心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「かぞくのひけつ」

2010-03-14 | 映画「か」行
大阪、十三の商店街。女癖の悪い父(桂雀々)と、嫉妬深い母(秋野暢子)を持つ高校生の
賢治(久野雅弘)。付き合っている彼女、桜井典子(谷村美月)がいたが、未だ手もつなげず。
というのも童貞にもかかわらず性病に罹ったと思い込み、悶々と悩んでいたのだった。そうとは
知らない典子は、消極的な賢治にイライラ。ある日、賢治は母から父の監視を頼まれる。
案の定、若くて綺麗な女性と一緒の現場を目撃することに。その後、その女性、ゆかり
(ちすん)の後をつけた賢治だったが、ストーカーと誤解されてしまう。仕方なく素性を明かし、
父と別れてほしいと懇願するが、翌日、両親が営む不動産屋のアルバイト募集に、そのゆかりが
応募してきた・・。


大阪らしい雰囲気満載でした。場所の十三でしたし、シリアスにとらえれば
深刻にもなりがちな、旦那の浮気も、夫婦げんかも、まるで漫才を
見てるみたいな感じでした^^ でも、きっと大阪の人たちは、
私なんかよりももっとずっと楽しめたんだろうなぁって思います。
出てくる町もご存じでしょうし、出演者の方たちも、きっと大阪の方は
みなさんにもっと馴染みがあるんじゃないかなぁと想像いたしましたです。

特に私は存じ上げませんでしたが、テントさんって、なかなかユニークな
方で、きっとコアな(?)ファンの方たちもいっぱいいらっしゃるんでしょうね~。
彼の歌には参りました!(^_^;) 
でも、さすがに私も知っていた、九十九一さんを久々に見ることが出来て
嬉しかったですし、谷村美月さんを目当てに見たんですが、彼女も好演♪ 
個性の強い人たちの中に混じって頑張ってるなぁって思いました。

で、ストーリーは、どこにでもありそうな家庭だったけど、お父さんが
大の女好きというところが、ネックというかメインの家族で、嫉妬深い
お母さんとお父さんは喧嘩が絶えないわけです。が、この夫婦げんかも、
まるで行事みたいになっていたし、お母さんも“別れる、出て行く”と
言いつつも、本気でそう思ってるのかどうかはかなり謎。
やっぱり好きなんでしょうね~、この女癖の悪い亭主を^^

そしてその家族の長男の息子が主人公。バッチリ青春してましたが、
どこかお惚けなところがあって、描き方もコメディタッチだったので、
シリアス度はなし。谷村美月演じる彼女とのごたごたも、ある意味普通の
展開。全体的に、特に変ったところはなく、ストーリー展開も、内容も
普通の領域。でも、やはり違うところと言うと、ご当地映画というか、
この十三という町をしっかり描いてあったところなんだろうなぁと思いました。

この映画、何度も映画館がでてきたんですが、見終わって知った、
この十三にある単館系の映画館「第七藝術劇場」が05年に休館したのを、
映画関係の方々の出資で営業再開したとのことで、そういう理由が
あったからってことなんですね~。ここを舞台に映画を撮って、この映画館も
盛上げようってことだったようです。

そんなこともつゆ知らず見ちゃったので、ここが十三か~・・とか、
時々映る川沿いの風景とかを見つつ、へぇ~こういう感じなんだ~とは
思ったものの、知らない町なので、感慨も特に湧かず(^_^;) 
普通に見終わってしまいました(^^ゞ

大阪が舞台というと、少し前に見た「大阪ハムレット」はとても
楽しめたんですが、これは、普通に・・でした。
でも、登場人物たちのそれぞれのキャラクターは、みんな個性的だったので、
忘れられないかも・・と思いましたし、この独特の明るさがなかなか良かったです。

個人的お気に入り度2.5/5

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