
YoTubeは一般保護違反でこけるし、Windows Media Playerでは音声が再生できませんでした。
「2ch、24ビット、192000Hz」に切り替えることで正常に使用できるようになりました。
それと、基本的に、D/Aコンバータは音質がよくなると音が硬くなると思われるので、今回比較した2機種より硬くなるのはちょっと・・・、と感じますので、個人的にはこれ以上はとりあえず"ない"と思ってます。(ジッターが減っても硬くなるし。)
個人的にはこの手の機器はソースを忠実にアナログ変換できればよくて、味付けはアンプやスピーカーで行うべき、と思ってます。
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