心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「グローリー・ロード」

2006-11-30 | 映画「か」行
グローリー・ロード

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

このアイテムの詳細を見る

1966年のアメリカ大学バスケットボール界では、黒人選手は
1試合に3名しか出場させられないのが暗黙のルール。
ドン・ハスキンズ(ジョシュ・ルーカス)率いる弱小チームは
大学から勝つことを強いられていた。そんな中、ハスキンズは
NYのストリートバスケットボールに興じる黒人の若者のプレイに
心を動かされチームに引き抜き、チームは半数以上が黒人選手に。
当時では考えられない型破りなチームの快進撃が始まった・・・。

今では、ほとんどが黒人が占めてるバスケットボール選手ですが
当時は先発に黒人を入れるなんて!という風潮だったし
一般社会でもそうだったですが、バスケットボール界でも
黒人に対する差別はすごかったんですね~・・・。
ほんと今では考えられないです。
唾をかけられる、ジュースをかけられるなんて日常茶飯事だった
ようですし、トイレで白人に襲われる黒人選手のシーンは
やはりショッキングでした。

あれだけ優れた身体能力をもってるのに、ベンチを温めるだけ
だったりする選手がたくさんいて、それをドン・ハスキンズは
勝てるチームにするためにどんどん黒人選手をチームに入れ
先発もさせる、そして勝つ、画期的な監督だったんですね。

最初はチーム内でも 黒人と白人選手で揉めます。
実際はこの映画よりもすごかったのでは・・・と想像しちゃいました。
その彼らをまとめ、優勝へ導く監督のドン・ハスキンズの努力は
頭が下がりました。
特典映像で、本人も出て話をしてらっしゃいますが、やはりかなり
厳しい現実だったようです。

事実を描きだすということに関しては、説得力のある映画だったと
思いますが、映画的にはもうちょっとメリハリが欲しかったです。
以前見た「コーチ・カーター」もバスケを主題とした実話を元にした
映画でしたが、出来としてはそちらの方が良かったと思いました。

この映画のラスト、それぞれの人がその後どのように活躍したか
生活したかがテロップとともに出てきて、このパターンが
すごく好きな私ですので、満足でした^^

個人的お気に入り度2.5/5


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
実話 (せつら)
2006-12-02 18:38:10
今晩は、スポーツドラマ映画増えてきましたね、どれも実話のお話で
それだけにお話の説得力があるよね、この作品はまだ黒人選手を
主力メンバーに入れることすら出来なかった頃のバスケット映画でしたね
彼のがんばりが今のNBAを作ったと言っても過言ではないよね
彼が居なければジョーダンなど出てこなかったことになります
感動しました。
返信する
せつらさんへ♪ (メル)
2006-12-03 09:08:55
そうそう、最近実話ものでスポーツものの映画って
多いですよね。それなりに、みんな良いな、と思う私です♪
スポーツものに外れが少ないって思います。

ほんと、この彼の力がなかったら今のNBAは
なかったでしょうね~。感慨深いです。
いつか誰かが、これじゃ駄目だ、と黒人選手も
いれるようになったかもしれませんが、やっぱり
それを最初に、それもこの時代にやってのけた
彼って偉大だと思います。

TB&コメント、どうもありがとうございましたm(_ _)m
返信する
人種差別 (蒼い影)
2008-04-23 14:55:53
 アメリカって、白人至上主義なんですよね。すごく汚い言葉で有色人種を差別しますし、KKKなんて物騒な集団もありました・・・。レストラン、酒場、トイレなど白人と同席出来ない場所はたくさんあったようです。

「ザ・ダイバー」という映画では、暑さをしのぐため海で泳ぐシーンがありますが、黒人は泳いで良い日が決められており、それ以外は白人のためにだけ・・・、戦争中でもそのような風習は抜けていなかったんですね。

 この映画は、そんな習慣をぶっ飛ばし、全員黒人選手を出場させてしまう! しかも、実話だって言うので驚いて観てしまいました。
返信する
蒼い影さんへ♪ (メル)
2008-04-24 23:36:43
ほんとにね~・・・日本みたいにほぼ単一民族だった
ような国には到底計り知れない人種差別があって
いまだにその流れがどっかに潜んでて、時々
すごく噴出してくるんですよね~。
この映画の出来事があって、やっと黒人が
バスケで認められるようになったんですよね~。
ビックリですよね、今は黒人だけ、といっても
いい位、黒人だらけのバスケなのに。

ダイバーでもそうでしたよね。
ほんの数十年前までは、食べるところもトイレも
水のみ場も、なにもかも黒人用、白人用に
わかれてたんですもんね~・・・
友達が、まだ私が20のころにアメリカに行ったんですが、南部の方では、白人用のトイレに入るべきか
黒人用のに入るべきか迷ったと言ってた事を思い出します。
それからもう30年近く経ってますが(^^;;) (年がばれますが(^^ゞ)たった30年とも言えるし、ついこの前まで、と言ってもいい位ですよね~。
表立った差別は法に守られてるし、できなくなってるけど、やっぱり根底にはそういう気持ちがまだみんなにありますよね。
オーストラリアの白豪主義もすごいものがあるみたいだし。人種差別・・宗教の違い、いろいろ差別は
ありますが、それぞれが相手の事を認めるという
単純なことなのに、それが一番難しかったりしますね。
返信する