Kotokaの引退

2018-03-07 20:26:42 | プロレス
昨日、
DRAGON GATEのKotoka選手、引退試合でした。


いや恥ずかしながら全然知らなくて。
前回観戦した1月後楽園のあとに発表されたのですね。

KotokaはデビューしたときはDRAGON GATEで一番小さな体格だったのでは…?
現在のプロフィールで見ると164cmです。
(今はもっと低い選手がいる)
綺麗な顔立ちでタレント事務所にも所属して、ちょこちょこテレビにも出ていたけれど、
レスラーとしてはいかんせん怪我が多く、
ブレイク出来そうでなかなかしきれない、
そんなイメージがありました。
デビューから10年、まだ20代での引退は志半ば、という感もあるだろうけど、

最後各選手から、一言ずつメッセージの中、
「ずっと怪我に苦しんで来てたから、その姿をもう見なくて済むのは少しほっとしてる」
そういう言葉があり、

何を言っても本人にしかわからないことばかりだろうけど、
ああ、ほっとしてる、っていうのはあるのかもな…
って感じました。

いつのまにか弟がデビューしてて!
最後はやりたくて未だ出来ていなかったという、
兄弟でのシングルマッチ。
ひと試合終わったあとの急遽決まったものなので、
兄はお疲れのボロボロでしたが、
でもさすがプロレスラーって、
何故か戦っているうち回復して行くんですよね!

デビューしたてでまだ線の細い弟、最初は元気ありましたが、
やはりそこは兄のキャリア10年の重みを見せてもらった…。
どんどん攻撃にキレが戻って来て、最後は弟をフォール。
やり切ったという気持ちがあるなら、弟に託せるだろうし、
二人それぞれのこれからを応援したい、
ただただそう思います。


実はちゃんと引退試合のある選手ばかりじゃない。
いつのまにか、どこへ行ったのか?
という人も多い。
それはそれでまた、アリだとも思うけれど、
客席いっぱいの『Kotoka』ってメッセージボードに囲まれて、
満たされた顔をしてレスラーを終われるのって、

ちゃんと区切りがつけて幸せなのだろうなと思いました。

おつかれさまでした。
これから先の方が長い。
やりたいことをやって、
もっともっと幸せに。

「こんな俺でもレスラーになれたのだから」と言う、
小さな身体で戦ってきたレスラーに勇気を貰った夜でした。

出来ない、と思ったその瞬間に出来なくなってしまうんだろうな。
どうすれば出来るだろう?と考え続けよう。