楽器を弾いたらサヨウナラ そして さかなに出逢う

2021-08-04 19:59:19 | 音楽
ゴールデンボンバーのツアーファイナルが終わって、
一週間以上経ってしまいました。
 
ネタバレ禁止で始まったツアーの最初は3月。
ファイナルだけでとんでもない情報量なのに、
これまでのことをどうまとめたらいいのか。
途方にくれているうちに。

でも人生のひとつの山場であったミドリバースデーも終わり(なにごと)、
一息ついてやっと書くぞと。

ファイナルの様子と公演内容は、
Real Soundに載っていた、藤谷千明さんの記事が読んだ中で一番わかりやすく、
漏らさず書かれていると思ったので、
それを貼っておきます。
やっぱり愛がある!↓
ゴールデンボンバー、観る者を全力で楽しませる変わらぬ安心感 『楽器を弾いたらサヨウナラ』ツアーファイナルレポ
ミスターインドのお写真もすばらしい!

以下は参戦したライブの思い出をちょっとずつ。



初日、府中昼公演前の会場です。
当初の公演から延期になり、席も再度振り替えがあったり、
払い戻しもあるし、
その事務作業だけでどれだけ気を遣って大変だっただろうかと、想像するだけで泣けちゃう。
チケットのアプリがはじめてのものだったのでちょっとドキドキ。
でも意外とスムーズでした。

キャパは半分にして1日2公演、というやり方を決めたので、
時間の都合上、いつもの「演劇」と休憩タイムの「動画」がなく、
短いライブなのだけど、
何しろ1年ぶりの生のゴールデンボンバー。
目の前に鬼龍院さんが現れたのを観た時は、
「これが感無量っていう気持ちなのか」

「もっとメジャーな人たちの動きが、自分たちのライブ活動再開の目安になる」
というような発言をしていた鬼龍院さん。
世の中で、業界での立ち位置や振る舞いが、
どうであるのがバンドにとって最適なのか常にはかっているので、
先に飛び出し過ぎても誰にも得がないと考えていたんだろうなー。

それでも、お客さんが半分以下なら。
何人以下なら。
という基準が出来たことでライブが出来るありがたみも繰り返し語っていたので、
やっと、「これならやれる」というところまで来た、
そんな初日だったと思うのですが、
見つめる私たちも、
ステージの上のメンバーみんなも、

「はああ!本物だ!リアルだ!」

という空気に溢れていて、
あのときのことは忘れられません。


最後、
「さらば」では滂沱の涙。
その前まで茶番を見ていたはずなのに…。
しかも歌に感動しまくっている途中から、
また喜矢武さんに電流が走ってて、
私は一体、何を見せられているのか。







千葉公演のポスターです。
同じものを見ているのに、またも「さらば」でぼろぼろ。





ホールからアリーナに移り、
やっと完全体が見られる7月。
桜木町のぴあアリーナMM。
これは24日の朝の空で、暑そうということを表したくて撮った気がする。













その日の帰り。
駅までの道で撮った写真。
月が出ていて、みんなカメラを向けていました。





そしてファイナルの帰り道。
友だちが観覧車に何か映し出されているみたい、と教えてくれたので、
少し寄り道。
東京オリンピックのピクトグラムが次々と描かれていました。

アリーナ公演で演劇を見て、
いつものくだらなさはそのままに、でも、そう来たか!って思いました。
いつも男同士の「ゲイドラマ」を繰り広げているのは、
恋愛ものがやりたいんだけどメンバーが男しかいないから、
しかたなくそういう展開でやっている、
そんな説明を前にしていたけれど、

最近、性別にそんなにこだわらなくてもいいのでは?
という理解が広がりつつある中で(とはいってもまだまだだろうけれど)、
「ゴールデンボンバーはどう表現していくんだろう??」
って思っていたのです。
そしたら、ゲイドラマの味わいはそのままに、
でも主人公の鬼龍院さんは「ゲイであることを高校生活のあいだは隠しておきたい男子」という役で、
相手役の喜矢武さんはゲイでありつつ吸血鬼(かっこよかったんだこれが)、
からかいがちな同級生の淳くんと研二さんは、実は付き合っていた、
という設定で、
セリフの中にさらりと「今の空気」を送り込んできたあたり、
さすがだなと思いました。

そして最後。
「ファイナルはいつも特別だけど、
今年はやっぱり、つらかった分、いつもとは違うよね」
という言葉は、語る鬼龍院さんも本当にしみじみと、心の底からにじみ出てきたものなのが伝わるし、

自然と、拍手が鳴りやまなかったなんて、
初めてだった。

そんないい雰囲気のなか、
「みんなを勇気づける曲は、、、
書けませんでした!」
と、
「おさかな地獄」
を急に聴かされたんですから!
何このビジュアル!?魚魚魚!?
そしてなんでこの無駄にいい曲なの…。

爆発的バカバカしさと「こういうことやらしたら天才的」な作品力で、
「わたしは、、わたしはなにしにきたのだろう???」とみんなを戸惑わせまくって、
無事、終演しました。

「楽器を弾いたらサヨウナラ」の意味は、冒頭と最後にわたって流された動画に答えがあったのだけど、
「生演奏を徹底的に毛嫌いする鬼龍院」という役どころで、
鬼龍院さんがスタッフやメンバーにキレたり凄んだりするシーンがたくさんありました。
動画の中で結構こういう「嫌な奴」を演じることが多いように思うのだけど、
私はこの、冷たく恐ろしい男をやってる時の鬼龍院さんが好きなんですよねー。
「絶対、こういう部分持ってるよな!!」って思いながら、
いつもニヤニヤしています。

そしたら、案の定、
ファイナルの夜にやった、メンバーがネタバレを語るニコ生で、
「おさかな地獄」のリハの時に、鬼龍院さんがあれとおんなじ状態になってたよね!
というネタが。
最後にステージに寝そべる鬼龍院さんを天井から映し、
周囲におもちゃの魚がびちびち跳ねているシーン。
魚は、振動で跳ねる仕掛けだったそうで、
最初のスタッフさんからの説明ほどには
跳ねていなかったのを見た鬼龍院さんが、
「今10匹中2.3匹しか跳ねてなかったよな、10匹中8匹くらい跳ねてないと意味ないんだよ!!」
とキレていたというエピソード、最高でした。

本番は舞台の下から、スタッフさんが床を「どん!どん!」と叩いていたそうです。
シュール!
皆さん、本当に、お疲れさまでした!!!!






そしてこれは、
鬼龍院さんのバースデーグッズ「鬼龍院しょうゆ」のメーカー
タケシゲ醤油で出している、
「にんにくポン酢」。
これが人気商品なんだよって友だちが売ってるお店まで教えてくれたのに、
行った時にはもう売り切れていたんですよね。
テレビで紹介したとかで。
それを嘆いていたら、24日に急遽参戦を決めたその友だちが、
わざわざ持ってきてくれたのです!
嬉しくて早速使ったのですでに減っている写真で申し訳ない…。
ありがとうございます、これはおいしい。
ニンニク臭くはなくて、コクだけがプラスされている感じで、
すっぱさもそんなにありません。
ゆで卵やキュウリを漬け込んだり、普通に肉や野菜にかけたり。
…ってなんの話になってるんだか!(一時は通販もストップしていたのが、再開したようです)



いつもは客席を舞う金テープが、こうやって小分けにされて椅子席の背もたれに貼ってあったのを見て、
「ここまでしてくれるなんて…」
と、本当に頭の下がる思いでした。
千葉公演のときのにはなぜか「200」の付箋。
でも、絶対もう1袋あるはず。だって5公演行ってるもん。
どこ行った。




というわけで長くなってしまったけれど、
なんとも印象的で感動的でさすがゴールデンボンバー、としかいいようのない、ツアーでした。
実はまだ神戸公演が延期になった関係で残っていて、
どういう内容でやるのか、それも興味深いです。

ですが私のツアーはいったんここでおしまい。
2021年、悪いことばかりじゃないです。


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