心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「ココ・アヴァン・シャネル」

2010-02-04 | 映画「か」行
ガブリエル・シャネル(オドレイ・トトゥ)は、姉エイドリアン(マリー・ジラン)と共に
孤児院で少女時代を過ごす。やがて、お針子仕事をする傍ら、姉と共にキャバレーで
歌を歌い、その時の持ち歌から“ココ”の愛称で呼ばれる。ある日、エティエンヌ
(ブノワ・ポールヴールド)という裕福な将校と出会い、愛人関係となった彼のもとで、
上流階級の社交界も知るガブリエル。ところが、歌手の夢は潰え、愛人に留まるだけの
エティエンヌとの生活も次第に陰りが見え始める。しかし、この時ガブリエルには
裁縫の独創的で類い希な才能が芽生えていた。そうした中、彼女を理解するイギリス人の
実業家ボーイ・カペル(アレッサンドロ・ニヴォラ)が現われ・・。


 
もう少したくさんココ・シャネルがデザイナーとしての活躍をする
部分があるのかなぁと思っていたんですが、その部分はほんのちょっぴり。
ほとんど彼女の恋愛関係の描写で終わってました。デザイナーとしての
彼女と、この映画に描かれていた恋愛の部分が巧く絡んでなかったかなぁ
という印象でした。

彼女がどんな風にしてデザイナーになっていったかという部分は、
大ざっぱではありますが、わかりましたし、デザイナーとして成功する以前は
こんな感じだったんだということは、通り一遍には描かれていたので、
その部分を知ることはできました。

“そうか、シャネルが生まれなかったら、現代の女性というものは
なかったかもしれないんだ・・”ということは痛感しました。
彼女が考え出したような服装がなかったら、とうてい女性は働けなかった
だろうなぁって。ファッション史というものにとんと疎い私ですので(^_^;)、
普通の女性よりもこの映画で知り得たことが多かったんだろうなぁって思います。
 
彼女が動きやすい、当時では男性のような格好を生み出さなかったら、
女性は仕事は出来ないのは当然ですし、人形のような綺麗なお飾りにしか
過ぎなかったんですね~。まぁ彼女がいなくても、いずれ女性が社会に
進出すれば、当時のような服装はなくなっていたとは思いますが、
ずっと遅れていたのかも。

ただ、内容は軽いんですよね。登場人物に重みが感じられず、
実話が基になってるというのに、嘘っぽさすら感じられる薄さ。
さらさら~~~っと表面を撫でていったと言う印象で、そこが残念でした。
オドレイ・トトゥもとても素敵な女優さんですし、彼女のちょっと
現実離れしたような雰囲気が良さでもあるんですが、その部分が余計に
この映画では裏目に出ちゃったかなぁという感じ。
 
予告編を見て、なかなか面白そう、良さそう・・と思ってたんですが、
予告編のような本編でした(^^ゞ なんというかココ・シャネルの成功までの
ダイジェストという作品でしたので、そのまたダイジェストである予告編に
ちょっとプラスアルファしたかな、という印象。

もうちょっと成り上がっていく(?)彼女を見たいので、これはやはり
「ココ・シャネル」も見てみなくては・・という気持ちになりました。
どっちかだけでも良いのかな?って思ってたけど、そうはいかないようで(^^ゞ

個人的お気に入り度2.5/5

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いわば青春編 (tak)
2010-02-06 10:36:27
メルさん こんにちは。

オドレイ・トトゥのファンとしては観ておかないと・・・と思ってました。もちろんシャネルスーツを生み出した過程だとか創作の秘密に迫る内容を期待してました。「ココ・アヴァン・シャネル」は、若き日の恋愛にスポットが当てられた物語。「青春編」みたいなもんです。そうしたシャネル自身への興味を満足させてくれる内容ではなかったですよね。そっちはシャーリー・マクレーン版の「ココ・シャネル」がバッチリ伝記映画になってますので、そちらがいいかと。両方観て思ったのは、「ココ・シャネル」で知識を得てから「ココ・アヴァン・シャネル」を観るのが正解なのかもしれません。

とはいえ、オドレイは相変わらず美しいし、映像も綺麗なのでそちらは満足しましたが。マリー・ジランが共演しているのも嬉しかったですね。

そう言えば、
オドレイ・トトゥが出演しているシャネルNo.5のCFがとっても素晴らしい!
http://www.youtube.com/watch?v=6ljQDJ4EILc
Unknown (vic)
2010-02-07 01:14:05
そうですね、彼女がいなかったら...って、考えませんでしたけど
言われてみれば、もっともっと歴史は変わっていたんだろうな~。

今、当たり前のように着ている女性の服も、多くは彼女が考えた物がベースになったりしていますね。
takさんへ♪ (メル)
2010-02-07 07:58:30
takさん、こんにちは~☆^^

そうそう、オドレイ・トトゥのファンでしたら、必見ですよね^^
私も好きですし、主人はもっと好きなんですよね(^ー^* )フフ♪

私もシャネルスーツを生み出した過程とか期待してたんですが、その片鱗はわかりましたが、この映画では若き日の恋愛にスポットが当たってましたよね。
それはそれで良かったのですが、ふわふわした感じ(?)で、それぞれの人物像が深く響いて来なかった感じがしたのが、ちょっと残念でした。

そうそう、マリー・ジラン。良かったです~!
先日、未公開映画の「レディ・エージェント」でも大活躍の彼女で、見たばかりだったので、あ~また見ることが出来た♪と嬉しかったです。

そっか、「ココ・シャネル」を先に見た方が良かったんですね~。
いまだそちらは未見なんですが、なるべく早く見たいと思っています。

>オドレイ・トトゥが出演しているシャネルNo.5のCFがとっても素晴らしい!

うわぁ~!
ほんとだ~~~~~!!!
素晴らしい!!! いやぁ、Youtube貼り付けて下さって、本当にありがとうございます♪
素敵~♪良いわ~~~~♡
どっぷりCFに浸りました。
お気に入りに入れておきます^^
教えて下さって、感謝感謝です♪
vicさんへ♪ (メル)
2010-02-07 08:49:32
vicさん、こんにちは~☆^^

そう、彼女がコルセットから女性を解放し、動きやすい服を作らなかったら、その後の社会はどうなってたんだろう?って考えちゃったんですよね(^^ゞ

でも、遅かれ早かれ、彼女がそうしなくとも、だれかが現代の女性のファッションに近いものを作り出したんでしょうが、少し歴史は遅れてたかも・・と思いました。

雰囲気は良かったんですが、全体にふわふわしてる感じがして、もうちょっとじっくりそれぞれの人となりが描いてあったらなぁって思ったりもしました。