マダムホーリーの毎日のご飯とぼやき日記

毎日作る料理をご紹介し、日々思うことをぼやいています。

文学学校の学友の方が天国へ行かれました

2021-09-04 10:27:35 | ぼやき日記

 大阪文学学校に通い始めて最初に声をかけてくださったのがIさんでした。入学した年の秋にガンが見つかり、抗がん治療をしながら通学されました。私よりも二十歳近く歳が離れていましたが、気さくな方で、小説だけではなくいろいろなことを教わりました。文学学校が終わった後も話が盛り上がり、梅田の喫茶店で夜まで過ごしたこともありました。文学集会では、クラスで出店して、卵焼き作りやおでんをご指導くださり、みんなで作って売ったりしました。懐かしい思い出です。

入院を繰り返すたびに、同じクラスのメンバーの方々同様、彼女は不死身で、きっと完治するはずと信じておりました。

コロナの感染対策のため授業がリモートになり、以前のようにお会いできなくなり、メールだけのやり取りになっても、いつか会える日を楽しみにしていました。

彼女の残した作品はいくつかありますが、特に素晴らしかったのは、おば様の生涯を描いた作品でした。戦前戦後を気丈に生き抜いた女性の姿は、衝撃を受けました。歴史的な資料としても価値があり、ぜひ本にして出版してほしいと願っておりました。

3月の終わりに東京の友人からすすめられた、小さいおうちという本は、戦前戦後を生きたタキさんという女性を描いていて、参考にしてほしいと、贈りました。

とても喜んでくださり、メールをいただきました。3年前に当時のクラスのメンバーで行ったお花見が楽しかったとおっしゃっていました。コロナが終わったらまたお花見に行きましょうと話していたのですが、叶わないまま、お亡くなりになってしまいました。

クラブハウスで出会った、島根の方のお一人、ユキさんがお住いの近くの東波子の海をバックにしたバス停の写真が今の私の好きな風景です。

メールではお送りできませんでしたが、きっと天国でご覧になって喜んでくださっていることでしょう。

Iさん見てください!

 

 

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