心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「オフサイド・ガールズ」

2008-08-15 | 映画「あ」行
サッカーが国民的スポーツのイラン。男性はもちろん、女性の多くも大好き。だがイスラム教を
重んじる同国では、女性がスタジアムで男性のスポーツを観戦することが法律で禁じられている。
そんな中、2006年のワールドカップ出場がかかる大事な一戦が、首都テヘランで行われようと
していた。イラン代表にとっての大一番は、テレビでなく生で観戦したいと思う気持ちは女の子たち
だって同じ。男の子の格好をし、入り口で待ち構える兵士たちの目をかいくぐり、スタジアムへ潜入
しようと企むタフで果敢な少女たちが次々と現われるのだったが・・・。


2006年のワールドカップ出場をかけた重要な
イラン対バーレーンの試合。それを見たいがために
男の格好をして・・・ということだけは知ってたんですが、
これ、本当にまさしくその試合中にゲリラ(?)撮影で
撮られたものだったというのは知らなかったです。
そういう設定で、ちゃんと”作られた”映画かなと思ってたんですが
まさしくその試合中に、そのスタジアム内で撮ってたなんて
すごいなぁと思いました。

ということは、この映画、彼女たちが試合の経過を聞いて
一喜一憂するシーン、それに兵士が柵のところから試合を覗いて見て、
実況中継よろしく、試合の流れを言うシーンなどなどは、あれは即興
だったわけですよね~。それもまたすごいな、と見終わってから思いました。

そんなわけなので、途中、ちょっと間延びしてるかな~・・と
思うところもあったんですが、半分ドキュメンタリーのような
ものだったわけで、にもかかわらず、よくぞこんな風にま
とめることができたなと感心もしました。
勿論フィクションとして作られた会話、作られたシチュエーションもあり
そのあたりとの兼ね合いを上手く作ってありました。

女の子たちそれぞれが男の子の格好をしてるのが、
とても素敵だったんですが、こんな格好をしてると
ちゃんと個性が現れてて面白かったし、彼女たちかっこよかったです。

ゲートから上手く入れるのか?そこからどうなるの?と
ちょっとハラハラ・・・ 結局は即捕まっちゃうわけですが
そこから捕まえた兵士と彼女たちの掛け合いが始まります。
見張ってた兵士の一人は、かなり素朴で良い人風で
ちょっとだけ「迷子の警察音楽隊」を思い出したりしましたし
少女の一人に”どうしてスタジアムで見ちゃいけいないのか
説明しなさいよ”って言われて、困ってる彼も可愛かった(?)し
女の子は威勢良くてたくましいなぁ、とちょっと笑っちゃいました。

女の子が全部で6人捕まっちゃうんですが、もうちょっと
誰か一人を主人公風に作ってあっても良かったかなぁ、という
気もしました。最初にバスの中で映ってた、見るからにすぐ女性と
わかってしまう(^^;;) 綺麗な女の子が主人公かな~・・と見てると
そうでもなくて、威勢の良い子かな、と思うと、そうでもなくて
トイレに行きたがってた子かな、と思うとそうでもなくて・・・
まぁそれぞれが主人公ってことで見れば、それはそれで良かった
のかもしれないし、それぞれのキャラクターはしっかり作ってあって
みんな魅力的でした。

ちょっと中だるみ・・と感じたりもしたけど、映画を見終わる頃には
女の子たち、最後の方に出てくる少年、そして兵士たちが
とても愛しくなってきました。
この映画見て、な~んかイランが好きになりました(^^ゞ
しかし、このイラン対バーレーンの試合自体は全くといって良いほど
映らないので、少女たちだけじゃなくて、私も見たくなりました。
少女たちと一緒になって、見せてよ~!ってね^^

個人的お気に入り度2.5/5

オフサイド・ガールズ

ジェネオン エンタテインメント

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お国柄 (せつら)
2008-08-16 14:40:37
メルさんこんにちは!

この作品はお国柄が出ていて面白かったですね
イランでは男性と女性が一緒にいられる空間が
限られてるものね、それでも男装してでもサッ
カーが好き自分の国を応援したいと言う気持ち
が伝わってきましたね
返信する
せつらさんへ♪ (メル)
2008-08-17 07:50:09
ほんと~!お国柄が出てて、面白かったです。
ほんの一部だけだろうけど、イランのことがわかって
楽しめました。そうか、こうなんだ~・って。
サッカー観戦のこともそうだけど、その他
生活のほんの一片を垣間見れたし、そういう意味でも
楽しめました。
やっぱり好きということは、どんなことをしても
見てみたい、困難をも乗り越えて見たいものは
見たいんですよね~。その気持ちも充分伝わってきました。
ドキュメンタリーの部分を交えながら、こんな
映画をつくってしまうということにも驚いたし
感心したり。
ユニークな作品でしたよね♪
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