心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「ネコナデ」

2010-02-09 | 映画「な」行
一流企業の人事部長・鬼塚太郎(大杉漣)は、自分にも他人にも厳しい堅物人間。会社の
ためには非情な人事も厭わない冷酷な人物と恐れられていた鬼塚だが、秘かに胃痛に
苦しむ日々。ある晩、彼は公園で子ねこが捨てられているのを発見する。あまりの
愛くるしさに、思わず自宅前まで連れ帰ってしまった鬼塚。しかし、これまで自ら
ペット禁止と言ってきた手前、家族に打ち明けるわけにもいかず、悩んだ末に、会社の
研修用施設の一室でこっそり飼い始めるのだったが・・。



ストーリーの根本のところは、とてもシンプル。
一流企業の、皆から恐れられてる人事部長の鬼塚が、社長の命令に従い
次々とリストラを進めていくわけです。感情すら無いんじゃないか?と
思わせるようなクールな態度で、次々と社員のクビを切っていく彼。
でも、そんな彼も実はとても良い人で、芯が一本通っていて、
自分にも他人にも厳しい人だった・・というところでしょうか。
 
そんな彼だったから、社員のクビを切るのも、クールにこなしているようで、
本当はとても苦しんでいたわけで、偶然出会った猫ちゃんに、心身ともに
癒されていく・・というお話。でも、こんな風に書くとシリアスな雰囲気
漂う感じですが、コメディタッチだったので、なかなか楽しかったです。

でも、人物描写に深みはなかったし、偶然拾った猫ちゃんを、いくら家族に
示しが付かないからって家に連れて帰らないんだろう?あの家族なら
絶対にそんなお父さんを受け入れてくれるだろうになぁって、なんとなく
ちぐはぐな部分も。鬼塚部長の人となりも、一貫性がないというか、
ちょっと変かな?と思ったりするところもあって、これはやはり猫を見る
映画だったのかなぁ~と思いましたわ。
 
その猫は、そりゃもう可愛くって~! あんな瞳でじっとこっちを見られた
日にゃ、そりゃもう拾って帰るでしょ~! 
あんな可愛い猫が捨てられてるっていうことは、まぁまずないと思われますが(^^ゞ
でもね、その可愛らしい猫ちゃんも、思ってたよりも出演時間が
短いんですよね。だからって出てない時間に、鬼塚とかその他の人物の
描写が詳しくて、猫以外の部分に深みがあるストーリーかというと
そうでもなくて・・。どうせだったら、もっと猫ちゃんたちの
登場時間を延ばしてもらって、そっちで魅せてもらいたいかったです。

途中で出てくる“ヒラマヤン”も、病院に連れて行かれたというお話以来
ぷっつり出てこなくなって、あの後どうなったんだろう?って
よくわからなかったのも残念でした。

でも、ラストは良い感じで、鬼塚が社長に言った言葉や、決断した
態度にも納得。家族も、あんな鬼塚だったけど、夫として父親として
愛してるということがわかる描写がたくさんあったので、救われました。
強面な大杉漣が、猫ちゃんと接するときには、ふにゃぁ~、でれでれ、と
なってしまうところも面白かったです。
 
この鬼塚に拾われた子猫ちゃん、鬼塚トラっていう名前になっちゃうんですが、
今はときめくスコティッシュフォールドなんですよね。これはほんっと可愛い!
猫も飼ってみたいなぁと思ってる私なんですが、ロシアンブルーと
こっちとどっちがいいかな・・なんて夢想したりしたこともあります(^^ゞ 
でも、どんな猫ちゃんも可愛いんですよね。この映画に出てきた、実は
雑種だけどヒラマヤンという名前をいただいた猫ちゃんも可愛かったし♪

ストーリー展開としては普通な感じだったんですが、とにかく
猫が可愛かった・・という映画でした(^^ゞ

個人的お気に入り度2.5/5

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