心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「ダイヤモンド・ラッシュ」

2010-02-17 | 映画「た」行
1960年、ロンドン。業界随一のダイヤモンド商社、ロンドン・ダイヤモンドに勤める
ローラ(デミ・ムーア)。女性というだけで出世の道を閉ざされ鬱屈していた彼女に、
夜勤の老清掃夫ホッブス(マイケル・ケイン)が話しかけてくる。何と彼は、
不満やるかたない会社に一泡拭かせる為に、金庫に眠るダイヤモンドを強奪しようと
持ちかけてきたのだった・・。



実話ベースのお話とのことで、へぇ~!こんなことが実際にロンドンで
あったんだ~!!!とビックリ。ロンドンって、「バンク・ジョブ」での
銀行強盗しかり、この映画でのダイヤモンド強奪しかり、こういう
大きな事件がかつてはよく(?)あったんですねぇ~。
でも、「バンク・ジョブ」みたいに強盗アクションではなく、あくまでも
人間ドラマがメインだったです。そして静かに進む犯罪・・。
劇場未公開にしては、なかなかの出来だったのでは・・と思いました。

冒頭、デミ・ムーアとはわからなかったんですが、相当に年老いた女性が、
女性記者にインタビューされる・・という場面から始まり、そこで
過去への回想モードへ。そこでやっと、ほぉ~、この老齢の女性は
デミ・ムーアが化けてた(?)のか~とわかりました。
そのインタビューのシーンで、ドーンと大きなダイヤモンドを見せる
デミ演じるローラ。このダイヤは盗んだのよ・・というところから始まり、
いやが上にも今後の展開に興味津々で見始めました。

完璧とも思えるロンドン・ダイヤモンド社の金庫。でも、そこには盲点が・・。
そしてどうしてローラが掃除夫ホッブスに協力することにしたのか、
なぜホッブスはそこまで周到に用意してこのダイヤモンドの強奪をしようと
していたのか・・という人間ドラマ、人間の感情の部分の描写が
興味深かったです。冒頭の部分だけ見た時は、ローラが主犯だと
思ってたんですが、違ってました。

この当時、女だてらにローラのように仕事が出来る人はあまりいなかった・・
そして、女だからと仕事も昇進も制限されてるわけで、そのあたりの
彼女の心理描写と、どうやってダイヤを強奪したんだ?というその過程は
ワクワクしながら見ることができました。ただ、わかってみれば、
あ~・・そんなことだったわけね・・という、割と普通(?)な
トリックだったんですけどね(^^ゞ まぁ現実にあった事件なんですから、
そんなに突拍子もないものではないというのは納得ですが。
 
大きな山場というか、迫力のあるシーンがどーんとあるわけじゃ
なかったので、バンク・ジョブとかに比べると、淡々とした感じで
終始しましたので、もうちょっとメリハリがあれば・・という気もしました。

この主演の二人、デミ・ムーアとマイケル・ケインが
期待通りとても良かったです。特に私の好きなマイケル・ケインは、
どういった役でも上手く演じられるなぁとまた感心したし、得意げな表情、
悲しげな表情、ニヤリとする表情、みんな素晴らしかったです。

そんなわけで、内容と展開は飛び抜けて面白いというわけでは
なかったんですが、マイケル・ケイン演じるホッブスがこの犯罪をするに
至った動機の部分が一番面白かったです。それがマイケル・ケインの
演技の巧さとあいまって、特に独白の部分は良かったです。
ベタと言えばベタでしたし、地味~な作品だったですが、
丁寧に作ってあったという印象でした。

個人的お気に入り度3/5



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小米花さんへ♪ (メル)
2010-02-18 09:27:53
そうそう!盗み方が、かなりアナログでしたねぇ~(^^ゞ
年代もかなり前ですし、実際にあったことですから、そんな突拍子もないようなことではないだろうとは思ってましたが、あまりにも普通?!(^_^;)
でも、それがわかるまで、一体どんな方法で?とワクワクしてみることが出来たのも事実です。

で、やはりマイケル・ケインですよね~(*^^)v
素敵&とっても巧い!
細かなところにも彼らしい演技の巧さが光っていて、さすが・・と思いました。
デミも素敵でしたが、仰る通り、マイケル・ケインの相手役としては普通でしたかね(^^ゞ
化け方は見事でしたが、あれはメイクさんのなせる技・・ですもんね^^
返信する
実話にビックリ (小米花)
2010-02-18 00:05:57
盗み方がアナログというか、古風というか、実話ってこういう事よねって感じでしたね(笑)。

マイケル・ケイン演じるホッブスが最高でした!
デミも老けメイクが最高!
でも、マイケル・ケインの相手役としては普通って感じでした。
返信する